【書評/要約】負の感情を捨てる方法 (中島 輝 著)(★3) 感情は自分次第!0.1秒で最高な気分に変えられる!

ムカムカした、もやもやした、みじめになった、イライラした、憎しみが増した etc.

人は、こうした「負の感情」を持ちがちです。一時の感情ならいいですが、怒り、嫉妬、恨み、憎しみ、劣等感といった感情が、常に心を支配するようになってしまうと、生産的な思考や行動ができずに人生の貴重な時間を浪費してしまいます。

本書「負の感情を捨てる方法」の著者で現在心理カウンセラーを務められる中島さんも長きにわたってこのような負の感情に支配され続けた経験を持つひとり。小学校4年正から変調が始まり、25歳からの10年間はパニック障害と過呼吸の発作が原因で、外出が全くできなくなってしまった辛い経験をお持ちです。その経験をもとにした内容であるだけに説得力があります。

今回は、著者「負の感情を捨てる方法」に、如何に「負の感情」にとらわれずに生きるか、その方法を学びます。

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負の感情:とらわれの7パターン

負の感情:とらわれの7パターン

人は負の感情にとわれると、一日中、そのことしか考えられなくなり、自分が果たすべき目的を見失ってしまいます。目的を失えば、ぐるぐると同じところを迷路のようにループし、そこから出られなくなってしまうとう悪循環に陥ります。

このような、心が負の感情でとわれるパターンは、大きく7つに大別されます。

心が負の感情でとわれる7つのパターン

・0か100か思考
・超極端思考
・絶対○○すべき思考
・感情的決めつけ思考
・マイナス化思考
・結論思い込み思考
・悲劇の主人公思考

もし、もやもやした気持ちになったら、このような感情パターンのどれにかに当てはまらないか、自分を見つめましょう。

モヤモヤしたとき、「今の私は、●●な思考に陥っているな」と自分を見つけられるようなら、気持ちの鎮静化は楽になります。

半分に水が入っているコップを見て、「半分もある!」とプラスに考える人、「半分しかない。。。」と考える人もいます。同じ状況に置かれても、プラスに反応する人もいれば、マイナスに反応する人もいます。

どんな人でも人生の悩みや苦しみに出会うことがありますが、問題は、そのような状況を「どうとらえるのか」

むかつく、いやだなどと思い続けていると、その負の感情が連続がいつの間にか、「あなたの人生の連続」になってしまいます。つまり、負の感情に縛られ過ぎると、自ら不幸を作り出してしまうのです。

一方で、これは「私が成長するための試練!」と思えれば、ポジティブに現状を打破することも可能になりますし、或いは、自分に不快な思いを与える原因から離れるなど対処のしようもあります。

人間の本質を知る

人間の本質を知る

人間の本質を知っておくことが、自分の負の感情を冷静に見つめることに役立ちます。そのために知っておきたいことを見ておきましょう。

人は「ないものねだり」を続ける

人は、自分より優れた能力、環境、モノを持つ人をねたんでしまう生き物です。しかし、自分が今持っているもの・あるものに満足していれば、ひどい妬みや絶望感を抱かずに済んだかもしれません。

例えば、日本の中だけで見ていれば、あなたは収入が少ないかもしれません。しかし、世界を見渡せば日々の食事さえ満足に得られない人もいます。見る視点(基準)を変えれば、今の自分を「幸せだ」と思うことも可能なのです。

感謝の気持ちを忘れていると、「なぜ、私ばっかり」といった気持ちになりやすい。以下の本も合わせて読むと、大切なことを教えられます。

「幸せ」と「満足」の違い

では、「幸せ」と「満足」は何が違うのでしょうか?

「幸せ」は移ろうことがなく、揺れ動きません。しかし、「満足」は次から次へと表れ、揺れ動きます。そして、常に「次から次へ」求めてしまうものです。

感情は際限なく「ないものねだり」を続けます。「足るを知る」ことは非常に大切です。

日々、「うらやましいなぁ」と感じる事柄はあるでしょう。しかし、実は自分にとってどうでもいいことはたくさんあります。

単に見栄を張りたいなど世間体を良くしたいがために、本当は自分にとってどうでもいいかもしれないことを追い求めていることもよくあります。

例えば、高級ブランドバック、本当にあなたにとって必要ですか?それは、人から良く見られたいというあなたの満足のためではありませんか?(もちろん、高級バックにも、人に見せびらかしたいのではなく、自分の気持ちが上がるなどのメリットもあるので、すべてを否定するわけではありません)。

「どうにかなるさ!」と楽観的になる方法

著者の中島さんは、物事を楽観的に考える方法として、「脳内物質」=「ドーパミン」を味方につけることを勧めます。

では、ドーパミンがたくさん分泌されるようにするためにはどうしたらいいか?以下の3点を心がけしましょう。

ドーパミンを分泌して楽観的に考えるには

1.少し先の未来をこまめに設定する
2.自分へのご褒美をこまめに設定する
3.ToDoリストを作成して棒線チェックで消していく

人生がちょっと楽しくなるようにする小さな習慣を身に着けることが、結果的に「私って幸せ」と思える大きな力となってくれます。

最後に

今回は、中島 輝さんの著書「負の感情を捨てる方法」の要点を紹介しました。

正直、私には本書の言葉は心に刺さりませんでした。たぶんその理由は、私が、会社員を辞め、自分の生きたいように生きるようになったことで、イライラ・ムカムカが非常に減っているからです。しかし、日々、イライラ・ムカムカを感じるストレスフルな環境にいる方には価値ある本です(事実、Amazon評価も高いです)。是非、本書から「とらわれない生き方」を学んでみることをお勧めします。

以下の本もおすすめです。合わせて読んでみてください。