
ビジネスや勉強に必須の筆記用具「ペン」。
ビジネスマンなら、書くときはボールペンという方が多いと思いますが、ペンの書き味は仕事の生産性に直結することをご存知でしょうか?
別に粗品でもらったペンでもよくない?とお考えの方もいるかもしれませんが、書き味の悪いペンを使っていて、「書きにくい!」と脳ががハックされ、思考が中断してしまった経験はないでしょうか?
脳は「居心地の悪さ」に極めて敏感。やる気を落とさないように気遣うだけでも、思考の中断が防げ、仕事の生産性は上がります。
今回は、書き味抜群の「神ペン」おすすめ10本を紹介します。最後に、アナログとデジタルのいいとこどりをしたスマートペンについてもおすすめ品を紹介します。
目次
書き味のいい神ペンを使うべき理由
脳は「心地良さ・心地悪さ」に極めて敏感です。「心地が悪い」とどうしてもそれが気になり、脳がハックされ、集中力が奪われます。
敏感な脳、失われる時間
これは、「書き心地」に関しても同様。書き心地が悪いと、書きながらちょっとイラっとしてしまい、脳がハックされ、折角のやる気がそがれてしまいます。一旦、やる気がそがれ、集中力が落ちてしまうと、再びその状態に戻すために時間が必要。多くの場合、元の状態に戻ることすらできず、別のことを始めてしまったりします。
そのぐらい、脳は居心地にセンシティブです。
だからこそ、ビジネスマンにとって、筆記用具のペンは見直すべき価値ある重要アイテムなのです。
15分の仕事時間を無駄したら、その損失価値はいくらか
労働基準法に基づき働く会社員の場合、年収から時給を割り出すと、ざっくり以下のようになります。
ざっくり、年収の1/2000が時給となります。※算出根拠
年収400万円なら、時給2,000円
年収800万円なら、時給4,000円
年収1000万円なら、時給5,000円
仮に、年収400万円の人が、やる気がそがれて15分間無駄にするだけで500円分の仕事時間を無駄、年収1,000万円なら15分で1,250円の仕事時間を無駄にしたことになります。
一方で、ペンは安いモノなら100円、デザインにこだわっても1,000円です。つまらない無駄な時間を生み出さないためにも、書き味のよい神ペンに買い替える価値は十分あると思いませんか?
書き心地のいい神ペンの条件
ペン書き心地の良さを決める最大のポイントは、インクですが、それ以外にも以下の点にも注意が必要です。
・インクの滑りがいいか
・ペンの太さはどうか(用途による)
・重さはどうか(重すぎると疲れる)
・グリップは良いか(グリップ部分が滑りやすいと疲れる)
ペンの太さは、紙の大きさにもよりますが、仕事なら0.7がおすすめ。書き込む量が多くなりがちな勉強用には0.5がおすすめです。
ペンの種類
ペンの種類は大きく4つに分類できます。
❶油性ボールペン :書き心地もインクの粘性・耐久性のバランス抜群
❷ジェルインクボールペン :油性ボールペンの良さは残しつつ、より書き心地が軽い
❸水性ボールペン :筆圧軽くてもサラサラ書ける
❹多機能ペン :複数の色やシャープペンシルも1本で
普段使いに最適で、安価だけれど、書き心地抜群の神ペンを、4つの種類に分けて、合計10本紹介します。
以下では、ペンの種類ごとにおすすめの神ペンを紹介します。
油性ボールペンNo.1:三菱鉛筆のジェットストリーム 3種類
油性ボールペンNo.1と言えば、三菱鉛筆のジェットストリーム。
ジェットストリームは私も愛用の神ペンで、Amazonでも最も売れているペンです。
ジェットストリームのおすすめはグリップが異なる3種類(スタンダード、ラバーボディ、アルファゲルグリップ)+3色ボールペンです。すべてノック式なので、取り出してすぐに使えます。
まずは、❶スタンダード。ペンの形状・グリップに特にこだわりがなければこちらで十分。値段も安価です。
❷ラバーボディは最もグリップが弱めで、3種類の中で見た目がシャープなペンです。見た目もカッコよさを重視するなら、こちらがおすすめ。


❸アルファゲルグリップは、ゲルが肌にフィットする感じでグリップに力が要りません。重心もペン先にあります。力を入れてペンを握る癖がある人(ペンだこができやすい人)にオススメです。ただし、グリップのゲルは若干粘着性があるので、ゴミの付着が若干気になるかもしれません。
名入れができるタイプもあり、卒業祝い・入学祝い・入社祝い、その他、大人のお祝いなどにも喜ばれます。名前が入ることで、愛着も沸きます。
ジェルインクボールペンで人気No.1:ゼブラのSARASA 3種類
ジェルインクボールペン(ゲルインクボールペン)で一番人気と言えば、ゼブラのSARASA(サラサ)。
油性ボールペンのジェットストリームに並ぶ人気のペンです。
油性と比べて、にじみやすいイメージがある水性ボールペンですが、通常の水性ボールペンより若干粘度がある分、耐水性も水性ボールペンより高いのに書き味はなめらかでサラサラしています。
また、書き味が軽く、カラーバリエーションも多いので、カラフルにオリジナリティのあるノートをとるのが好きな女子高生のファンも多いのが特徴です。
Sarasaからも3種類(スタンダード、サラサドライ、サラサグランド)を紹介します。
まずは、❶スタンダード。書き心地抜群なのにリーズナブル。入手も容易でカラーバリエーションも豊富です。
❷サラサドライは、社会人向けのスタイリッシュなペンです。
超速乾ドライジェルを搭載しており、すぐに紙に染み込むので、書いた直後に触れても汚れないのが特徴。左利きの人にも書きやすいと好評です。


❸サラサグランドも、社会人向けの細部にまでこだわった高級感のあるペンです。価格も見た目のデザインの割にリーズナブルでお値段以上。
挟める便利なバインダークリップがついているので、胸ポケットや手帳にも挟みやすい。また、特徴的なのは、そのカラー。カラーバリエーションも11種類ありますが、色味が渋くて深いので、落ち着いた雰囲気のノートになります。
小中高生の女子はカラフルノートが大好き。カラーペンをシリーズで揃えて、いろんなペンを使ってノートをとりますが、このようなノートの取り方は単なる自己満足。ビジネスマンには不要です。
カラフルノートは、書く際に色使いに意識が向かってしまい、本来、考えたり、覚えたりする内容から意識がそがれます。大事な部分のマーキング用には、2,3色もあれば十分です。
水性ボールペンで人気No.1:パイロットVコーン 2種類
水性ボールペンでNo.1と言えば、パイロットVコーン。
水性ボールペンインクは、油性インク、ジェルインクよりも書き味が軽いのが特徴。筆圧をほとんどかけなくても、ダマになったり、擦れることもなくサラサラかけるので、軽くペンを握りたい方にオススメです。ただし、インクの特性上、インク保護の観点から、キャップ式のものが多いです。
❶Vコーン スタンダードはキャップ式。サラサラ書ける度は抜群です。長時間の使用でも、持ち手が疲れにくいです。しかも価格は安価。
著書「頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?」や「ゼロ秒思考」でも紹介されるなど、マッキンゼーなど外資系戦略コンサルタントにも愛されています。
ただし、キャップ式なので、都度、キャップを取り外す必要があります。
❶Vコーン スタンダードの不便を解消したのが❷Vコーンノック。従来、水性インキのノック式は困難でしたが、ノック式に最適な低粘度の専用インキを開発。液体タイプの水性インキならではの、軽い力でスラスラ書ける、さらっとなめらかな書き心地が実現しています。
思考法の改善にも役立つ!ビジネスマンは是非読んできたいでおすすめ本です。
複数の色を1本で:三菱鉛筆 多機能ペン
一本で、複数の色、そして、シャープペンシルもカバーしたいなら、最も売れているのはジェットストリームの多機能ペン。替え芯を利用すれば、長く使い続けられるので、コスパは悪くありません。


もう少し高級感があるボディの多機能ペンをお探しなら、ウイスキー樽から生まれた多機能ペン「ピュアモルト」。
かつて、このペンを使っていました(なくしてしまいましたが…)。太さがあるしっかり目のボディ。シャープペンと2色(黒・赤)ボールペンが搭載されています。プレゼントにもよいです。
アナログとデジタルのハイブリット、デジタルペン
アナログ手書きの良さは分かるけど、保存などが面倒で、ノートの持ち歩き、よりも、スマホでいつでも確認したいという方も多いでしょう。
そんな方が愛用するのがスマートペン&デジタルノート。
アプリ連動でアナログで手書きし、それを簡単にデータ化できる筆記用具&ノートです。
デジタル「LAMY safari all black ncode」
LAMYといえば、世界中の筆記用具ファンに愛されるドイツの筆記用具メーカー。中でも人気は万年室です。そんな、LAMYから2021年10月に登場したのが「LAMY safari all black ncode」。日本のneo.labとのコラボレーションで生まれた商品です。
世界中で愛されるロングセラーモデルLAMY safariのデザイン性を兼ね備えたペンは、アナログノートとデジタルをつなぐペン。アプリとの連動で、紙に書くだけで、簡単にデジタル化され、保存・共有・再生することが可能です。
ノートを持ち歩かなくてもスマートフォンやタブレットがあればいつでもどこでもメモが確認できます。さらに、録音・再生もできるので、ミーティングや講義での記録や振り返りにも活用できます。
ペンとノートのセット品もありますが、ノートは単体購入も可能ですし、neo.lab発売のデジタルノートを利用することもできます。
最後に
今回は、生産性を上げるためにも見直しの価値が十分あるおすすめ神ペン 10選を紹介しました。
私は贅沢はよしとしませんが、生産性を上げる仕事道具、時短につながるアイテムには自己投資をすべきと考えています。
数百円の投資で生産性が挙げられるので、もし、書き心地に不満足なペンを使っている方は、是非、この機会に見直しを。
なお、書き味はノートの紙質でも大きく関わるので、以下も合わせてご確認ください。
投資の成功率を高める投資手帳は、以下にて紹介しています。
以下では、ノートパソコンや、モニター、デスク周りなどに役立つアイテムを紹介しているので、合わせてご確認を!