本屋大賞 歴代 順位 一覧 & 読書家 おすすめ作品。2024年作品は 10冊中”5冊”がAudible聴き放題対象、格安読書が実現！

成瀬は、今日も全力で我が道を突き進む！
発売前から超話題沸騰のデビュー作。

18歳と8歳の姉妹がたどり着いた町で出会った、しゃべる鳥〈ネネ〉。ネネに見守られ、変転してゆくいくつもの人生――

助け合い支え合う人々の40年を描く長編小説。毎日新聞夕刊で話題となった連載小説。

現役医師として命と向き合い続けた著者が到達した、「人の幸せ」とは。その医師は、最期に希望の灯りをともす。

呪われた地・レーエンデで出会ったのは、琥珀の瞳を持つ寡黙な射手・トリスタン。空を舞う泡虫、乳白色に天へ伸びる古代樹、湖に建つ孤島城。

その数々に魅了されたユリアは、はじめての友達、はじめての仕事、はじめての恋を経て、やがてレーエンデ全土の争乱に巻き込まれていくー。

人はなぜ罪を犯すのか。世界が注目する作家が初めて挑む、圧巻のクライム・サスペンス。

成績不振の高校生、ママ友と馴染めない元アパレル店員、駅伝が嫌な小学生、ストレスから休職中の女性、母との関係がこじれたままの雑誌編集長。みんなの痛みにやさしく寄り添う。

第20回本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』続編
「春に翔ぶ」「星を編む」「波を渡る」等、『汝、星のごとく』の先に描かれる、繋がる未来と新たな愛の形。登場人物が丁寧に描かれる。

知念 実希人が本気で書いた 9才から大人まで楽しめる本格ミステリーシリーズ

著者自身を彷彿とさせる「僕」が、怪しげな人物たちと遭遇する連作短篇集。彼らはどこまで嘘をついているのか？　いや、噓を物語にする「僕」は、彼らと一体何が違うというのか？

生きることの「自由さと不自由さ」を描き続けてきた著者の紡ぐストーリーは、暗くて、苦しくて、切ない。しかし、その中に一筋の光がある。2人が自分なりに「自分が生きる道」を見つけていく姿がいい！

人生に傷つきながらも、人に支えられ成長していく主人公を描いた、人の心に寄り寄り添う優しい物語。
最初の数ページで一気に作品に引き込まれる。そして、食が繋ぎ、出会いと別れによって成長していく母娘の姿に胸打たれる。読了後、心から読んでよかったと思える素敵な小説！

久々にすごい新人が出てきたと話題。さらに、ロシアによるウクライナ侵略が続く中、銃を撃つとはいかなるものか、映画を観ているかのような緊迫感ある数々のシーンに、多くの人が息を殺して読んだと感想!

キラキラした友達に対し、さえない自分…パッとしない自分の人生に悶々した毎日を過ごす自分。それは、どこにでもある人生。しかし、それでも、恋愛・家族・介護・セクハラ・災害など、様々な問題が自分を襲い、心を乱す。人間の弱い部分、醜い部分、汚い部分がリアル。自分の人生と重ねながら読みたい。

推しアイドルがファンを殴って炎上…そして、芸能界引退。学業も学校生活も家庭も底辺で、ままならない人生に苦しむ女子高生・あかり が、唯一、生きる原動力・心の支えの”推し”を失い、心が削られていく姿を描く。
現代社会の、生きづらさ、閉塞感を切り取る1冊。共感必至。私にとって本作は間違いなく「推しの1冊」。

「真実」と「事実」。同じような言葉だが、これらは別物。真実は当事者にしかわからない！

え～、そうなっちゃうの！？昔話の特徴をつかんだ改変話。人間が持つおぞましさ、汚さを面白く描く。なぜ、殺人は起きたのか？短編なのに、トリックが絶妙。面白くて、サクサク面白く読める！

大人の都合に振り回され、血の繋がらない親の間をリレーのようにバトンを渡されながらされながら育った優子。高校生の今は二十歳しか離れていない“父”と暮らす。

通常なら不幸な少女話となりそうなストーリーですが、全く、悲壮感はない。血がつながっていなくても、「愛」と「温かい食卓」があれば、幸せに子供は育つことを教えられる。ホロリとした涙が流れる、優しく温かい物語。

最初の数ページ読むだけで、これは小説なのか？ルポルタージュなのか？と、そのリアリティがありすぎるストーリ展開に引き込まれてしまう。作家の筆力・構成力の高さが、「虚実の境界を曖昧」にし、結果、読者をストーリーに強く引きこまれる！怖いけど、先が読みたくなること間違いなし。

ファンタジーでありながら、不登校の子供の心情がリアル。心理描写に引き込まれる。そして、何より、ラストがいい！子供たちが将来よい人生を歩めますように！

怒濤のアートサスペンス。どこまでが史実か！？知的好奇心もくすぐられる！

大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目の36歳未婚女性、古倉恵子。これまで彼氏なし。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は「恥ずかしくないのか」とつきつけられる。
「普通」でないと息苦しい現代社会。異質を排除する「普通圧力」の存在を、コンビニを舞台に軽やかに描き出す。読者は「普通とは？」「自分らしい働き方・生き方とは？」を問われる！

高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を描いた作品。

映画化されていますが、映画は本作の良さを描き切れていない。外村の「プロ調律師」そして「人」としての成長を原作を通じて味わってほしい！

高校生の僕が病院で見つけたのはクラスメイトが密かに綴っていた日記帳。そこには、彼女が膵臓の病気により余命もういくばくもないことだったー。

映画化・アニメ化もされた人気作品。ぼろぼろに泣きたい人におすすめの1冊。

強大な帝国・東乎瑠(ツオル)で奴隷として岩塩鉱に囚われていた戦士団の生き残りヴァン。突然、岩塩鉱に謎の病が発生。その混乱の隙に、どうにか逃げ出したヴァンは、幼い少女を拾い、育てることとなる。

謎の病の原因とは？ 親子の運命は？ 壮大なファンタジーに本を読む手が止まらない！

あり余る「お金」があれば、 「自由」に生きられる可能性は高い。しかし、必ず「幸せ」になれるかと言えば、そうとは言えない。大金を目にし、人生を狂わす人はたくさんいる。
読者は、主人公の生き様を通じて、「お金と幸せ」について考えることを迫られる！

骨太な歴史小説好きにおすすめ！長編で読み応え十二分！

必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩、それが警察学校。異色の教官・風間公親に睨まれたら、終わりだ。全部見抜かれる。誰も逃げられない！スリルがあって、ストーリーに引き込まれる。私は、ドラマより原作の方が好み。

人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男の生き様とはを描く。実在の人物をモデルにした本格歴史経済小説！。男たちの戦いは、胸を打つ！

素朴派の巨匠 アンリ・ルソーの代表作「夢」によく似た謎の名画が本作のテーマ。ルソーとピカソが絡まる謎の絵画ミステリーに、ページをめくる手が止まらない！現代アートが苦手な人も、「永遠を生きる名画」に魅了される！

言葉への鋭いセンスを買われ、新しい辞書「大渡海」編纂メンバーに迎えられた馬締光也。個性的な面々と辞書感性に向けた旅がスタート。しかし、行く手には問題が山積み。果たして「大渡海」は完成するのかー

コミック化で、三浦しをん作品の中でも知名度の高い作品。最近は辞書など引くこともなく、ググっておしまいな方が多い。しかし、新しい言葉は日々生まれ、また、時代と共に言葉のニュアンスは変わる。そんな辞書編集に情熱を傾ける面々の姿に、もっと言葉を大事にしようという思いにさせられる！

代理の音楽教師のとして数年ぶりに故郷に戻った柏木ユリ。不本意ながら合唱部顧問になった柏木は、一見明るい15歳の生徒たちが、実は誰にも言えない悩みを抱え、みんながひとつになる合唱に救いを求めていたことを知る。待ちに待ったコンクール当日、ある事件が起こり…

コンクールの課題曲は「手紙～拝啓 十五の君へ～」。澄みきった青い空、キラキラした海辺の五島の風景、アンジェラ・アキさんの美しいピアノ旋律と歌声を思いながら読むと、もうそれだけで、切なくて、甘づっぱくて、うるッとする！合唱を通して仲間や友だちと共に成長していく青春ストーリー｡