【書評/要約】読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門(佐藤 優 著)(★4)
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知識を着実に身につけ、人生を豊かにするために重要な「読書」。
しかし、その前に立ちはだかるのは「時間」という制約。
時間は人間にとって最大の制約条件であり、一生で読める本の数は限られているからこそ、正しく読書をする必要があります。

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人生という限られた時間を有効に使い、いかに読書し、知力を高めるか

本書「読書の技法」は、月平均300冊以上の本に目を通す佐藤優さんの「読書の指南書」。ただ読むだけでなく、物の見方・考え方にまでふみこみ、いかに知力をつけるかについてもまとめられています。

より効率的・効果的な読書をしたい方におすすめの一冊です。

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月平均300冊を読書する技法

月平均300冊、多い月には500冊以上を読むという佐藤さん。しかし、すべての本をすべて熟読しているわけではありません。佐藤さんの読書スタイルは以下の通り。
ただ漫然と本を読むのではなく、熟読、速読、超速読のいずれかの方法で読むか、最初に本の質を判断。熟読に値する本は月に4~5冊程度で「読書ノート」を付けることで知識を定着化されています。

佐藤優さんの3スタイルの「読む技法」

熟読 :最低3回読む+読書ノート 4~5冊/月
速読 :1冊30分~3時間+読書ノート 50-60冊/月
超速読:1冊約5分 240-250冊/月

「熟読」の技法 - 最低3回読む

・1回目:線を引きながら通読
・2回目:ノートに重要箇所を抜き書き
・3回目:再度通読

「速読」の技法

・1冊30分~3時間で読み、読書ノートを作成。
 読書ノートを作る最大のポイントは時間をかけすぎないこと。
 自分で時間を決め、それ以上費やさないようにする。
完璧主義を捨て、目的意識を明確にする
・大雑把に理解・記憶し「インデックス」をつけて整理する
 ➡訓練すれば、普通のビジネスパーソンが2~3日かけて行う読書を1時間程度で行える。

「超速読」の目的

・本の仕分け作業と、「ここだけ読めばいい」というあたりをつける

【参考】Chamiの読書

私chami(@poststand)も毎日1冊以上の本を読みますが、著者でいうところの「速読」で読む読書が多いです。ただし、雑誌・コミックを除き、すべての本に対して、5行でもいいので当ブログかInstagramにメモを残すことにしています。
正直、メモを取っても、その多くの「学び」は忘れてしまいます。しかし、メモを見返すことで何度でも読んだ内容を思い出すことができるので、知識・情報の定着率は大幅にUPしました。

基礎知識がなければ理解はできない

人間の知識は一定の成熟期間を置いた後にしか身につきません。著者の場合は3-6ヶ月。たとえ、半年たっても全く読書力が向上しない場合も「自分は記憶力がよくない」などとあきらめる必要はありません。

このような、状況に陥っている場合、読んでいる本が貴方の知識レベルにマッチしておらず、背伸びをしていることが非常に多いです。上級の応用知識をつけようと欲張らないことが大切です。

この知識の欠損部分を補うためには、高校の教科書と参考書が最適(詳細は後述)です。ビジネスパーソンにも役立つ高いレベルの知識と教養が身につきます。

「ノートを作る時間があったら他の本を読んだ方がいい」への反論

私も常々感じていることですが、ノート(メモ)の作成は非常に多くの時間を要します。私の場合、本によっては読書時間に匹敵する時間を要することもあり、「この時間にもう1冊読める」と思うことがあります。

佐藤さんはこの問いに対して、メモを取らないといくら本を読んで知識を取り入れても頭の中に定着しないと反論します。本を読んで「自分も知っている」という感覚は味わえても、「では、どう知っているか」と突っ込んだ質問には答えられません。

それ故、10冊の本を読み飛ばして不正確な知識をなんとなく身につけるより、1冊の本を読み、正確な知識を身につけた方が将来に応用が利くと説明されています。

より効果的な読書をするためのTips

・基本書は3冊、5冊と奇数にする
 見解が分かれた場合に、多数決をすればいいから
・知りたい分野の本は3冊買って、まずは真ん中から読む

基礎知識の欠損部分を補う方法

読書をしても、「この本、いまいち読みこなせない。面白くない」と思うことはないでしょうか?
このような場合、上述した通り、自分の知識が追い付いていない背伸びしすぎな本であることが大半です。

この佐藤さんの言葉には大いに納得!読みこなせない分野の本は、いつまでたってもいまいち読みこなせない。
私の場合、経済・マネー系の本は短時間で読めるのに対し、歴史、政治、数学(統計)、心理、宗教、哲学などの知識不足で本が咀嚼しきれなかったり、一冊読むのに時間もかかれば、わからない故に読書の満足感も薄かったりなど常々感じることです。

このような問題に対し、佐藤さんは、「基礎知識の欠損部分を補うためには、高校の教科書と参考書が最適」であり、まずは、以下の本を学ぶことを薦めています。

基礎知識を高めてくれる良書(高校の教科書、参考書)

※改訂版がある場合は、新しいものを掲載しました。

政治・経済

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最後に

今回は、佐藤優さんの「読書の技法」のポイントを要約しました。

私の読書スタイルは筆者の「速読」に近く、本へのマーキング→後でブログを通じてメモ化していますが、この方法により知識・情報の定着率は従来に比べかなりアップしたものの、複数冊読んでもどうしても読みこなせない分野の本が存在していることが課題でした。本書により、問題は「そもそも基礎知識がなく、背伸びしすぎた本」を読んでいたことに気付けたのは大いに参考になりました。

高校社会(世界史、日本史、政治、経済)などの教科書は手元に置いて見返せるようにしておきたいなと思った次第です。ゆっくりとですが、基礎知識を習得にも努めていきたいと思います。

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