2023年1月21日。ビットコインは300万円手前まで急騰しました。
ビットコインには、中国春節は強気相場というアノマリーがあることをご存じでしょうか。
過去8年間(2015年から2022年)はすべてプラスのリターンとなっています。
目次
ビットコイン中国春節アノマリー
ビットコインには1月下旬~2月上旬に、BTCが強気相場になる春節アノマリーがあります。
ビットコイン、春節アノマリー
ビットコインの春節アノマリーとは、次のようなものです。
【投資戦術】中国の春節の初日の終わりにビットコインを購入し、10取引日後に売却
【過去実績】2015年から2022年、過去8年間はすべてプラス。リターン平均9%
本ビットコイン投資戦術を用いて投資するには、まずは、「中国の春節日」を知ることが必要です。
中国の春節とは
中国の春節とは、中華圏における旧暦の正月(旧正月)です。
日本では、1月1日のお正月が大事なように、中国にとっては、春節が大事なイベント。全世界の華人にとって最も大切で伝統的な祝日です。
私たちが普段使っている暦は、地球が太陽の周りを1周する時間が基準とする「太陽暦」ですが、中国の春節は、春節は、月の満ち欠けを基準とする「太陰暦」に準じます。
太陰暦では、月の動きに準ずるため1年は354日。陽暦では、春節が年によって1月22日〜2月19日までの間を移動します。以下は、過去の春節日です。
【過去】中国の春節
2016年2月8日
2017年1月28日
2018年2月16日
2019年2月5日
2020年1月25日
2021年2月12日
2022年2月1日
2023年1月22日
中国は春節の大型連休
春節前後、中国は、約1週間程度の大型連休となり、多くの中国人が実家に帰省したり、旅行を楽しんだりします。今年2023年は1月21日~1月27日までの7連休となっています。
余談ですが、コロナ感染拡大前は、この大型連休を利用して日本を旅行する中国本土からの訪日観光客が多くいましたが、2023年は昨年に比べ規制が緩和されるも、観光客の大幅な増加は見込めないと報じられています。
このように、春節時期は、中国人が「お金💴を消費する時期」です。
そして、ビットコインはこの時期が「強気相場」になりやすい時期になります。日本の株式投資でいう「新年最初のご祝儀相場アノマリー」みたいなものなのでしょうか??(最近は、これは当たらないことも多いですが)
ビットコインは底打ち上昇しやすい環境が揃う
中国の春節アノマリー以外にも、ビットコインは上がりやすい時期に来ていると思われます。
半減期4年サイクルから見ても底打ち反転期
4年間の半減期サイクルを見ても、今の時期は、底打ち反転しやすい時期に当たると考えられます。詳細は以下の記事で解説しているので、合わせてご確認を。
200週移動平均線は強いサポート
上記は、ビットコイン(ドル建て)の種足チャートです。ピンクの丸印の通り、200週移動平均線で底打ち反転しています。
過去においても、200週移動平均線が意識され、底値から反転しています。今後も、強いサポートラインとして意識しておいてよいのではないでしょうか。
最後に
今回は、ビットコインの春節アノマリーについて紹介しました。
さて、フライングで一気に上昇した今年2023年は、ビットコインの中国春節アノマリーが当たりとなるでしょうか。
ちなみに、ビットコインの1年の利益の大半は10日間で作られます。
個人的には大きな上昇はもう少し先(2024年以降)と考えていますが、いずれにしても、春節前に仕込むとリターンとなりやすいことは覚えておいて損はないと思います。