【書評/要約】超訳 カーネギー 人を動かす(デール・カーネギー、弓場隆 著)(★5)
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デール・カーネギーの代表作『人を動かす』。自己啓発の金字塔とされ、文化の違いを超えて世界中の人々に読み継がれる名著です。

では、なぜ、本書が、世界的名著と言われるのか。
それは、あまりに「人間の本質」がついた実践書だからです。

「人を動かす」といったタイトルをみて、どのような手法で人心掌握&支配するかが書かれた本を連想した方もいるかもしれません。しかし、カーネギーの教えは、相手に好かれ、賛同されることにより、結果的に「人が自ら気持ちよく動いてくれる」ための教えで、「支配」とは全く異なります。非常に純粋に相手を思う教えです。

今回は、「超訳 カーネギー 人を動かす」の中から、今すぐ日常生活で実践したい大切な教えをまとめます。

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人の扱い方に関する基本的なテクニック

相手の自尊心を満たす

人の扱いに関して最も大切なこと、それは「相手の自尊心を傷つけないこと」「自尊心を満たしてあげること」です。

人はどんなに論理的に考えようとも、結局は、プライドや虚栄心など、感情的に行動してしまう生き物です。

それ故、相手の協力を得たいなら、相手の自尊心を傷つけるような言動は厳に慎まなければなりません。相手を脅して無理やり言うことを聞かせようとするのではなく、相手の自尊心を満たして協力したくなるように働きかけるほうがずっとうまくいきます。

また、相手の自尊心を気づけるような行為・発言は、自分自身の自尊心を満たすためであることも往々にしてあります。だから以下に留意し、人と接しましょう。

・他人を批判するのではなく、他人を理解することを心がける
・議論で勝とうとしない
・すべての人と誠実に接する
・他人の欠点より先に自分の欠点を直す
・相手に関心を持つ
・相手のために時間と労力を使う
・相手の承認欲求を満たす
・聞かざるより、言葉より「笑顔」

叱るのではなく褒める

人をうまく動かす唯一の方法 、それは、「そうしたくなるように働きかけること」です。

叱るより褒める。そうすれば、相手は、自発的に良い行動をしたくなります。

ただ、褒める際はお世辞ではいけません。

では、褒め言葉とお世辞の違いは何か? それは、一方は誠実で、他方は不誠実。一方は心がこもっているが、他方は口先だけ。一方は利己的ではなく、他方は利己的。一方は誰からも喜ばれ、他方は誰からもいやがられます。

願望を抱かせる

人を動かすためには、それをしたいという願望を相手の心の中に抱かせる必要があります。それができる人はどんな人でも味方につけることができます。

人に何かをしてもらうコツ

人に何かをしてもらいたいなら、口を開く前に「どうすれば相手にそれをしたいという気持ちを抱かせることができるか?」と自分に問いかけてみよう。そうすれば、自分がしてほしいことについて相手を説き伏せようという無駄な努力をする必要はなくなります

また、私たちは素晴らしいアイデアを思いついたとき、それは自分のアイデアだと主張し、相手にそれを教えたがります。しかし、そんなことをするのではなく、相手にそのアイデアを教えてアレンジさせたらどうでしょう。すると相手はそれが自分のアイデアだと思い、それが好きになり、進んで実行に移そうとします。

人に好かれる方法

人に好かれるコツ。これを一言でいうなら「相手に関心を持ち、話を聞くこと」です。

相手に関心を持つ

人々が最も関心を持っているのは「自分」です。一方、他人にはさほど関心はありません。
だから、相手に関心を持ってもらうより、相手に関心を持つことのほうが大切です。相手に関心を持ってもらおうとやっきになっても効果はありません。

笑う

人に好かれたかったら笑いましょう。「笑み」を浮かべれば、「私はあなたが好きだ。あなたに会えて嬉しい」という思いがはっきりと相手に伝わるからです。

相手の関心を引くより、相手に関心を

営業で、自社の製品のメリットについて熱弁したところで物は売れません。自分のことばかり話すと嫌われます。人は自分の話を聞いてくれる人が好きなのです。自分の用件より先に相手の興味があることを示しましょう。そして、相手の素晴らしさをさりげなく指摘しよう。

誰に対しても丁寧に話す

「すみませんが、~してください」「恐れ入りますが、~してもらえませんか」といった丁寧表現は、ぎすぎすしがちな人間関係の摩擦を防ぐ潤滑油です。それを上手に使いこなせるのは、育ちのよさの証しでもあります。

自分の考えを相手に受け入れてもらう方法

相手の考えを正したいことってありますよね。しかし、そんなとき、自分の正義を貫いても意味がありません。

「あなたは間違っている」と言ってはいけない

相手が間違っていることを言ったとき、たとえそれが明らかな間違いであっても、いきなりそれを指摘しても、反感をかったり、意固地になるからです。

そんな時は、「そうは思いませんが、私が間違っているかもしれないので、いっしょに考えてみませんか」と切り出しましょう。

先に、自分が間違っている可能性を伝えれば、無益な論争を防いで、相手が広い心で公平に物事を考えるきっかけになります。その結果、相手も自分が間違っているかもしれないと認めることができます。

理詰めではなく、友好的な姿勢を

「北風と太陽」の寓話にあるように、相手を脅しつけて力ずくで何かをさせようとするより、優しく親切に接したほうがはるかに効果的です。

相手が「イエス」と答える質問を何度も行う

相手が話の中で「イエス」と言えるように工夫し、なるべく「ノー」と言わせないように気をつけるよう。激しく抵抗していても受け入れてもらいやすい。考えを押しつけるのではなく、相手に考えついたと思わせよう。

共感を示す

「あなたがそう感じるのも無理はありません。私もあなたの立場なら同じように感じると思います」というと、頑固な人でも態度をやわらげる。自分が相手の立場なら同じ気持ちになると伝えることで、共感していることが伝わります。

反発を抱かせずに相手を変える方法

相手に注意するときは、 まず自分の過去のミスを告白しよう。
不愉快なことを伝える時は、伝える前に賞賛しよう。
そして、相手に恥をかかせないようにしよう。
賛辞を巧みに伝えて敵を味方にしよう。
相手の自尊心を満たして心を開かせよう。

最後に

今回は「超訳 カーネギー 人を動かす」を紹介しました。
本書で、カーネギーは、古今東西の著名人の発言を丹念に調べ、また、多くの人に話を聴き、人はどうすると動いているか研究を重ね、様々な人の発言・体験を引用することにより、繰り返し大事なことを教えてくれます。

まさに、本書のタイトル通り、本書を読んでいることで「自分がカーネギーに心を動かされ、行動を変えよう」という思いにさせれれます。

絶対に読んで損のない本。一人でも多くの方に読んでいただきたいです。