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恐ろしい脳の老化。グルテンがあなたの脳を静かに蝕む
タイトルだけ見ると、ダイエット本かなと思えますよね。しかし、本書は単なるダイエット本ではありません。
本書は、グルテンがいかに脳にとって危険であるかを終始説いた本です。
グルテンの取り過ぎが体(体重)に悪影響を与えることはおろか、脳を老化させ、心も蝕んでしまうことがこれでもか!と書かれています。
グルテンはなぜよくない?
グルテンは、みんなが大好きなパン、パスタ、シリアル、ピザなどの小麦商品に含まれています。このグルテンがひたひたと脳を老化させ、うつ病や統合失調症、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症、記憶・認知障害などの病を引き起こしやすくするのだとか。
しかもグルテンには強い依存性があります。グルテンが胃で分解されると、アヘンに似た作用を持つ「エクソルフィン」という物質に変わり、「おいしい!」という恍惚感を生み、依存性を引き起こします。
ふわふわのパンを食べると幸せな気分になるのもそのせいです。だから、ますます、おいしいパンが食べたくなる。頭も悪くなり、太るのです。
品種改良小麦を受け入れられない我々の体
昨今、ふわふわ触感のパンが人気ですよね。しかし、昔のパンは、今ほどふわふわではなかったですよね。
ふわふわパンは、品種改良によってグルテンの量が多い小麦が開発されたから実現したののです。この品種改良小麦に我々の体は受入れの準備が十分できていません。ちなみに、フランスパンなどは固いですよね。グルテンが少なめです。
「炭水化物中毒」や「脂肪恐怖症」に陥っていませんか?
我々はダイエットというと、すぐに脂肪を控えることを考え、油や肉などを控えたりします。しかしちょっと待った。脂肪は押さえても、炭水化物中毒になっていませんか?
先にも記したように、グルテンには「おいしい!」という恍惚感を生み、依存性を引き起こす作用があります。
体は「食べるもの」に敏感です。グルテン以外に「糖質」も脳にとってよくありません。糖質も依存性があります。糖質も小麦もみんなが大好きで依存性があります。これらを控えることが必要です。心の病も頭痛も「食事」を変えれば変わっていきます。
脳を一生老化させないためには
脳の健康と機能を理想的に保つにはどうすればいいのか?
食事、運動、睡眠に気を付けることです。
まず食事では、パンなどグルテンを含まない食事をすることです。以下は、脳に悪い食べ物といい食べ物です。
× 脳に悪い食べ物 | ○ 脳にいい食べ物 |
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パン(精白したもの、全粒のものもすべて)、 パスタ、シリアル、ピザ、甘いフルーツ、 ドーナツ、焼き菓子、ケーキ、ポテトチップス | 魚介類、卵、肉、甘さ控えめのフルーツ、 ナッツ、オリーブオイル、ココナッツオイル、野菜) アボガド、トマト、キュウリ、カボチャ、ナス、 ピーマン、ズッキーニ、ブロッコリー、もやし、 キノコ類、葉物野菜、発行させた大豆食品、 純粋なバター、ハーブ類・香辛料、米(1日1回)、 カカオ70%以上のチョコレート、赤ワイン(1日1杯) |
また、運動、良質な睡眠も基本中の基本ですね。
なお、本書には、炭水化物と糖質から抜け出すための「4週刊プログラム」が紹介されています。
まずはできることから始めてみたいと思います。