感動したり、心ときめく小説が読みたい。映画化で話題の小説を読みたい。読み継がれる名著を読みたい。
小説を読みたいと思って、思うばかりで、一向に…と言う方は多いのではないでしょうか。
こんな状態を、何年、何十年と続けているなら、是非お勧めしたいのが「Audibleの聴き放題対象本の聴く読書」。はじめてなら通常30日間無料(以降、1ヶ月定額1,500円)で何冊も読書が可能です。まずは、無料体験や特別価格キャンペーンの適用期間だけでも、徹底的に耳で読書をおすすめしたい。
Audibleでの聴く読書に最も適したジャンルは「小説」。Audibleの読まれた本ランキングも小説が上位を独占しています。
聞く読書ならラジオドラマのように読みたかった小説に楽しめる。プロによる朗読はひとの心に染み入り、また、映像とは違う空想・妄想がさらに物語の世界観を広げてくれます。
本記事では、簡単にAudibleの利用法・メリットについて紹介した上で、Audible聴き放題対象本のおすすめの小説を紹介します。
目次
- 1 「Audible(オーディブル)」は忙しい人に最適な耳で聞く読書
- 2 Audibleで読まれている本ランキング
- 3 紹介する本のジャンル
- 4 今月の読了本からのおすすめ(5月)
- 5 芥川賞・直木賞・本屋大賞など「文学賞受賞作」
- 6 深く考えさせられる「社会派小説」
- 7 号泣・やさしい涙が流れる「ヒューマン小説」「感動小説」
- 8 先が知りたい!「ミステリー小説」「ホラー小説」
- 9 前向きな気持ち&やる気に「自己啓発小説」
- 10 ビジネスマンの心を熱くする「ビジネス・企業小説」
- 11 読み継がれる「国内文豪小説」
- 12 世界的ベストセラー「海外文豪小説」
- 13 さあ、Audibleで読書を始めよう
- 14 耳読はメリット大!私の読書術
- 15 最後に
「Audible(オーディブル)」は忙しい人に最適な耳で聞く読書
Audibleは12万タイトル以上が定額聴き放題になる会員型の月額サービス。Audible会員になれば定額聴き放題対象の本なら何冊読んでもお値段変わらず。
Kindle本比べて発行数は少ないですが、毎月、続々と対象本が増えています。聴けば聴くほどお得な神サービスです。
最初の30日間は無料体験を開催中。無料期間中に解約すれば料金はかかりません。2か月あれば、読書習慣もつきます。利用しない手はありません!
Audibleで読まれている本ランキング
冒頭でも述べたように耳で聞く読書Audibleと最も相性がいいのは「小説」です。
Kindle本の読み放題サービス「Kindle Unlimited」では読み法対象となっていない本も、Audibleで聴き放題対象となっているものがたくさんあります。
2023年 Audibleで最も読まれた本ランキング
2023年のランキングは以下の通り。全ての本が、Audible聴き放題対象本です。※2022年11月19日~2023年11月18日までの視聴データをもとに作成
#1 ハヤブサ消防団 池井戸 潤 | #2 汝、星のごとく 凪良 ゆう | #3 同志少女よ、敵を撃て 逢坂 冬馬 | #4 正体 染井 為人 | #5 正欲 朝井リョウ |
#6 ザリガニの鳴くところ ディーリア オーエンズ | #7 騎士団長殺し ―第1部 顕れるイデア編(上)― 村上春樹 | #8 火車 宮部みゆき | #9 爆弾 呉勝浩 | #10 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編 村上春樹 |
ビジネス書に比べて、得るものが少ないと思っている方も多い小説ですが、そんなことは全くありません。事実、私は小説から様々な深い学びを得ています。
小説で様々な人生を追体験!人間の本質に触れられる
小説は、単にストーリーが面白いだけではありません。人の感情の移ろうさまが、「人間とはどんな生き物なのか」を知る大きな学びにもなる。そして、様々なことに興味関心を抱くきっかけにもなります。
読書習慣化のきっかけになる
読書習慣のない方が、はじめからビジネス書を紙の本・Kindle本など文字で読むのはハードルが高いです。しかし、小説✕耳読なら心理的・時間的障壁も少なく始められます。面白い小説に出会い、本が面白いと思えるようになれば、読書も習慣化します。また、小説で興味を持った内容をより知りたくなれば、ビジネス書・実用書などにも手が伸びていきます。
ちなみに、全く本を読まなかった社会人1年目の私が本好きに転じたのも、同僚が本を読むきっかけにと「ミステリー小説」を貸してくれたことでした。
紹介する本のジャンル
前置きが長くなりましたが、ジャンル別にAudible 聴き放題なおすすめ小説を紹介します。
・芥川賞・直木賞・本屋大賞など「文学賞受賞作」
・深く考えさせられる「社会派小説」
・号泣・やさしい涙が流れる「ヒューマン小説」「感動小説」
・先が知りたい!「ミステリー小説」「ホラー小説」
・前向きな気持ち&やる気に「自己啓発小説」
・ビジネスマンの心を熱くする「ビジネス・企業小説」
・読み継がれる「国内文豪小説」
・世界的ベストセラー「海外文豪小説」
今月の読了本からのおすすめ(5月)
読了本からのおすすめです。
はなとゆめ
清少納言が敬愛した一条天皇の皇后・中宮定子との出会いと束の間の栄華、そして、権力を掌握せんとする藤原道長との政争に巻き込まれ没落していく様を、清少納言の目線で描いた歴史小説。
定子との出会いで、人生が輝き出した納言。しかし、華に酔いしれる日々もつかの間、権力を求めた一族の争いに巻き込まれ、運命は翻弄されていく―。
亡き定子を想い、清少納言は祈る。そして、夢を見る。定子が愛した「華」のすべてが、千年後も輝き続けてくれるようにとー。
清少納言が、いかに定子を敬い、愛したかに心震える。読了後、私の『枕草子』の見方をガラリと変えた感動作!
スピノザの診察室
シングルマザーの妹の死で1人残された甥と暮らすために、将来を渇望された「凄腕の医師・雄町哲郎」は大学病院を去り、町医者として働く決意をする。タイトルの「スピノサ」は「神は万物の内に宿る」という思想を持つオランダの哲学者。町医者・哲郎町は苦悩を背負う患者一人一人を尊重。患者それぞれの心の「神」を見出し、患者の人生・価値観も尊重した医療に努める。医療には限界があり、時に厳しい現実を患者に伝えなければならないこともある。しかし、哲郎の言葉には温かい愛情と深い洞察がこもる。患者の心に火を灯し、人生を豊かに生きる希望を与えていく。
感動的なラスト。是非、様々な境遇の登場人物に共感し、生きる勇気をもらってほしい!
一人称単数
なお、タイトル「一人称単数」を連想するストーリーが出てくるはずだと読み進めると、読了後、タイトルの意味は何だったんだと?謎に包まれる。8編はそれぞれ、「私は」「僕は」など、話し手自身の語り、つまり、一人称単数で展開する。
私が最も気に入ったのは、しゃべる猿との出会いと告白を描いた「品川笊の告白」。不思議な世界観、そして、妙に大人で思慮深く、慎ましい猿の告白が、実にいい。
芥川賞・直木賞・本屋大賞など「文学賞受賞作」
良い小説を読みたいとお考えなら、芥川賞・直木賞・本屋大賞をはじめ賞を受賞作を読んでみるのはおすすめです。自分の好みはありますが、良い本に巡り合う確率は大きく高められます。
成瀬は天下を取りにいく
主人公 成瀬あかりのキャラの圧倒的存在感に、読者は心つかまれる!誰の目を気にすることなく、誰の意見に左右されることなく、やりたいことを宣言し、行動する、その生き様が爽快!カッコいい!毎日、世間を気にし、空気を読んで、やりたいことを諦めている人は、「成瀬のように、私も私らしく生きたい!」という気持ちが湧き上がるはず!
そして、作家・宮島未奈のストーリー戦略のうまさにも感嘆。これ読んだら、滋賀県民・膳所ジモティーは、絶対、この本「推し」になるでしょ!ストーリーに登場するスポット、私も行ってみたくなった!既に「聖地化」して盛り上がり中(笑)
八月の御所グラウンド
京都を舞台にした、女子駅伝に挑む女子高生と真夏の草野球に駆り出された大学生の青春物語。現実と過去、さらに、京都の美しい情景・歴史がクロスして、独特な世界観を生み出す。登場人物がスポーツに汗する姿が目に浮かぶような豊かな表現も堪能したい。
直木賞受賞作となった「八月の御所グラウンド」は、読んでいると、お盆、大文字のころの京都の暑さが伝わってくる。悲しい歴史を背景としているにも関わらず、全く重さがなく、ほっこりと穏やかな気持ちで読了。
正欲
ハンチバック
背骨が極度に湾曲する重度障害者の釈華。「ハンチバック」とは、せむし。背中が曲がったこと人のこと。親が残したグループホームでお金に不自由はないが、行動の不自由、身体的苦痛、社会的疎外感に苦しむ姿が徹底的に障害者目線で描かれる。
健常者であることは「特権」。トイレ・入浴さえ自分できず、人に恥部を晒すことが、どれほど自己肯定感を侵害するか…
中でも本作が描くのは「障害者の性」。釈華の夢は「普通の人間の女のように妊娠して中絶すること」。この夢を叶えるために釈華がとった行動は!?
作品は短編。しかし、文学作品として、いろいろ考えさせられる。ラストをどう読むか?健常者特権に対してだけでなく、神・宗教・フェミニズムにも「暗」に物申す作品。人によって作品に対する評価は分かれると思われるが、読んでみる価値あり。
同志少女よ、敵を撃て
久々にすごい新人が出てきたと話題。さらに、ロシアによるウクライナ侵略が続く中、銃を撃つとはいかなるものか、映画を観ているかのような緊迫感ある数々のシーンに、多くの人が息を殺して読んだと感想!
おいしいごはんが食べられますように
多様な価値観が混在が渦巻く現代社会における、職場のままならない微妙な人間関係を「食べること」を通して描く傑作。
日常生活の中にある、人の冷たい感情や歪んだ感情。リアリティがあるが故に、ある種の恐ろさを感じてしまう。
夜に星を放つ
ブラックボックス
黒牢城
本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。
歴史小説好きにおすすめしたい!
テスカトリポカ
対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走した麻薬密売人のバルミロ・カサソラ。潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会うが… 人間は暴力から逃れられるのか。心臓密売人の恐怖がやってくる。
推し、燃ゆ
むらさきのスカートの女
〈わたし〉は、公園でクリームパンを食べる変わった底辺女「むらさきのスカートの女」が気になって仕方がない。読者は次第に〈わたし〉の執拗で変質者な観察ぶりに気づかれることに。
「一体〈わたし〉って何者なのだ??」。一気読み必至の1冊。
おらおらでひとりいぐも
郊外の新興住宅地でひとり暮らしをしている74歳の桃子さん。夫は15年前に先立ち、子供も独立。毎日を孤独・寂しさと共に暮らしていた。そんな彼女の頭に、この頃、聴こえてくる「東北弁鉛の声」。声は多弁に桃子さんに語りかける。そして、新たな自分に出会う!
本作こそ、オーディオブックをおすすめしたい。文字で読むと難しい東北弁が、ジャズのように雄弁に語りかける!やさしい涙が溢れる感動作。
月の満ち欠け
何者
そして、バトンは渡された
大人の都合に振り回され、血の繋がらない親の間をリレーのようにバトンを渡されながらされながら育った優子。高校生の今は二十歳しか離れていない“父”と暮らす。
通常なら不幸な少女話となりそうなストーリーですが、全く、悲壮感はない。血がつながっていなくても、「愛」と「温かい食卓」があれば、幸せに子供は育つことを教えられる。ホロリとした涙が流れる、優しく温かい物語。
コンビニ人間
マチネの終わりに
天才ギタリストの蒔野(38)と通信社記者の洋子(40)。深く愛し合いながら一緒になることが許されない、大人な二人の愛のストーリー。再び巡り逢う日はやってくるのか――。2019年に映画化。
火花
笑いとは何か、人間が生きるとは何なのか。売れない芸人徳永を主人公に、人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ、「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作!
スクラップ・アンド・ビルド
自分の思い通りに動かない身体・衰え行く思考に「死にたい」と弱音を吐く祖父。一方、筋肉マニアの主人公・健斗は祖父の尊厳を重視し、死にたい願いを叶えてあげるための計画を思いつく。
「若さと老い」。人は苦しい時「死にたい」と口にしてしまうが、本当は死にたくない。いざというとき、体は強烈な抵抗を見せるという、「人間の本質」を再認識させられる!
蹴りたい背中
余り者扱いされている女子高生のハツと、オタクのにな川との交流を描く。
高校時代、情緒不安定で、短期で、モノを斜めから見ていた、全くかわいくない自分の高校時代を、苦々しく思い出させた作品。視野も行動範囲も狭い世界で生きていた高校時代が懐かしい。もう一度、やり直せたら!
火車
休職中の刑事が行方を捜すことになった彰子とは何者なのか? なぜはそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた…
発刊から時間が経っても Audible BEST of 2023の8位にランキングする人気作!
ペンギン・ハイウェイ
小学4年生のぼくの住む町に突然ペンギンが表れて、不思議なことが起こり始めた。僕は、不思議に思ったことは毎日きちんとノートに書き留め、本を読み、観察もするし、時には身をはって実験したりもする。だから、ペンギンや事件に関係しているお姉さんを観察・分析することにした。
おっぱいが気になるお年頃少年のやさしい冒険ファンタジー。
宝島
英雄を失った島に新たな魂が立ち上がる。固い絆で結ばれた三人の幼馴染みーーグスク、レイ、ヤマコ。生きるとは走ること、抗うこと、そして想い続けることだった。少年少女は警官になり、教師になり、テロリストになり、同じ夢に向かった。
希望を祈るな。立ち上がり、掴み取れ。愛は囁くな。大声で叫び、歌い上げろ。信じよう。仲間との絆を、美しい海を、熱を、人間の力を。
深く考えさせられる「社会派小説」
現実世界にはびこる問題を描く社会派小説。世相を反映したものも多く、その重厚なテーマは、読者を深く考えさせます。小説を通じて、社会問題に苦しむ人たちの苦悩を知ることで、ビジネス書ではわからない「社会の闇」に興味・関心を持てるようになります。私が好きなジャンルの小説です。
デフ・ヴォイス
法定遊戯
法律家を志した三人。一人は弁護士となり、一人は被告人になり、一人は命を失った。謎だけを残してー
舞台は、法科大学院ロースクール。独自ルールを盛り込んだ私的な疑似裁判「無辜ゲーム」。時を経て再開された「無辜ゲーム」。その裏にあった真相は!?
本格法廷ミステリー小説。
展開が気になり、一気読み!
星の子
カラスの指先
ストーリーの後半、伏線がどんどん回収され、真相が明らかになるのが気持ちいい。詐欺の話しながら、温かみがある点も交換!
罪の声
昭和最大の未解決事件「グリコ・森永事件」をモチーフにした小説。事件をめぐる二人の男の運命を映し出す。
自宅で不意に見つけたカセットテープ。母が子どもの成長の記録に残したものと思いきや、自分の声が「脅迫声明」に使われたとわかったら…。フィクションでありながら、大事件に真っ向から挑むミステリー。
面白くて一気読み、必至!
小説帝銀事件
地球にちりばめられて
一見、祖国がなくなるというディストピアな舞台設定。しかし、本作に悲壮感はない。前を向き生きる人を描く。
世界に難民が溢れる時代。災害大国日本だって、TV「日本沈没」のように難民化する日がないとは言えない。そんな時も、前を向き、新たな生き方ができるか?生存能力高く生きるためのヒントを本書は与えてくれる。また、「言語」「母国語」の大事さを改めて痛感。
号泣・やさしい涙が流れる「ヒューマン小説」「感動小説」
人には、「共感して涙する体験」が必要です。人の活きる苦しみを知る涙、人の優しさに心動かされるやさしい涙、嬉しさに喚起する涙 等々、小説を通じて、様々な涙に出会えます。時には、自分の意外な一面を見つけることにもつながるかもしれません。
小説を通じて、涙を共有することは、「人の気持ち」に触れることそのものです。物事を多面的に見ることにもつながり、言動・行動も変わります。
そんな感動の涙をもたらす小説を集めました。
沈黙
最後の医者は桜を見上げて君を想う
死を肯定する医者×生に賭ける医者。対立する二人の医者と患者の最後の日々が、医者と患者の視点が切り替わりながら描かれる医療小説。普通の生活をしている人にとって「死」は遠い存在。しかし、「死」から逃れられる人はいない。本作は、死に向かう患者・医師の描写がリアルで、読者は「命」「死」について向き合わざるを得なくなる。
「生き方」「死に方」に正解はない。しかし、「どう死にたいか」を自分に問い、生きていくことは「よりよい人生」「後悔のない(少ない)人生」につながることは間違いがない。読了後、自分の「死に方」について、是非考えてみてほしい!
リカバリー・カバヒコ
”リカバリー・カバヒコ” それは、新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒルの近くにある日の出公園に設置された、ペンキがところどころハゲたちょっとみすぼらしいカバの遊具。しかし、自分の治したい部分と同じ部分を触ると、カバヒコが直してくれるという。
生きる痛みを抱えた住人が、癒し・リカバリーを求めて、カバヒコに会いに来る。成績不振の高校生、ママ友と馴染めない元アパレル店員、駅伝が嫌な小学生、ストレスから休職中の女性、母との関係がこじれたままの雑誌編集者….カバヒコは、みんなの痛みにどのように優しく寄り添ってくれるのか。人の痛みに共感し、そして、自分も少しの元気・勇気をもらえる優しいストーリー。
路
NHK土曜ドラマで放映。NHKと台湾のテレビ局・PTS(公共電視台)との共同制作でドラマ化。
すぐ死ぬんだから
終わった人
定年とはどういうものか、とても参考になる。ストーリーも面白い!
コーヒーが冷めないうちに
とある喫茶店のとある席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという。ただし、過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、 そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。恋人、夫婦、姉妹、親子と再開する4名の客。心温まる4つの奇跡に、温かい涙がホロリ。
満月珈琲店の星詠み
カラフル
人はたくさんのカラフルな色を持ち、日々、万華鏡のように色・形を変える。思春期に誰もが抱える悩みがテーマ。「生きる意味」「自分らしさ」を今一度考えてみたい。
ピアノマン~BLUE GIANT 雪祈の物語
石塚真一さんの大人気ジャズ漫画『BLUE GIANT』。本作は、映画版をピアノマン・沢辺雪祈の目線から描いたスピオフ作品。。原作マンガも映画も知らない人でも、圧倒的な小説の「世界観」と「熱狂」に引き込まれる!夢を目指すバンドマンの姿に何度もウルウル。一気読み&二度読み必至!何度目頭が熱くなったかわからない。完成度の高すぎに驚く音楽感動小説!
夏美のホタル
駆け出しのカメラマンとその彼女。そして、たまたまツーリングで出かけてトイレを借りに立ち寄った、山奥のぽつんと古びた田舎の商店「たけ屋」の老夫婦。そして、その近所に住む、気難しい爺さん。
ひょんな出会いで巡り合った人たちの、とても柔らかな関係に、忙しいと忘れてしまいがちな「大切な何か」に気づかされる。。
じんわりと、温かな、やさしい涙が流れる小説!もし、今、気持ちが殺伐としているなら、そんな、あなたにお勧めしたい!
エミリの小さな包丁
恋人に振られ、職業もお金も居場所もすべてを失ったエミリに救いの手をさしのべてくれたのは、10年以上連絡を取っていなかった母方の祖父。決して多くを語らない祖父。しかし、短い滞在期間にエミリに大切な「武器」を与えてくれる。
豪華でなくても、手間をかけ、愛のつまった料理と家族の食卓があれば、心は癒され、人は立ち直れる!従来はなかった「強さ」も身につけて!「今の自分には優しさが足りない」と思う方にぜひ読んで もらいたい 癒し小説。
神様の定食屋
どの話も、とにかくハートフル。人生には、たとえそれがお店で提供されるものでも「温かく、おいしい料理」が必要。おいしい食事は「笑顔」も連れてくれる。気持ちほっこり、優しい涙が流れる作品。続編もあり。
先が知りたい!「ミステリー小説」「ホラー小説」
ミステリー小説の魅力はなんといっても「謎解き」。 読者も一緒に、犯人や犯行方法など事件の謎を推理していくのが楽しみです。読み進めていくうちに散りばめられた伏線が回収されたり、最後には裏切られるような展開が待っていたり…。展開の巧みさに、魅了必至の作品が数多く存在します。
ここでは、そんなミステリー小説を集めました。
告白
愛美は死にました。このクラスの生徒に殺されたのですー
我が子を校内で亡くした中学校の女性教師がホームルームで語った衝撃の告白。次第に明らかになる真相。
衝撃的な出だしに加え、衝撃的なラストが物議にも!
硝子の塔の殺人
祈りのカルテ
主人公・諏訪野良太は、大学附属病院の研修医。初期臨床研修で、内科、外科、小児科など、様々な科を回り、自分の進むべき道を模索中。
病院は、体・心に様々な事情を抱えた人が集う場所。しかし、その患者の心の内・事情は、表に現れることなく、それが、病気の原因の解明を難しくする。
患者の言葉・表情から人の心を読み解く力に長けた新米医師・諏訪は、患者に何を感じ、どう、ケアするのか?患者の心を読み解く、連作医療ミステリー。
悪い夏
26歳・ケースワーカーの守は、同僚が生活保護の打ち切りをチラつかせて肉体関係を迫ってことを知り、真相を確かめようと女性の家を訪ねたが…。その出会いが守を凄絶な悲劇へ叩き落とす。
生活保護の不正受給、貧困シングルマザー、勢力拡大を目論む地方ヤクザなど、日本を渦巻く闇が次々に連鎖。皮肉なラストまで、ストーリーに引き込まれる!
ねじまき鳥クロニクル ―第1部 泥棒かささぎ編―
嗤う淑女
あ~これは、悪女だわ…。悪女の素養は中学生から。友達を貶めていくやり口は、とても中学生とは思えない。大人になった美智留の人を貶めるテクニックはさらにパワーアップ。美貌・頭脳・話術・行動力で、老若男女、次々に狙った獲物を自在に操っていく。そして、いつもながらの「どんでん返し」も!
痛快に悪女を描く、ミステリー小説。
帝都地下迷宮
「廃駅マニア」の生活保護担当の公務員・小日向は、立入禁止の廃駅・萬世橋駅へと潜り込み、地下生活する謎の集団「エクスプローラー」と出会う。彼らは、政府が隠したい”ある事情”で太陽の下で生活できない社会的弱者。そこで、起こる殺人事件…
高速増殖炉・放射能事故、警察、公安… 小日向は彼の鉄オタ知識で社会的弱者を救えるのか!?
社会派ミステリーでありながら、内容軽めでサクサク読める。政府・権力に対する皮肉は健在!
あの日、君は何をした
幸せな家族を突然襲った不幸。息子が、逃亡連続殺人犯を追いかけていた警察に、犯人と疑われ、逃げたところで不慮の事故で死んでしまう。母親の精神は崩壊。息子が死んだ理由が、時を経て、別の事件とつながり明らかになる。
まさか、そんな結末になろうとは…という驚きの結末。。一方、子供を失った母の悲痛な叫びに心が痛い。「不慮の事故」で家族を失う悲しみの壮絶さを認識させられる。
禁じられた遊び
なまなりさん
妖艶な双子姉妹による執拗ないじめにより自殺に追い込まれた女性の復讐劇。怨念は、双子姉妹への復讐にとどまらず、実家の家族やその関係者にも広がっていくー。
怪異蒐集家・中山市朗が聞き取った実話。私は実話と知らずフィクション・ホラー小説と思って読了。最後の「解説」を読んで、身の毛がよだち全身に鳥肌…
世の中何が怖いって、一番怖いのは「人間」だと改めて実感させられる。恨まれることも恨むこともないよう、生きよう。
前向きな気持ち&やる気に「自己啓発小説」
やる気を出したいときや、ためになる本を読みたいならおすすめの自己啓発本。特に、ストーリー仕立てで読める自己啓発小説は、ビジネス・日常生活問わず、大きな気づきを与えてくれます。
このジャンルの本は人気が高く、ベストセラー多数!モチベーションアップに大いに役立ちます。
がんばらない戦略
ユダヤ人大富豪の教え
生きていくうえで大事な大事なこと、「お金の法則を学ぶ」「失敗とうまくつき合う」「スピーチの天才になる」「人脈を使いこなす」「自分のビジネスをもつ」など、ストーリーを通じて成功法則が学べるベストセラー。
仕事は楽しいかね?
試すこと、日々変化が必要であること、偶然を見落としていること…
彼との会話で、自分の考え方が間違っていたことに気づいた私。 自分を振り返る私の姿は、仕事に不満を持つあなたと重なるはず。
夢をかなえるゾウ
賢者の書
運転者
四つ話のクローバー
どの話も面白くためになりますが、私が最も好きなのは「第二話」。大みそかの夜。「紅白歌合戦」をはるかに凌ぐ視聴率番組「ハッピーコロシアム」での最終決戦。『日本人はどう生きたら幸せになれるのか?』の熱いバトルを繰り広げられる。最終決戦で勝つのは、『感謝』で幸せに包まれる 天海氏 VS 『ワクワク』が興奮・原動力の源!真田氏か!?文句なしの面白さ!
ビジネスマンの心を熱くする「ビジネス・企業小説」
企業や業界を舞台に緊迫のビジネス模様が繰り広げられるビジネス・企業小説。生き残りを賭けた闘い、人々の成長に胸が熱くなるだけでなく、経営に対する考え方など、小説ならではの新鮮なアイデアが、新たな視点を広げてくれる点も魅力です。
破天荒フェニックス
次から次に襲い掛かる「死刑宣告=資金ショート」 etc. 次々と襲う絶体絶命のピンチを、破天荒な施策で乗り切り、賛同社員を増やしてく様が、面白い!特に会社の資金的危機を経験したことのあるビジネスマンは、共感しながら読めること間違いなし!まさに、失敗と苦悩からの学びが多いビジネス小説。
シャイロックの子供たち
東京第一銀行の支店で発生した100万円紛失事件。これに端を発して、行員失踪、粉飾融資、狭い支店内での人間関係、タテ社会など、銀行の闇を描く群像劇。複数の人間がクロスし、深まる事件の謎。真実はどこにあるのか?
タイトルの”シャイロック”とは、 シェークスピア の戯曲「 ヴェニスの商人 」に登場する強欲な金貸しのこと。登場人物には強欲者もいる。しかし、「お金ほしさ」だけが人を犯罪に駆り出すとは限らない。家族・自尊心など、守りたいものを守るために不正に手を染める人間の苦悩も描かれる。そして、「組織」という人間関係で生きる行員の息苦しさが半端ない。登場人物に自分を重ねてしまう行員も多いはず。
小説と映画とは構成がかなり違う。小説の方が事件・人物が丁寧に描かれていて面白い!
下町ロケット
研究者の道をあきらめ、家業の町工場を継いだ佃航平。TBSドラマ「下町ロケット」は大盛況。下町メーカーの戦いに多くの人が感動!熱いビジネス小説。
もはや瀬悦明するまでもないベストセラー。
立ちはだかる困難に立ち向かう企業戦士の姿は、心を打つ。仕事への熱い思いが衰えてしまった方への、心の着火剤にも、本作をおすすめしたい!
七つの会議
株価暴落
半沢直樹
読み継がれる「国内文豪小説」
学校の教科書でならった日本の文豪小説。名著だとはわかっていても、1冊通して読んだことがない方は多いと思います。「大人の教養」として、この機会にAudibleの聴く読書で読破してみませんか?
皆さんが興味を持ちやすい本はどんな本だろうと考えた上、「https://amzn.to/3GL70MW文豪ストレイドッグス」に登場する文豪を中心におすすめ本を集めてみました。どれも、読めば名著と言われる理由がわかります。
人間失格
主人公は、東北の大金持ちの息子・大庭葉蔵。散財し、女を抱き、廃人同様のモルヒネ中毒に。
自分への価値を見いだせず、努力より「ラク」を求め、酒、女、たばこ、薬、ギャンブルに依存し、自堕落な主人公の大庭葉蔵の自堕落さ。読者は、葉蔵の弱さ(の一部)が自分と重なることに気づかされる。
人間の内面をえぐる表現とストーリーに、ただただ脱帽。文豪、太宰治の代表作!日本人なら読んでおくべき1冊。
斜陽
没落していくある貴族の家庭を描いた太宰治の代表作。「斜陽族」という意味の言葉を生みだすほどの影響力があった作品。
時代の変わり目、生き方を変えない者は、淘汰され、没落してしまうとストーリーを通じて教えられる。過去の栄光にすがることなく、変化して生きよう。
こころ
人間の内面を描いた、夏目漱石の名作。
エゴイズムと心の機微、そして、心の葛藤。小学生の私には本作の良さが分からなったが、大人の今なら、多くの人に読み継がれるかが分かる。日本で、最も読まれた小説1位・2位を争う作品(もう1冊は「人間失格」)。教養としても読んでおきたい。
吾輩は猫である
あまりにも有名な夏目漱石の代表作であり、処女作。猫を通じて、当時の社会を批判する小説だが、結末をご存知?
知らない人は結構多い。最後の結末に、(いろんな感情を含んで)「え~!」となること間違いなし。
山月記
臆病な自尊心と、尊大な羞恥心が、心のうちに潜む虎となり、家族や友人を傷つけ、我を本当の虎にした…
高校の教科書で断片的に学んだだけではこの小説の良さは絶対にわからない。中島敦の文章の美しさは、「天才」。美しい文章で、虎になった李徴の悲痛な叫びを味わいたい。
李陵
細雪
テーマは昭和初期の女性の婚活。4人も姉妹がいれば、それぞれに、幸せな結婚・不幸な結婚・相手の身分など、「結婚」にも差がついてしまう。しかも、名家ともなれば、いろいろややこしさもある…。
上流階級だからこの「女性の結婚」の面倒を、当時の時代背景と共に学びたい作品。
痴人の愛
美しいが淫乱・わがままなナオミに翻弄される譲治はまさに「痴人=愚か者」。
若者たちが皆、西洋文化に憧れていた大正時代、女の魔性とそれに跪く男の陶酔を描く。あきれるほどゲスいストーリーにも関わらずも、その世界観に引き込まれてしまう谷崎潤一郎の不朽の名作。
羅生門
餓死者が続出し、人の心がすさむばかり時代を生きた人々の心が描かれる。
授業で読むだけでは、本作の良さは分からない。大人になって、文学として通読した時、この小説のすばらしさが改めてわかる。短編なのに凄い読み応え!。
白痴
今の時代に読んでもかなりセンセーショナルな「表現」と、人間の刹那的、かつ、エゴまみれで二面性のある「心の変化」に強いショックを受けること間違いなし!
桜の森の満開の下
桜がもつ「美」「儚さ」「妖艶さ」をモチーフに、坂口安吾が人間のダークサイドを描く。
旅人の金品を奪って暮らしていた山賊。そんな男が出会ったのは美しい女。男は女のわがままに翻弄され、その要望を叶えるために残酷な殺人をも犯してしまう。そして、普段から恐怖を感じていた桜の森で自分を見失った男はー。
狂気にして残忍。「美の持つ魔性」に魅せられると、一種の高揚感を感じるが、それは、自分を見失う狂気へのいざないかも知れない。美に魅せられてしまったら、要注意!
桜の樹の下には
なんともインパクトのあるフレーズで始まる本作。このフレーズ鹿知らない人は、是非、本作を通読してほしい。
桜が美しいのは、樹の下に埋められた動物や人間の死体からの養分が、死体に絡んで養分を吸い取っているからだと、「俺」が桜の美しさの独自理論を説く。なんとも突飛でグロテスクな発想だが、妙に説得力あり。それは、桜にはどこか「妖艶さ」があり、「死」を連想させるからかもしれない。
つぎに紹介する坂口安吾「桜の森の満開の下」と合わせて読みたい。
銀河鉄道の夜
あまりに有名な宮沢賢治の代表作。しかし、この作品も結末どころか、内容すら知らない人多し。ジョバンニは、素敵な体験もするが、結末は…結構悲しい。美しい、そして、切ない!
セロ弾きのゴーシュ
児童書として人気の作品。子どもへ聞かせるもいいですが、大人になって改めて読むと、何か大事なことを気づかせてくれる本。優しさ・謙虚さが足りないかもと言う方も是非。
D坂の殺人事件
日本における本格推理ホラー小説の草分けである江戸川乱歩による短編探偵小説。「名探偵コナン」の毛利小五郎の名前の由来ともなった世紀の名探偵「明智小五郎」が初めて登場した記念碑的作品。名探偵コナンもいいけど、こちらも読んでみて!
人間椅子
おぞましい結末に鳥肌必至のホラー小説。
高野聖
道に迷った薬売りを助けようと、山路の一軒家を尋ねたところ、妖艶な美女が。僧を持てたすも、それはよこしまな気持ちを抱く男を襲う妖怪だった―。
艶やかな文体と、恐ろしい出来事の対比が魅力!
ドグラマグラ
難解、頭がおかしくなるとも言われる不思議な長編ミステリー。「夢Q」という愛称で今でも読者を離さない夢野久作。「日本探偵小説三大奇書」に数えられるなど、時代を超えて多くのファンを獲得。理解は難しいが、じっくり味わいたい「癖」のある作品。
檸檬
31歳という若さで亡くなった、梶井基次郎の不屈の名作。その他作品からも、人間の苦悩、不安、焦燥がひしひしと伝わる
舞姫
「愛」か「仕事」どちらを選ぶか?は古から変わらぬ男と女の大問題。あなたは、どう思う?自分に問いながら、本作を読んでみてほしい。
高瀬舟
殺害は、本当にそれは弟を救うためだったのか?苦しむ弟を見たくないと思う「自分」を救う殺人だったのではないか。安楽死を問う深い小説。
雪国
国境の長いトンネルを抜けると雪国であったー
あまりに有名な冒頭。雪にはじまり、炎におわる。 うつろいゆく愛を描いた、すみずみまで美しくエロティックな文学作品。是非、最後まで読み通したい!
破戒
日本の悪しき歴史、不都合な真実を知るためにも読んでおきたい。
蟹工船
富裕な支配層に虐げられる労働者が直面した過酷な労働の様子が、これでもかと描かれる。
現代社会でも、富裕層と貧乏人の二極化は問題。しかし、軍閥支配の進む昭和初期は、貧乏人は「人」ですらなかった…日本の黒歴史を文学で!
葬られたる秘密
心霊探偵などでもキャラ化される「八雲」は実は、ギリシャ生まれのイギリス人。新聞記者として来日し、その後、日本を愛して日本研究者に。さらに、日本人女性と結婚・帰化。古典や民間の説話に取材した『怪談』、日本人の『精神』『心』を描く作品に日本・愛💕を感じたい。
二十四の瞳
戦争を描いた作品は、悲惨な空襲・原爆などを描いた作品が多いが、本小説には、戦慄するような戦場は一切出てこない。家族を失った者たちの戦争に対する煮えたぎるような憎しみなども全く描かれない。描かれているのは、戦争に巻き込まれながらも、「淡々と生きた人たちの日常」と「戦争で変わりゆく暮らし」。多くの人にとっては、それが、戦争のリアルなのではないか…。だからこそ、読み継がれるのかもしれない。
いのちの初夜
小さき者へ
結核が死病だった時代。母を亡くした我が子を憂い、子供に残すメッセージ。狂おしいほどの愛情・母との思い出を記す父の愛に涙。一人親で子を育てた/育てられた人は、感極まって、号泣必至。
知らない方がいいかも..ですが、実は、著者 有島は、本作の5年後に人妻と不倫の上、子供を残し、心中自殺。なんとも複雑な気分…
金子みすゞ名詩集
辛く当たれば、相手は自分につらく当たる。でも、優しく話しかければ、相手はやさしく答えてくれる。震災で傷ついた日本人に、日々の忙しさの中で忘れていた「いたわりの心の大事さ」を思い起こさせた。
本作は、『こだまでしょうか』を含む、明治の童謡詩人金子みすゞの名詩を93編収録。詩集に広がるのは、派手なことが一切ないない日常の風景。しかし、少ない文字の中から、みすゞの思いが伝わってくる。いい詩は人の心を打つ!
樅ノ木は残った
海と毒薬
世界的ベストセラー「海外文豪小説」
「世界的に読まれている海外文学・海外文豪名著にもチャレンジしてみたいけれど、何を読んだらいいかわからない」。或いは、「タイトルは知っているけど、知っているのはタイトルだけ…」と言う方は多いと思います。
そんな、これから海外文学にもチャレンジしてみたい方に、大人なら読んでおくべき名著を紹介します。個人的趣味で、ディストピア系小説が多めです。
モモ
「時間貯蓄銀行」を称する集団の「灰色の男たち」によって時間を奪われていく人たち。しかし、良い暮らしをしようと時間を倹約して一生懸命に働き始めたはずが、時間を奪われた人たちは、どんどん心の余裕を失っていく。忙しく毎日を過ごす、現代人に大事なものを思い出させてくれる。
星の王子さま
読んだことがなければ、絶対に読んだ方がいい、素敵なストーリー。
小さな王子の思考は、いわゆる「不思議ちゃん」。しかし、考えがとても深い!哲学的&道徳的。生きる上で大事なことを再認識させられる1冊。
華氏451度
本を読まなくなることで、奪われる人間の思考。効率化の果てに人々が自発的に思考能力を放棄してしまうなど、権力者が益々全体主義を推し進めやすい環境が揃っていく…
「人間にとって本とは何か?」「思考や記憶のかけがえなさとは?」深く考えさせられる、絶対に読むべき1冊。
一九八四年
動物農場
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
「人間とは何か?」「人間と人工知能(アンドロイド)との違いは?」。フィリップ・ディックが斬新な着想で描く、ディストピア小説。
高い城の男
現実と虚構が微妙なバランスで描かれる、「もし、第二次世界大戦の結末が変わっていたら」を迫真の筆致で描くフィリップ・ディックの最高傑作。
変身
たちまち崩壊していく家族との関係…
毒虫というのは「変わり果てた一個人の象徴」。受け入れないほどに変わり果てた家族を、受け入れ、愛し続けることができるのか?という厳しい現実を見せる、海外文学最高傑作。
現代社会の痴呆・介護問題などを照らし合わせると、全く他人事ではない。人間・家族・愛について深く考えさせられる。
罪と罰
追い詰められる青年の「苦悩・悶絶」がずっしりと人の心を打つ。
レ・ミゼラブル
たった1本のパンを盗んだために19年もの間、牢獄で暮らすことになってしまった男 ジャン・バルジャン。彼に温かい手を差し伸べてくれた司教に感銘し、ジャンは「人の道に背くようなことはしないこと。善良な市民として生きてくこと」を誓い生きていくが…
車輪の下
そして誰もいなくなった
夕食の席で、10人が過去に犯した罪を語る声が突然響き、無気味な童謡の歌詞通りに、客人が一人ずつ殺害されていくー。
クローズド・サークルの代表的ミステリー小説。一体犯人は誰なのか、最後の最後まで、ハラハラドキドキ。
ハリーポッターと賢者の石
シリーズは80ヵ国で翻訳。もはや内容を紹介する必要もないほどのベストセラー。その他シリーズ 7巻もKindle Unlimited対象。
三体
尊敬する物理学者の父・哲泰を文化大革命で亡くした、中国人エリート女性科学者・葉文潔。信じがたいほどの愚かな行為を目にし、人類に絶望した彼女は、宇宙に向けて秘密裏に電波を発する。発信した電波は惑星〈三体〉の異星人に届き、驚くべき結果をもたらしていく。
現代中国最大のヒットSF小説。後編も続々登場
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より詳細は、以下の記事でご確認ください。
耳読はメリット大!私の読書術
私の読書の8割は耳を使った読書「耳読」です。耳読をすれば、読書量が大幅に増やせます。
耳読はお手軽。心理&時間負担が軽減
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人は速さに慣れます。2倍速・3倍速で読めば、高速読書・高速学習も実現!その分、読書量・勉強量を増やせます。
脳科学の知見からも、耳読は、勉強法に集中力アップ、記憶効率アップの効果など、様々な効果があることが証明されています。私の個人的な実感としても、1倍速より、2倍速・3倍速の方が読書に集中できます。ただし、どのぐらい倍速できるかは、本のジャンル・知識量に依存します。私の場合、ビジネス書の方が、小説より再生スピードが速くても理解できます。
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ふるさと納税の返礼品でイヤホンを入手する方法もあるのでご活用を!
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▼小説のおすすめ本リスト
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最後に
今回は、あなたの本選びに役立つAudibleで聴き放題のおすすめ小説を紹介しました。
この記事が読書の一助になれば幸いです。人生を豊かにする「読書」を、是非、初めて見てください。