「小説」の記事一覧

【書評/感想】私労働小説 ザ・シット・ジョブ(ブレンディ・みかこ) 問題はクソみたいに報われない仕事。労働の現実に圧倒的リアルで迫る

【書評/感想】私労働小説 ザ・シット・ジョブ(ブレンディ・みかこ) 問題はクソみたいに報われない仕事。労働の現実に圧倒的リアルで迫る

小説

低賃金で労働環境がよくない「クソみたいに報われない仕事」のリアルを描く、自伝的労働小説 雇い主・顧客に軽んじられるシット・ジョブのリアリティが半端ない。現代版『蟹工船』 一方的に下級階層が上流階層の非・・・

【書評/要約】あの日、松の廊下で (白蔵盈太) 江戸城お仕事小説に現代ビジネスマンも共感必至!忠臣蔵への序曲。歴史文芸賞受賞

【書評/要約】あの日、松の廊下で (白蔵盈太) 江戸城お仕事小説に現代ビジネスマンも共感必至!忠臣蔵への序曲。歴史文芸賞受賞

小説

赤穂藩主・浅野内匠頭が、高家・吉良上野介義央を斬りつけました。「松の廊下 刃傷事件」に至る過程を描いた歴史小説。よくある「忠臣蔵」とは異なる新視点の「松の廊下」の真実が面白い 主人公は旗本・梶川与惣兵・・・

【源氏物語】あらすじを短くわかりやすく。何がおもしろいか?重要登場人物は?

【源氏物語】あらすじをわかりやすく。何がおもしろいか?重要登場人物は?不義の子、因果応報など、昼メロ顔負けな凄いお話

小説

『源氏物語』は、光源氏の恋愛物語だけじゃない、恋愛小説を超えた人間ドラマの物語 『源氏物語』は三部構成の五十四帖、約4000ページからなる 第一部:光源氏の青春と栄華 第二部:光源氏の悲劇と晩年 第三・・・

【書評/あらすじ】ピアノマン〜BLUE GIANT 雪祈の物語〜 (南波永人 著)(★5) 小説からジャズが聞こえる!魂の叫びが聞こえる!こんな感動はじめて!

【書評/あらすじ】ピアノマン〜BLUE GIANT 雪祈の物語〜 (南波永人 著)(★5) 小説からジャズが聞こえる!魂の叫びが聞こえる!こんな感動はじめて!

小説

小説からジャズが聞こえる!魂の叫びが聞こえる! 小説を読んでこんなに感動したのははじめて。 石塚真一さんの大人気ジャズ漫画『BLUE GIANT』(ブルージャイアント)。 世界一のジャズプレイヤーを目・・・

【書評/あらすじ】滔々と紅(志坂圭 著)(★4) 吉原妓楼とはどんな場所だったか。吉原の独自文化がよくわかる歴史小説。最後に涙

【書評/あらすじ】滔々と紅(志坂圭 著)(★4) 吉原妓楼とはどんな場所だったか。吉原の独自文化がよくわかる歴史小説。最後に涙

小説

『滔々と紅(とうとうとべに)』は、飢饉の村から吉原に売られてきた一人の娘の成長を描いた歴史小説。 綿密な調査をベースに、江戸時代末期の吉原・妓楼(ぎろう)を生きた女性の生き様が、吉原遊郭とはいかなる文・・・

【書評/要約】本日もいとをかし!! 枕草子(小迎 裕美子 著)(★5) 清少納言の凄さは、1000年通じる本音全開の「ぶっちゃけ話」。共感が半端ない!

【書評/要約】本日もいとをかし!! 枕草子(小迎 裕美子 著)(★5) 清少納言の凄さは、1000年通じる本音全開の「ぶっちゃけ話」。共感 半端ない!

小説

2024年のNHK大河ドラマ『光るの君へ』。 主人公の紫式部に対して、ライバルとされるのが清少納言。清少納言の代表作と言えば『枕草子』。四季の美しさを詠った『春はあけぼの』が有名ですが、その他のエピソ・・・

【書評/要約】紫式部ひとり語り(山本 淳子 著)(★5) 紫式部の偽らぬ"心の伝記"。儚い物語『源氏物語』誕生の背景がよくわかる

【書評/要約】紫式部ひとり語り(山本 淳子 著)(★5) 紫式部の偽らぬ”心の伝記”。儚い物語『源氏物語』誕生の背景がよくわかる

小説

山本淳子さんの『紫式部ひとり語り』は、人間紫式部の心を、紫式部日記などで描かれた紫式部自身の言葉によってたどった、エッセイタッチの作品です。 紫式部はどのような心の持ち主で、どのような思いを抱いて成長・・・

【書評/要約】ブラックボックス(砂川文次 著)(★4) 「ちゃんと」と「暴発的暴力衝動」。人・世の暗部を描く、芥川賞受賞作

【感想/あらすじ】ブラックボックス(砂川文次 著)(★4) 「ちゃんと」と「暴発的暴力衝動」。人・世の暗部を描く、芥川賞受賞作

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ちゃんとしなくちゃー 人は多かれ少なかれ、ダメな自分に焦燥を感じて生きています。 今回紹介する、砂川文次さんの『ブラックボックス』は、「ちゃんとしなくちゃ」という思いとは裏腹に、「暴発的暴力衝動」で理・・・

【書評/要約】人生はあわれなり 紫式部日記(小迎裕美子 著)(★5) 面白い!平安系絶望女子シキブの人生を最初の1冊に!

【書評/要約】人生はあわれなり 紫式部日記(小迎裕美子 著)(★5) 面白い!平安系絶望女子 陰キャ シキブの人生を知る最初の1冊に最適!

小説

2024年のNHK大河ドラマ『光るの君へ』。 私は、NHK大河ドラマをきっかけにして、歴史を学ぶのが好き。ドラマを楽しむだけでなく、関連書籍を読んだり、関係のある地に旅行に行ったりすると、歴史が楽しく・・・

【書評/要約】デフ・ヴォイス(丸山 正樹 著)(★4) 人間ドラマとしても極上のヒューマンミステリー

【書評/要約】デフ・ヴォイス(丸山 正樹 著)(★4) 2つの事件が交錯する社会派サスペンス。人間ドラマとしても秀逸 NHKドラマで映像化

小説

「デフ・ヴォイス」=「ろう者の声」 丸山正樹さんの小説『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』は、17年前に法廷で耳に障害を持つろう者である容疑者に手話通訳したことがきっかけで、事件に巻き込まれていく、現・・・

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