「小説」の記事一覧

【書評/要約】すぐ死ぬんだから(内館牧子 著)(★5) 人生100年時代の痛快「終活小説」。面白くてしかも、生き方を考えさせられる

【書評/要約】すぐ死ぬんだから(内館牧子 著)(★5) 人生100年時代の痛快「終活小説」。面白くてしかも、生き方を考えさせられる

小説

人生100年時代が現実となった今、老後どう生きるかは、大きな課題。 薄汚いジジババとして生きるか、心も体も快活に生きるか――。 人生が長くなればなるほど、老後の二極化も拡大。「すぐ死ぬんだから」を免罪・・・

【書評/要約】月の満ち欠け(佐藤 正午 著)(★4) 逢いたい気持ちが輪廻し引き継がれる数奇な甘くないラブストーリー。 第157回直木賞受賞作

【書評/要約】月の満ち欠け(佐藤 正午 著)(★4) 逢いたい気持ちが輪廻し引き継がれる数奇な甘くない愛の物語。 第157回直木賞受賞作

小説

小説「月の満ち欠け」は、生まれ変わっても愛するあなたに逢いたいという思いが、数十年の時を経てつながっていく、決して甘くはないけどラブストーリー。作者は佐藤正午さんで、2017年に第157回直木賞受賞、・・・

【書評/要約】常設展示室(原田マハ 著)(★4) 絵画と人生が交錯する6つの物語。美術館に出かけたくなる!

【書評/要約】常設展示室(原田マハ 著)(★4) 絵画と人生が交錯する6つの物語。常設作品はいつもあなたを待っている。美術館に行くきっかけに

小説

私は美術館に行くのが好きです。 直近では、金沢に旅行に行った際に、金沢21世紀美術館に行ってきました。 そんな、私ももともと美術館が好きであったわけではありません。美術・デザインの本、歴史・偉人の本に・・・

【書評/要約】水曜日の手紙(森沢 明夫 著)(★4) 見知らぬ人からの手紙が、人々の人生を変える。ほっこりやさしい涙が流れる小説

【書評/要約】水曜日の手紙(森沢 明夫 著)(★4) 見知らぬ人からの手紙が、人々の人生を変える。ほっこりやさしい涙が流れる小説

小説

想いのつまった手紙、真剣に書いた手紙の「言葉」には力がある。 昨日は、10年前の自分から届いた手紙が、人生につまづき、毎日悶々とした気持ちで過ごしていた受取人たち心に火を灯す小説「株式会社タイムカプセ・・・

【書評/要約】海と毒薬(遠藤周作 著)(★4) 太平洋戦争期の人体実験がモデル。生きた人間を殺す「罪意識・倫理観」を問う。名著

【書評/感想】海と毒薬(遠藤周作 著)(★4) 太平洋戦争期の人体実験がモデル。生きた人間を殺す「罪意識・倫理観」を問う。名著

小説

遠藤周作の代表小説『海と毒薬』。 1957年に発表された小説で、第5回新潮社文学賞、第12回毎日出版文化賞受賞作を受賞しています。 本小説の舞台は太平洋戦争期。戦争末期、当時の九州帝国大学で起きたアメ・・・

【書評/感想】沈黙(遠藤周作 著)(★5) 守るべきは神への忠誠心か弱き者たちの命かー 司教の心の葛藤は涙なしで読めない。 戦後日本文学の名著

【書評/感想】沈黙(遠藤周作 著)(★5) 守るべきは神への”忠誠心”か弱き者たちの”命”かー 司教の心の葛藤は涙なしで読めない。 戦後日本文学の名著

小説

遠藤周作の戦後日本文学の金字塔、『沈黙』(ちんもく)。 第2回谷崎潤一郎賞を受賞し、今なお読み継がれている日本文革の名著です。 舞台は。17世紀、江戸時代初期のキリシタン弾圧の長崎。実在したポルトガル・・・

【書評/要約】塩漬投子は損切りしない (アノニマス文庫 著)(★4) 日本国家破綻後導入の「人間株式投資」。舞台設定が面白く、投資を学べる

【書評/要約】塩漬投子は損切りしない (アノニマス文庫 著)(★4) 日本国家破綻後導入の「人間株式投資」。舞台設定が面白く、投資を学べる

株式 小説

塩漬けとは――― 現在の価格が買い値より下がっており、売ると損が出るため、やむをえず長期保有している状態。将来的に上がりそうもない銘柄をただ持っているだけの状態であることが多い。 投資では、上がる見込・・・

【書評/要約】小説帝銀事件(松本清張 著)(★4) 判決済みの戦後事件に冤罪疑惑を申立て!真実に迫った 衝撃の社会派ミステリー小説

【書評/感想】小説帝銀事件(松本清張 著)(★4) 判決済みの事件に冤罪疑惑を申立て!真実に迫った 骨太な社会派ミステリー小説

小説

社会派ミステリーと言えばこの人とも言える、松本清張。 『点と線 』『砂の器』『ゼロの焦点』などの社会派推理小説ブームを巻き起こした、戦後の日本を代表する作家です。実際に起きた事件・社会的な出来事を取り・・・

【書評/感想】境界線(中山 七里 著)(★5) 津波が奪ったのは命・住処・仕事だけではない。東日本大震災の復興の闇を描く社会派ミステリーに、心が痛い...

【書評/感想】境界線(中山 七里 著)(★5) 津波が奪ったのは命・住処・仕事だけではない。東日本大震災の復興の闇を描く社会派ミステリーに、心が痛い…

小説

人は「毎日、人生を左右する選択が約70回」もあるそうですが、その判断の中には、「超えるか、踏みとどまるか」、人生の「境界線」を決定づけるものがあります。 中山七里さんの小説「境界線」は、2011年3月・・・

【書評/要約】禁じられた遊び(清水カルマ 著)(★4) 第4回「本のサナギ賞」大賞受賞、2023年9月にホラー映画化。怖い...けど、先が知りたくて一気読み!

【書評/要約】禁じられた遊び(清水カルマ 著)(★4) 本のサナギ賞 大賞受賞、2023年9月にホラー映画化。怖い…けど、先が知りたくて一気読み!

小説

2023年秋、橋本環奈さん・重岡大毅さんのW主演で映画実写化される ホラー映画「禁じられた遊び」。 原作は、清水カルマさんの「禁じられた遊び」。第4回「本のサナギ賞」大賞を受賞した作品です。 文学賞「・・・

【書評/要約】太陽の子 (灰谷 健次郎 著)(★5) ~大人が読みたい児童文学。戦争と沖縄を通じて「学ぶこと・考えることの大切さ」を教えられる良書

【書評/要約】太陽の子 (灰谷 健次郎 著)(★5) ~大人が読みたい児童文学。戦争と沖縄を通じて「学ぶこと・考えることの大切さ」を教えられる良書

小説

「太陽の子」は、灰谷健次郎の長編小説。 主人公の小学生の女の子の目を通じて、太平洋戦争、特に沖縄県民が受けた太平洋戦争後も続く苦しい立場、心情に触れることで、戦争を学ぶ価値ある作品です。 ジャンル的に・・・

【書評/要約】クリスマス・キャロル(ディケンズ 著)(★5) 強欲守銭奴の人生を変えたXmaxの出来事。大人こそ読むべき世界的名著

【書評/要約】クリスマス・キャロル(ディケンズ 著)(★5) 強欲守銭奴の人生を変えたXmaxの出来事。大人こそ読むべき世界的名著

小説

「クリスマス・キャロル」はクリスマス小説の中でも最も有名な世界的名著。1800年代に書かれた英国の文豪チャールズ・ディケンズの代表作です。 主人公はロンドンの下町で商売をしている初老の商人スクルージは・・・

テキストのコピーはできません。