藤原道長と聞いて、「望月の歌」を思い出す方は多いのではないでしょうか?
この歌が詠まれたのは「10月16日」。まさに、道長にとって、人生絶頂とも言える、めでたいことがあった日に読まれた歌です。
ちなみに、翌日の「2024年10月17日」は満月です。秋の月は美しいと言われますが、たまには月を愛でてみませんか?
満月は、相場が変化(逆転、あるいは、加速)しやすい危険日である一方、満月には心身を浄化する作用があります。私は今夜は、スーパー銭湯に出かけて、露天風呂のつぼ湯から満月を愛でる予定。体の浄化だけでなく、サウナ&水風呂で、脳のゴミも浄化してきます。
本記事では、以下の内容をお届けします。
・秋の月:「満月」と「中秋の名月」の違い
・なぜ秋の月はなぜ美しいか、
・満月の夜、スパの露天風呂&サウナで心身の浄化
目次
満月と中秋の名月
「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」とは、旧暦の15日の夕方に出る月のことです。そのため、毎年、日が異なります。
旧暦では、秋にあたる月が、7・8・9月で、それぞれ、初秋・中秋・晩秋と呼んでいました。そして、中でも大事にされるのが「中秋の名月」です。
暦と月齢(満月かどうか)は別物です。そのため、「中秋の名月」は「満月」とは限りません。
中秋の名月と、同月の満月の日を調べてみると以下の通り。次に「中秋の名月」と「満月」が重なるのは7年後の2023年です。
中秋の名月 | 同月の満月の日 | 一致 |
---|---|---|
2020年10月01日 | 2020年10月02日 | |
2021年09月21日 | 2021年09月21日 | 一致 |
2022年09月10日 | 2022年09月10日 | 一致 |
2023年09月29日 | 2023年09月29日 | 一致 |
2024年09月17日 | 2024年09月18日 | |
2025年10月06日 | 2025年10月07日 | |
2026年09月25日 | 2026年09月27日 | |
2027年09月15日 | 2027年09月16日 | |
2028年10月03日 | 2028年10月04日 | |
2029年09月22日 | 2029年09月23日 | |
2030年09月12日 | 2030年09月12日 | 一致 |
2024年の「満月カレンダー」は以下でご確認を。
秋の「お月見」の風習は平安時代から
十五夜と言えば「お月見」
9月の満月と言えば、「十五夜=中秋の名月はお月見」。満月✕お団子✕すすき という秋を感じる風物詩です。
お月見の風習は、もともと中国から伝わり、平安時代に日本に定着しました。中国から…ということは、少なくとも、藤原道真の提言で「遣唐使」が廃止される前ということになります。
いずれにせよ、平安の時代から、約1000年は、日本で名月が愛されてきたわけです。
満月と言えば、藤原道長の「望月の歌」
「満月」で思い出す著名人と言ったら、平安時代を生きた「藤原道長」(966~1027年)でしょう。
この歌、どんなシーンで詠まれたかご存じですか?
この歌、本当に「道長絶頂の喜び」を得た日に読まれています。このシーンは、今後の大河ドラマ『光る君へ』の重要な場面となること間違いなしです。ドラマを面白く見るためにも知っておきたい背景&エピソードです。
詳細は、以下の記事で紹介しています。
なお、上記記事でも紹介していますが、この歌を後世に残したのは、藤原道長ではありません。大河ドラマにも出てくる、”あの人”です。
「覇権争いの王」道長。栄華を極めた人の周りには、覇権に争いに敗れた人もいます。人の幸福が喜べ津、憎々しく思う人もいます。「人間のサガ」とも言えるこの人の性分は、時代が変わっても変わることはありません。そんなことを強く感じさせられるエピソードです。
「望月の歌」のシーンを真逆から描く小説
「望月の歌の日」を前に、是非、おすすめしたい小説を2冊ご紹介。
この世をば:道長の立場から道長の人生を描く
「望月の歌」が登場するのは下巻
望みしは何ぞや:道長の子・藤原能信の立場から道長政権を描く
どちらも「望月の歌」を詠むシーンがでてきますが、立場が違うと、全く歌の捉え方も変わります。
ちなみに、藤原能信は、道長の子でありながら、2番目の奥さん明子(高松系)の子であったが故に、いろいろと悔しい思いをしてきた人です。そんな彼が、たくらむことは….
歴史って、面白いです。
どちらの小説も Kindle Unlimitedで読み放題で読めます。只今、3か月99円で体験キャンペーンを開催中です。
満月の夜:「月の光」で心身浄化
さて、ここからは、今夜の私の満月の夜の過ごし方について。
現代人は、夜でも明るい中で暮らしているため、月のパワーを忘れがちですが、古より月(月の光)は神秘的なパワーがあると信じられてきました。特に満月は「美」と「富」との象徴で、健康を阻害するストレスや財布についた邪気の浄化に効果的とされています。
上手に生活に取り入れると、心を穏やかにできます。
露天風呂で心身の「月光浴」
月の光には心と身体の「浄化作用」があります。私がおすすめしたいのが、満月(あるいは、満月に近い日に行く)月見露天風呂。
露天風呂があるスーパー銭湯に出かけると、ゆったりと、お月見しながら露天風呂が楽しめます。特に私のおすすめは、一人ではいる「ツボ湯」。脚をツボ湯の縁にかけながら、ゆったりと月を眺めると、自分の中にある「邪気」がお湯に説けていくような気がして、心が洗われていく感じが満喫できます。
また、スパでサウナで発汗すれば、体内の毒素も汗と共に排出できます。また、サウナ⇒水風呂⇒休憩でととのえば、脳のゴミも浄化されます!!
お金・お財布「月光浴」で金運アップ
誰しも、少しでも豊かに幸せになるために、お金があったらな、という思いを抱いています。
それならば月の浄化作用を利用して、お財布やお金に溜まったマイナスの気を浄化し、金運アップを図ってみてはいかがでしょうか?
方法は以下の記事で紹介しています。
気持ちを落ち着ける月ランプ
夜空に輝く月を眺めると気持ちが自然とおさまります。しかし、室内にいると、月を眺めて気持ちを静めるのは難しいものです。
そんな時は、間接照明に「月ライト」。
そもそも、夜は、明るい蛍光灯の光の中で過ごすのはよくありません。良質な睡眠には「間接照明」が欠かせません。「月ランプ」なら、月の雰囲気も相まって、心を落ち着かすことができます。
日々のストレスの解消、良質な睡眠に是非。
最後に
今回は、藤原道長「望月の日」に関して、満月や心身の浄化について紹介しました。
忙しいと、夜空を眺めることすら忘れてしまいます。たまには、美しい月を眺めてみてくださいね。