【書評/要約】「自分」を殺すな、武器にしろ(瀬戸 和信 著)(★4) ~自分の強みを知り、活かせ!
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自分のことは自分がよくわかっている

多くの人はそう思っているかもしれません。しかし、それは本当でしょうか?例えば、自分の「強み」と「弱み」、そして「強みの活かし方」を言葉にできますか?

毎日、何事にもやる気が出ない人生を送っているとしたら、それは、本当の自分を理解して、活用できていないことが根本原因である可能性は大いにあります。

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自分の才能に気づかず、自分に合わないことをして日々不満やストレスを抱えて生きているとしたらそれは、本来の自分の良さを殺しているようなものです。著者の瀬戸和信さんはこの状態を憂いて「自分を殺すな、武器にしろ!」とタイトルで訴えているのです。

今回紹介の著書「自分を殺すな、武器にしろ!」は、自分では見えていない才能を可視化し、強みに育て上げて活用する方法を教えてくれます。

今回は本書からの気づきを書評としてまとめます。



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なぜ、「本当の自分」に気づけないのか

【書評/要約】「自分」を殺すな、武器にしろ(瀬戸 和信 著:なぜ、「本当の自分」に気づく必要があるのか

実は9割の人は、自分の「強み」「弱み」を知らずに生きています。なぜそれはなぜでしょうか?

才能のタネが見つけにくい理由

人は個々人才能を持っていますが、そのタネの所在が分かっていません。才能のタネを見つけにくいのは、自分ではさほど努力しなくとも自然にできてしまうから。「自分ではできて当たり前」だから気づきません。

しかし、自分に見えていない才能のタネがあることさえ知らず、発見しないまま放置してしまうのはとてももったいないことです。

日本の教育にも問題

日本では、幼少期に「できないことを頑張ってできるようになりましょう」と教育されます。つまり、「弱みの克服」です。しかし、それは自分にとって苦痛を伴い、時間も必要とします。しかも、得意なことのように才能が開花することもありません。

一方、米国では「強みを伸ばそう」と教えられます。強いところをさらに強化し、弱いところは思い切って捨てる「選択と集中」です。  

さて、どちらの方が能力が伸び、幸福度も上がると思いますか?答えは言うまでもありませんね。

なぜ、「本当の自分」に気づく必要があるのか

【書評/要約】「自分」を殺すな、武器にしろ(瀬戸 和信 著:なぜ、「本当の自分」に気づく必要があるのか

本当の自分に気づく必要がある理由、それは、結論を言えば「自分の幸せ」のためです。

なぜ、日本人は幸福感も自己肯定感も仕事への熱意も低いのか

日本人は幸福感も自己肯定感も仕事への熱意も低いことが、世界の様々な統計で明らかになっています。その理由は主に3つあります。

❶②生産性が低く、
❷仕事に熱意を持てず、
その結果として、❸自己を肯定できず、希望を持てない

特に、生産性の低さはG7の中でもダントツの最下位。だから年収も上がりません。人口減少の一途をたどっている日本の現状を鑑みれば、もはや、時間をかけて弱みを克服している場合ではない状況です。

一人ひとりが弱み克服ではなく、自分がどんな人間か精度高く理解し、自分の強みを生かして会社・社会に貢献すれば、プロジェクト・チーム・会社全体の成果は高まり、個々人の幸福度の向上の期待できるはずなのです。

自分がどんな人間か精度高く理解する

「強みを活かす」ためには、その前に、「自分がどんな人間なのか、精度高く理解する」ことが欠かせません。

人生においては、自分で決められることが多ければ多いほど、幸福感や満足感が増すことが知られていますが、「自分の人生を自分で決める」ためには、「自分が望んでいるもの(こと)は何なのか」「なぜ、それを望むのか」を十分理解していなければなりません。

これがわかることで、仕事や日常生活でも、「どのように物事を成し遂げればいいか」「どのように人とコミュニケーションをとるのがベストか」などの具体的な対策や戦略が明確になります。

ビジネスの世界では自分を知らないと出世できない

ビジネスの世界では「自分が何者であり、どのように社会に貢献できる存在か」を知らない限り、重要なポストに就くことはできません。

自分が、上司や顧客、同僚、後輩からどのように見られているのか
どんなビジョンを描いているのか
どういう考え方の癖を持ち、どんな行動パターンだと成功しやすいのか 等、

役職が上になるほど、自分の強み・弱み正確に把握しておくことが求められます。

自分がわかることで生まれる自信

人は、見えないものが見えるようになり、わからなかったことがわかるようになると、不安感が軽くなります。不安や疑念から生じる怒りも幾分かやわらぎます。

自分という人間が精度高くわかるようになると、「私は他の誰でもない」「私には、私だけの強みがある」と思えるようになります。すると、余裕が生まれるので、他人に対しても寛大さが増し、人間関係での幸せも増します。

ビジネスの現場であれば、以下のような好循環が生まれます。

・他人と比較することが少なくなる
・チームの仲間をフォローできる
・他人をに受け入れられる、感謝できるようになる
・恐れが減り、挑戦できるようになる
・他人に何かを相手に与える余裕ができる

自分の表も裏も両面を知る

本当の意味で自己認識の精度を高めていくためには、自分の表も裏も両面を知る必要があります。良い面=強みを活かすことも大事ですが、自身のマイナス部分を受け入れる覚悟がなければ、現実社会で成果を出すことは難しくなります。「弱みは強みの裏返し」でもあるので、短所を生かす技を知っていれば、長所に変換することもできます。

たとえ一時的に目をそらしても、失敗や人生の挫折に直面し、自分の負の側面と向き合わなければならない局面がやってきます。

ちなみに、他人からの言葉で心が揺さぶられるということは、つまり「自分が気になっていたけれどもできていなかったこと」もしくは「自分ではできていると思っていたけれどもできていなかったこと」を指摘されたケースが多いです。思い当たる節があるはずです。

自分の〝才能のタネ〟を知り、強みに育てる

【書評/要約】「自分」を殺すな、武器にしろ(瀬戸 和信 著:自分の〝才能のタネ〟を知り、強みに育てる

自分の強みを生かすには順番が大切です。

❶まずは「自分を知る」
❷才能のタネを見つけて育て、強みへと成長させる
❸強みを他者のために生かす

まずは「自分を知る」

まず、自分を知るにあたっては、以下を意識することが大事です。

自己認識に欠かせない6つのマインド

①人はみな、才能のタネを持っている
②自分を過小評価しない
③誰も「ひとり」では生きられない
④私の常識とあなたの常識は違う
⑤ありのままでいる勇気を持つ
⑥才能のタネを育てていくために努力する

過小評価も過大評価も、正確に自分を把握していないがゆえに起こることです。
また、人それぞれ強み・弱みは異なりますから、「自分が〝あたりまえ〟に行っていること」も常識だと思わないことが大切です。

まずは、本当の自分を「知る」。そして、背伸びせず、見栄をはらず、謙遜しすぎず、あなたがすでに持っている才能のタネをまずは把握した上で、それを強みとして発揮できるところまで高める努力をする。ありのままを受け入れつつも、自己満足せず、身を高めていく努力が大切です。

目標に対して、才能をマッチングさせる

多くの人は、自分が既に気づいている「能力」から「向き不向き」を判断します。人生を決める就職・転職などの時はまさにこの手順をとる人が大半です。

しかし、「こうありたい」というキャリアや人生の目標に対して、本来持っている才能をどう適合させていくかを考えることが大切です。

・もしも何も制約がないのならば、自分のこだわりと欲求は何か?
・自分の強みを生かせる環境とは?
・これから、どんな人生を送っていきたいのか?
・そのために、自分の強みをどのように使っていくか? など

多くの人は、この「緊急じゃないけど重要なこと」を考えていません。大事だと分かっていても面倒なので後回しにしてしまっています。しかし、これを自分なりに把握すると、人生がとても生きやすくなります。

自分の〝才能のタネ〟の見つけ方

【書評/要約】「自分」を殺すな、武器にしろ(瀬戸 和信 著:自分の〝才能のタネ〟の見つけ方

自分の〝才能のタネ〟の見つける最初の第一歩は「自分の棚卸」です。
具体的に「才能のタネを見つける」にはどうしたらいいでしょうか。

才能の見つけ方:自己発見

本書には才能の見つけ方が、具体的な「自分への問い(例)」とともに多数紹介されていますが、ここでは「自分の棚卸の概要」のみまとめます。

例えば、以下を具体的に書き出します。そして、それにはどのような自分の能力が紐づいているかを考えることで、自己の強み・弱みが浮き彫りになってきます。

・過去のよい経験の振り返り:楽しかった時、感謝されたときなど、幸せを感じたとき
・最近できるようになったこと
・苦しかったこと
・イライラしたこと
・感謝されたこと
・人から頼られたこと

例えば、苦しい時は、才能のタネを見つけるチャンスです。人は苦しい時、何とかその難を逃れようと、「どうしたらいいか」と本気で考えます。自分と本気で向かい合うチャンスを放棄してはいけません。ここで、考えるかどうかが、人生を左右します。

また、日常生活における「イライラした瞬間」も見逃さないでください。イライラするとき、それは、あなたが当たり前にできることが他人にはできていないからです。または、あなたが当たり前に気づくことに他人が無頓着だからです。つまり、イライラしたとき、そこに「自分の才能や才能のタネ」が潜んでいます。それが何かを突き止めておくと、自分の強みの発見につながります。

才能の見つけ方:他人に聴く

自分を知るには、人からの率直な意見も欠かせません。
本書では、どんな人に、どのような質問で問うべきか、持つべきメンターなどが具体的に紹介されています。

才能の見つけ方:診断テストを利用する

自分を知るには他人の意見が必須ですが、人に聞くのは難しい。そこで、利用したいのが「診断テスト」です。

最も有名なのは、ギャラップ社の「クリフトンストレングス・テスト」です。以前は、「ストレングス・ファインダー」と呼ばれていたテストで、こちらの名の方なじみがあると思います。

これは、40 年以上にわたって「人間の強み」に関する研究を行ってきた米ギャラップ社が提供する才能診断ツールで、今でもベストセラーとなっている「さあ、 才能 に目覚めよう──新版ストレングス・ファインダー2.0」を購入すると、全177問の質問からなるウェブテストを受けるアクセスコードがついています。

テストを受けるとクリフトンストレングス の34の資質」のうち、どの資質が自分に備わっているのかがランキング形式で提示されます。これによって自分の潜在的な強みを知ることができます。

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私たちが知っている自分は氷山の一角です。見えているのは「成果」だけ。その土台となっている能力はもとより、さらにベースとなる社会的役割、自己像、気質や特性は表にあらわれてきません。これらを知るには非常に有効な手段です。

私の人生を変えた本の1冊

さあ、 才能 に目覚めよう」は私の人生を変えた一冊です。
私はこのテストで、「自分もなんとなく気づいていた自分」を再認識すると同時に、自分では気づくことが難しい「無意識下の自分」を知ることができ、自分を変える大きなきっかけとなりました。
ちなみに過去、複数回受けたことがありますが、テストの結果は変化していました。最初のテストから5年、10年と時間を経過しているなら、再度受けてみると、変化した自分に出会うことができます。

「自分を殺すな、武器にしろ」に瀬戸さんが試した複数の診断ツールが紹介されているので、是非、複数のテストを受けてみたい方は、本書を参考にしてください。

最後に

今回は、瀬戸和信さんの「自分を殺すな、武器にしろ」からの学びを紹介しました。
本記事で紹介した内容は、本書のごく一部。強み・弱みを理解した後にさらに自分を活かす方法として紹介されている「自分のためだけではなく、誰かのために、自分の強みを発揮することの大切さ」(方法とメリット)については、全くご紹介できていません。

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是非、自己を発見し、幸せに生きるためにも本書を手に取って読んでみてください。

自己を発見して成長をしたい方には、こちらの本もおすすめです。

最後に、本書以外で、私が自分を知るうえで参考になった本を紹介しておきます。

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