【書評/感想】店長がバカすぎて(早見和真) こんな会社、マジで辞めてやる!と毎日思っている方にすすめたいお仕事小説
「マジで辞めてやる」と思ってしまう出来事が軽快に描かれるお仕事小説 2020年本屋大賞ノミネート作。ビジネスマンなら絶対に経験あり!共感必至 「好きなことを仕事に」の難しさを私なりに考察
「マジで辞めてやる」と思ってしまう出来事が軽快に描かれるお仕事小説 2020年本屋大賞ノミネート作。ビジネスマンなら絶対に経験あり!共感必至 「好きなことを仕事に」の難しさを私なりに考察
低賃金で労働環境がよくない「クソみたいに報われない仕事」のリアルを描く、自伝的労働小説 雇い主・顧客に軽んじられるシット・ジョブのリアリティが半端ない。現代版『蟹工船』 一方的に下級階層が上流階層の非・・・
赤穂藩主・浅野内匠頭が、高家・吉良上野介義央を斬りつけました。「松の廊下 刃傷事件」に至る過程を描いた歴史小説。よくある「忠臣蔵」とは異なる新視点の「松の廊下」の真実が面白い 主人公は旗本・梶川与惣兵・・・
『源氏物語』は、光源氏の恋愛物語だけじゃない、恋愛小説を超えた人間ドラマの物語 『源氏物語』は三部構成の五十四帖、約4000ページからなる 第一部:光源氏の青春と栄華 第二部:光源氏の悲劇と晩年 第三・・・
小説からジャズが聞こえる!魂の叫びが聞こえる! 小説を読んでこんなに感動したのははじめて。 石塚真一さんの大人気ジャズ漫画『BLUE GIANT』(ブルージャイアント)。 世界一のジャズプレイヤーを目・・・
本を読んで感動したいけど、時間がない… 読書習慣はつけたいけれど、長文は苦手… と思っている方は多いのではないでしょうか。そんな方に、是非、おすすめしたいのが、神田澪さんの14・・・
『滔々と紅(とうとうとべに)』は、飢饉の村から吉原に売られてきた一人の娘の成長を描いた歴史小説。 綿密な調査をベースに、江戸時代末期の吉原・妓楼(ぎろう)を生きた女性の生き様が、吉原遊郭とはいかなる文・・・
2024年のNHK大河ドラマ『光るの君へ』。 主人公の紫式部に対して、ライバルとされるのが清少納言。清少納言の代表作と言えば『枕草子』。四季の美しさを詠った『春はあけぼの』が有名ですが、その他のエピソ・・・
山本淳子さんの『紫式部ひとり語り』は、人間紫式部の心を、紫式部日記などで描かれた紫式部自身の言葉によってたどった、エッセイタッチの作品です。 紫式部はどのような心の持ち主で、どのような思いを抱いて成長・・・
ちゃんとしなくちゃー 人は多かれ少なかれ、ダメな自分に焦燥を感じて生きています。 今回紹介する、砂川文次さんの『ブラックボックス』は、「ちゃんとしなくちゃ」という思いとは裏腹に、「暴発的暴力衝動」で理・・・
人は、何度も人間関係に傷つく。しかし、再び誰かとつながり、誰かと心を通わせ、前に進む― 窪 美澄さんの小説『夜に星を放つ』は、死や別れなど、かけがえのない人間関係を失い傷ついた者たちが、再び誰かと心を・・・
元禄14年3月14日(1701年4月21日)朝、江戸城松の廊下において、赤穂藩主・浅野内匠頭が、高家・吉良上野介義央を斬りつけました。「松の廊下 刃傷事件」として知られる時代劇でも有名な事件です。 白・・・
2024年のNHK大河ドラマ『光るの君へ』。 私は、NHK大河ドラマをきっかけにして、歴史を学ぶのが好き。ドラマを楽しむだけでなく、関連書籍を読んだり、関係のある地に旅行に行ったりすると、歴史が楽しく・・・
「デフ・ヴォイス」=「ろう者の声」 丸山正樹さんの小説『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』は、17年前に法廷で耳に障害を持つろう者である容疑者に手話通訳したことがきっかけで、事件に巻き込まれていく、現・・・
宇佐見りんさんのベストセラー小説『推し、燃ゆ』は、2020年下半期の芥川賞受賞作。 推しアイドルがファンを殴って炎上…そして、芸能界引退。学業も学校生活も家庭も底辺で、ままならない人生に苦・・・