久々に上昇を見せたビットコイン。半減期サイクル3回目の大底はつけたのか?過去の大暴落率、経過日などから今後を考察する
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久々に上昇を見せたビットコイン。円ベースでは270万円まで上昇を見せました。

250万円のレジスタンスラインををブレイクアウトし、週足の一目均衡表の基準線までの上昇を見せています。
データ分析企業CryptoQuantのKi Young Ju(@ki_young_ju)CEOのツイートによると、2023年1月14日にビットコイン先物市場で“40億ドル相当の成行買い”が入り、8700万ドル相当のショートポジションがロスカットされたことが大きな上昇の要因のようです。

2023年になりましたし、しばらくぶりに、仮想通貨ビットコインの状況を確認しておきたいと思います。



 

ビットコイン:チャート分析

ビットコイン週足チャート

上記はビットコイン(円建て)の週足チャート。冒頭で示した通り、250万円をブレークしたことで、270万円まで少々しました。ただし、一旦、チャートポイントに到達したので、様子見が必要な水準となっています。

最高値からの下落状況について確認すると、仮に2022年12月の217万円が大底とするなら、2021年11月の最高値782万円からの下落幅は-72%(-560万円強)の下落です。

過去の大暴落の下落率を見ても、おおよそこの程度は下落しているので、反転水準と言えるのではないかと考えています。

ビットコイン週足チャート

ビットコイン(ドル建て)で見ると、200週移動平均線がレジスタンスラインとして機能したことがわかります。

ビットコイン半減期サイクル分析

ビットコインの価格を読み説くうえで重要な、約4年ごとにやってくる「半減期サイクル」から価格の推移を確認してみます。

半減期サイクル:経過日数と価格の推移

上図は、2012年、2017年、2020年のビットコイン半減期スタート日を基準に、経過日数と価格の推移を示したグラフです。

以下のスタートのビットコイン価格を「1」とし、そこからの価格推移を対数チャート(ログチャート)で示しています。

対数チャート分析について

仮想通貨のように値動きの激しい銘柄の分析には「対数チャート」だからこそ見えてくるものもあります。対数チャートで分析をするメリットは以下の記事にてご確認を。

■サイクルの基準日とビットコイン価格
1回目:2012/11/22 1BTC = $12.4 を基準
2回目:2016/07/16 1BTC = $666.32 を基準   
3回目:2020/05/11 1BTC = $8601.4 を基準

■現在のサイクル開始からの経過日数
2023年1月15日時点で、3回目のサイクル開始からの経過日は980日目

半減期サイクル分析からわかること

以下、上記結果からの考察を列挙します。

チャートの山はつぶれる

上記図を見ると、サイクルを重ねるごとに、チャートのピーク(山)がつぶれています。これは、時価総額が大きくなる資産の「成長」のセオリーです。どのぐらい山がつぶれていくかは見ておく必要がありますが、サイクルの回数が少ないので、予測は難しいですね。

サイクルの750~1000日の間に底をつける

サイクルの550日ぐらいまでの間にピークをつけ、そこから一気に下落していくことはどれも同じです。そして、その後、750~1000日の期間がが最も暗い「冬の時代」で、この間に大底を付けそうだということがわかります。

現在は、サイクル980日で、冬の時代が明けてもおかしくない時期にいます。

現在、価格は2023年11月のFTX破綻の暴落前水準まで価格を戻してきています。また、米国のインフレ状況も変化の兆しが表れ始めており潮目が変わり始めた可能性もあります。

いずれにせよ、半減期から750~1000日ぐらいは最も厳しい時代であり、その後、1サイクルの最終日までには、過去最高値には戻せないものの、紆余曲折しながら上昇していくのではないかと、個人的には考えています。

【参考】サイクル毎の最高値・最安値

下表は、3回のサイクルにおいて、「最高値」「最安値」をつけた日の経過日数、BTC価格、BTC価格の基準日からの倍率をまとめたものです。
なお、3回目については、2022/6/18を底値の暫定値としてまとめています。

最高値最安値
サイクル1回目2回目3回目1回目2回目3回目
※進行中
経過日数378519547457883
BTC価格$1,237.60$19650.01$67582.6$111.60$3183.0
BTC価格比99.81倍29.49倍7.86倍9.00倍4.70倍

仮想通貨市場を取り巻く不安要因

仮想通貨市場における不安要因

さて、ここまでは、ビットコインをチャートから分析してきましたが、投資をする場合は、もっと広く、広く世界経済・世情を見ておく必要があります。そこで、仮想通貨を取り巻く不安材料について、私が考えるところをまとめておきます。

■世界経済の停滞・失速
特に米国経済の鈍化、株価暴落などで、すべての市場が下落する可能性

■ウクライナをはじめとする地政学的リスク

■環境問題配慮の視点からの悪影響
BTCマイニングへの批判的意見は、何かをきっかけにささやかれ市場に悪影響を及ぼす

■仮想通貨の信用失墜による市場崩壊
ステーブルコイン破綻、FTX破綻 に見られるような、仮想通貨独自の問題。過剰な期待の失墜

■世界的な仮想通貨に関する規制強化

仮想通貨投資に関する「個人的反省点」

個人的には、仮想通貨に過剰な期待を寄せ過ぎていたかもしれないという反省があります。

今後、世界は、次世代のインターネットと言われる「Web3.0」を目指すと言われます。そして、Web3.0時代の到来で、ビットコインをはじめとする仮想通貨にも未来があるようには見えます。関連記事や書籍を読んでも、輝かしい未来を紹介する内容は多いです。

しかし、「Web2.0」が登場したときどう叫ばれたのか、そして、実世界では何が起こったのかなど、冷静に振り返ることなく、Web3.0に期待をしすぎると、将来を見誤ります。

そんな、Web2.0の振り返りをふまえて、Web3.0の世界について教えてくれる、以下の本は、私に大きな気づきを与えてくれました。仮想通貨投資をされる方は読んでおくことをおすすめします。Amazonの本の読み放題サービス KindleUnlimitedの対象本で、初めてなら30日間無料で読めます。

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仮想通貨投資で忘れてはいけないこと

仮想通貨投資で忘れてはいけないこと

仮想通貨は、動くときは、上にも下にも一気に動くということです。

頻繁にトレードをする仮想通貨の中の人になると精神を病んで、イライラしたりウツになったりするので、一定の距離を置いていますが、それでも、変化の兆しに気づいたら動けるように口座の準備、投資資金の準備をしておきたい。冬の時代に始める積立投資も、後になってみると、やっていてよかったとなることが多いでしょう。

ぼやぼやしていると、比較的安い価格で仕込むチャンスを失うので、度胸も必要です。ある程度納得ができる安値で仕込んでおくことができれば、長期で保有するための心理的余裕も生まれます。

なお、私自身は、現在は、レンディングで淡々と金利相当を受け取ることで、数量を増やすことに努めています。

最後に

今回は、ビットコインのチャート分析、および、現在、仮想通貨市場だけでなくグローバル金融市場にある不安要素をまとめました。
あくまでの私の分析であり、見る時間軸によって見方は大きく異なります。こんな意見もあると、見ていただけますと幸いです。

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