スペイン旅行2日目。
本日はあいにく朝は仕事をしなければならなくなり、結局出かけたのが11時過ぎ。
本当は長距離列車に乗ってトレドにも行こうと思っていたのですが断念。気持ちを切り替えて、本日のメイン、プラド美術館へ歩いて出かけます。
目次
プラド美術館はチケット列待ち必須!事前予約を
プラド美術館(Museo del Prado)は、マドリード観光の目玉の一つともいえる美術館。スペイン王室の美術コレクションをはじめ、12~19世紀を主流とするスペイン、イタリア、フランス等の絵画が楽しめる世界を代表する美術館の一つです。
美術館前に到着すると、長蛇の列!暑い中、並ぶのはしんどいので必ず事前予約をしましょう。
私は30分強、列に並んでやっと入場できました…う
【情報】プラド美術館の事前予約
英語がOKな方
プラド美術館 予約ページから購入できます。
英語が苦手な方
現地オプショナルツアーをうまく利用しましょう。日本語で現地のツアーが予約できます。プラド美術館の予約を手配してくれるプランがありますので、是非、チェックしてみてください。
マドリード 現地オプショナルツアー:プラド美術館
プラド美術館内へ 絶対見るべき作品多数!
チケットをバーコードリーダーで読み取ってもらい、荷物検査をしたら、いざ、館内鑑賞スタートです。
私は美術の知識はありませんが、展示されている絵画はキリスト宗教画の割合がかなり多い印象。そんな私でも、どこかで見たことある有名絵画がところどころに点在しています。
ちなみに、私が拝観中、絵画の前に多くの人だかりができていたのは「着衣のハマ」、「裸のハマ」、「楽園の園」でした。
フランシスコ・デ・ゴヤ作:着衣のハマ、裸のハマ
上記2枚の作品が並べて展示されています。皆さん、2つの作品を見比べています。
「裸のハマ」は、初めて女性のアンダーヘアを描いた作品と言われており、当時のスペインで問題となった作品です。この絵が誰の依頼によって描かれたかを明らかにするために、ゴヤは何度か裁判所に呼ばれたそうです。
ヒエロニムス・ボス作:快楽の園
3枚の三連祭壇画です、左パネルにキリストの姿を取った神がアダムにイブを娶わせている「エデンの園」、右パネルに「地獄」、中央パネルに「快楽の園」が描かれています。快楽の園ですが、よく見るとちょっと異様な光景で、これは何を物語るのだろうか?とじっくり見入ってしまいました。
アルブレヒト・デューラー作:アダムとイヴ
等身大で描かれたアダムとイブ。正直、この画家は知らなかったのですが、「性」について書かれた著書、ジャレイド・ダイアモンドの「人間の性はなぜ奇妙に進化したのか」の表紙がこの絵だったので知っていました。等身大なので迫力あります。
ディエゴ・ベラスケス作:ラス・メニーナス
この作品も、どこかで見たことがある人が多いのではないでしょうか。お人形さんのような少女マルガリータ王女が印象的。スペイン史上最高の名画とも言われる作品。ちなみに左側にいる画家がベラスケス本人。
中野京子著「怖い絵」にも登場する有名画
私は海外旅行中、美術館に行くのが大変好きなのですが、美術館展示の絵には、奇妙だなと感じる絵が結構たくさんあります。
その奇妙さはどこから来るのか?単に、時代や文化が異なるからという理由のものもありますし、画家がある意図をもって描いたなど理由は様々あります。この理由がわかると途端に普通に見えた絵画が面白く観れるようになります。
そんな海外に対する好奇心を駆り立ててくれるのが、中野京子さんの美術海外に関する著書。私は、中野京子さんの著書「怖い絵」を読んで、知的欲求を大いに刺激されました!
なぜ、「神」が子を喰らうことになったかといえば──。一見、なんともない絵にいろんな意味が隠れているのを知ると、がぜん、絵に興味がわいてきます。美術館が好きでなくとも、読むと、知的好奇心が書きたてられる教養書なので、是非、読んでみてください。
さて、以下は、本書でも取り上げられていたプラド美術館の作品です。
ボッティチェリ作:ナスタジオ・デリ・オネスティの物語」
なんで、こんなおぞましい絵を描いたのだろう?と立ち止まってしまう作品。
実際には4枚の連作ですが、髪ふり乱した裸の若い女性が犬に追いかけられ、つかまり、騎士に短剣で刺され、内臓をえぐられ犬に食べられるという悪夢のようなシーンが連作で描かれています。
中村京子さんの著書「怖い絵」によると、フィレンツェの富豪プッチが、新婚の息子へのプレゼント用に注文したもので、若夫婦の寝室の壁に羽目板絵として飾られたというというから驚き。しかも、この不可解な絵は、サディスティックでありマゾヒスティックな、そら恐ろしいまでの「愛」がテーマであるというからさらに驚きです。
フランシスコ・デ・ゴヤ:我が子を食らうサトゥルヌス
美術館を歩きながら、「何、この絵!」と立ち止まってしまうゴヤのおぞましい絵。なぜって、漆黒 の闇を背景に、裸の巨人が我が子をむさぼり喰っているのですから。
「怖い絵」によると、サトゥルヌスとはギリシャ・ローマ神話における農耕神「クロノス」のこと。
なぜ、「神」が子を喰らうことになったかといえば──。
クロノスは、父ウラノスと母ガイアの子供(末っ子)。父ウラノスが化け物として生まれてしまった子供たちを地底に閉じ込めてしまったことに怒りを感じてるガイアからの依頼もあり、クロノスは父の一物をカマで切り落としてしまうのです。そして、父ウラノスは最期の言葉として、クロノスに「おまえもまた自分の子どもに殺されるだろう」と言い残したのです。
結果、クロノスは、この言葉に怯え続けることになります。そして、妻であるレアとの間にできた子供たち5人の子供を飲み込んでしまう….この地獄の光景が、ゴアの描いた絵なのです。
しかも、クロノスの股間部分が漆黒の闇で塗りつぶされていますが、実は、ここにもおぞましさを増す絵が本来は書かれていたそうです…(内容は、ご推察ください…)
なお、ゴアの絵がこれほどまでに残忍で迫力があるのにも、ゴアの悲惨な経験が背景にあります。その理由は、本書でご確認を。
ギリシャ神話を知るともっとゴアの絵が楽しくなる
ゴアのおぞましい絵をより深く知るためには、ギリシャ神話を知るともっと理解が深まります。
ギリシャ神話を最も楽しく学べるのは「中田敦彦さんのYotube大学」
クロノスが子供を食べるに至った解説も中田敦彦さんが「ギリシャ神話三部作~神々の物語」で面白おかしく解説しています。是非、Youtubeでご確認を。
なお、中野京子さんの「怖い絵」の中には、もう一つ、ギリシャ神話に関する絵が登場します。
それが、画家ルドンの「キュプロクス」。
一物を切り取られた父ウラノスと、母ガイアの間に生まれた化け物のなりをした子供です(中田さんのYoutubeの授業でも登場します)。この絵の怖さは単に「一つ目の化け物」だけでなく画家 ルドンの生涯にもあります。内容は是非、本で読んでみてください。
「タイタンの戦い」「タイタンの逆襲」という映画をご存知でしょうか。
先日、Amazonプライムでたまたま本作を見つけて見たのですが、この作品、ちょうど、上記で紹介してきた、古代ギリシア時代、世界を支配していた神々のお話。
クロノスとその息子の神であるゼウス、ポセイドン、ハデス、さらに、ゼウスが人間界に降りて人間との間に作った子供(この子供ペルセウスが主人公)の間で、様々な因縁がうごめいて話が進んでいくんですよね。
この話の面白さは、ギリシャ神話を知っているかどうかにも大きく左右されます。正直、ギリシャ神話に関する知識がないと、面白さが半減するでしょう。
知識が増えると楽しさも増す/見え方が変わる/人生楽しくなる!
本件に限らず、教養のある人の方が、人生様々な上で得するし、楽しめるなぁと感じる一例。
人生を楽しむためにも、読書を続けます😝
美術館鑑賞は足が疲れる!ランチで休憩
プラド美術館級の規模になると、展示数が多いので、見て回るのにも時間がかかりますし、足が疲れます。そこで、ランチはプラド美術館内で頂くことに。
カフェとレストランが隣接していますが、レストランはカフェテリア形式になっています。
私はパエリアをオーダー。食べてみると、塩気が強すぎます。しょっぱいなーと思いながら食べていると、同じくパエリアをオーダーした若い女性が隣りに座りました。食べる様子を見ていると、なんと、たっぷりのオイルをかけて頂いています。確かにあれだけオイルをかけるとマイルドになるんでしょうね。こちらではそういう食べ方が当たり前なんでしょうか。でも、いくらカロリーアップするんだろう?私にはできません。。。
その後、16時ぐらいまでじっくり絵画を楽しみました。
さて、プラド美術館の作品を紹介してきましたが、実物を見たくなりませんか!?絶対おすすめのの美術館です。是非、足を運ばれることをおススメします。
観光スポットではないけど、スペイン取引所にも行ってみた
さて、当ブログは投資をメインとしたブログで、昨年6月も、欧州中央銀行(ドイツ フランクフルト)、EU本部(ベルギー ブリュッセル)、ブリュッセル証券取引所(ベルギー ブリュッセル)、アムステルダム証券取引所(オランダ アムステルダム)に行ったことを報告しました。
過去記事 フランクフルトでは欧州中央銀行に行ってみた 他
そこでスペインでも証券取引所まで行ってみなければ!と思い、プラド美術館からほど近いスペイン証券取引所にも行ってみました。
スペイン証券取引所は、取引時間は午前9時から午後5時30分で、代表的な株価指数はIBEX 35です。皆さん、知ってました?今回、ググってみて初めて知りました。
マドリッド市内には、コンビニ・自販機なし!水を買うのに苦労
その後は、公園で時間を過ごしたり、街をぶらぶら散策したりして、マドリッド市内の雰囲気を楽しみました。
さて、街歩きをしているとほしくなるのが飲み物。とにかく暑いので、立ち食いスイーツより「水」が欲しくなります。
日本にいるときのような感覚でコンビニを探してみるのですが、いわゆる、セブンイレブンのようなコンビニは街中にはありませんし、自動販売機もありません。スーパーマーケットを探してもなかなか見当たりません。
ペットボトルを片手に持って歩いている人は多いので、どこで買っているのだろうと、行動観察していると、個人商店のようなお菓子や飲料を置いた小さな店、道端にあるキオスクスタンドで購入している様子。私も、あまりにのどが渇くので、道すがら1.5Lペットボトルを何度か買いましたが、2ユーロ~2.5ユーロでした。
※後で、スーパーマーケットで価格チェックをしてみたところ、0.6ユーロぐらいでしたので、かなり割高ですね。
(続く)
旅すがらの読書でもっとスペインを楽しむ
旅行地を散策しながら、その地のことを学ぶと、旅行がとても楽しくなります。
旅に必要なガイドブックや移動中に読みたい本。紙の本は重たくて不便です。
しかし、Kindle本ならガイドブックや本も持ち歩きの心配なし!スマホやタブレット、kindleデバイスなどに入れて持ち歩けます。
対象本が読み放題になるKindleUnlimitedを利用すると、本にかかる費用も格安に。現地ではもちろん、旅の計画にも大変重宝します。定番のガイドブックも読み放題指定になっているものも多いです。
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読む読書 Kindle Unlimited 聴く読書 Audible
■ 読み放題対象のおすすめ本
スペイン女一人旅ルート~マドリードから始まる5都市周遊の旅 2017年
→グランダ→(マガラ)→バルセロナを周遊♪
スペイン国内移動:鉄道乗車券・周遊券
1日目 移動:飛行機(→マドリード)
移動:メトロ(空港→市内)
マドリード観光:市内
2日目 マドリード観光:プラド美術館
3日目 移動:国鉄Renfe(→コルドバ)
コルドバ観光:メスキータ他
4日目 セビリア観光:アルカサル他
5日目 移動:国鉄Renfe(→グラナダ)
グラナダ観光:大聖堂、アルバイシン
6日目 グラナダ観光:アルハンブラ宮殿
グラナダ観光:アラブ人街、移動
7日目 バルセロナ観光:旧市街地
8日目 バルセロナ観光:サグラダファミリア
9日目 帰国 (+1日)
旅を予約する・探す(航空券、ホテル、現地ツアー等)
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・旅行中にユーロ高。現金払い・クレカ払い、どちらが得?どう判断する?
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知ってくべき海外旅行情報
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