内閣府令「金融商品取引業等に関する内閣府令」が一部改正され、クレジットカードによる投資信託の積立購入(クレカ積立)の上限額が、月5万円から月10万円に引き上げられました。
楽天証券は、2024年4月積立分から上限額が10万円に引き上げとなります。
これに伴い、お得な投信積立方法はどう変わったか?
今回は、楽天証券でポイント付きで投信積立を行う場合、どの方法が最もお得か、シミュレーションしてみました。
目次
クレカ積立上限額 月額10万円に引上げ
クレジットカードによる投資信託の積立購入(クレカ積立)の上限額が、月5万円から月10万円に引き上げられました。
これで、10万円までポイント還元を受けながら投資が行えます。
カード&代行手数料により異なるポイント還元率
楽天カードクレジット決済での投信積立におけるポイント還元率は、ファンドの代行手数料および楽天カードの種類に基づき判定されます。
ポイントの還元率は、高コストな投信か、低コストインデックス投信か(分岐点は代行手数料が年率0.4%(税込))で、ポイント還元率は異なります。
カードの種類 | 代行手数料 年率0.4%(税込)未満 | 代行手数料 年率0.4%(税込)未満 |
---|---|---|
楽天カード(一般) | 1.0% | 0.5% |
楽天カード(ゴールド) | 1.0% | 0.75% |
楽天カード(プレミアムカード) | 1.0% | 1.0% |
低コストインデックスファンドは、還元率が低い
「オルカン」をはじめ、投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Yearで上位ランキングするような投信は、代行手数料 年率0.4%(税込)未満に該当します。
【楽天証券 投信積立】どの決済手段が最もお得か
毎月ポイント還元付きの投信積立は「楽天カード積立」だけでなく、「楽天キャッシュ積立」でも行えます。
投信積立手段により、年間いくら得になるかを計算した結果は以下の通り。
楽天カードでの投資の場合、年間獲得ポイントからカードの年会費を差し引いて「年間お得額」を算出しました。
投信積立手段 | 積立上限/月 | 還元率 | 月間P | 年間P | 年間お得額 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
楽天キャッシュ | 50,000円 | 3.0% | 1,500円 | 18,000円 | 18,000円 | 高還元率ルート利用の場合 カードからのチャージの場合は一律0.5%還元 |
楽天カード (一般) | 100,000円 | 0.5% | 500円 | 6,000円 | 6,000円 | 年会費0円 |
楽天カード (ゴールド) | 100,000円 | 0.75% | 750円 | 9,000円 | 6,800円 | 年会費2,200円 |
楽天カード (プレミアムカード) | 100,000円 | 1.0% | 1,000円 | 12,000円 | 1,000円 | 年会費11,000円 |
最もお得!「楽天キャッシュ積立」
最もお得なのは、月5万円までしか積立ができなくとも「楽天キャッシュ」がお得です(高還元率ルートを利用した場合)。
以下の記事で紹介する高還元率ルートを使うと、3%還元で楽天キャッシュ積立ができます。
高還元率ルートを開拓したら、以下のページから設定変更を行ってください。
5万円以上の積立は「楽天カード(ゴールド)」がもっとお得
楽天キャッシュでは月5万円までしか積立ができません。それ以上を積み立てる場合は、楽天カードでの積立が必要です。
楽天カードで、楽天キャッシュ5万円投資に追加で10万円のクレカ積立を行うなら、「楽天カード(ゴールド)」が最もお得。
2,200円の年会費を払っても、このカードでの支払いが最もお得になります。正直、これまで「楽天カード(ゴールド)」はノーマークだった方は多いのではないでしょうか
年会費無料の一般カードを利用されてきた方は、「楽天カード(ゴールド)」に切り替えることで、国内空港ラウンジを年間2回まで無料など、お得度をUPさせることができます。
4月分から10万円積立にするなら3/12までに設定必要
積立金額は毎月12日までの変更が翌月の積立から反映されます。
4月積立分に間に合わせるには、「3月12日までに変更」が必要です。口座引落日は、4月30日になります。
設定中の「楽天カードクレジット決済」の積立金額を増やしたい場合
「投資信託」→「積立設定」→「変更」ボタンより金額の変更が可能です。
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