10月10日は「銭湯の日」11月26日は「いい風呂」の日。

寒くなってきたこのシーズン。しかし、普段はシャワーのみという方は多いのではないでしょうか。お風呂にゆったりつかると、体が芯から温まります。

たまに、銭湯に出かけてみると、ちょっと遠くに来たような「非日常」が味わえます。

今回は、銭湯にまつわる豆知識や、銭湯・スーパー遷都の愉しみ方を紹介します。

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「いい風呂の日」「銭湯の日」・由来とは?

「銭湯の日」の意味・由来とは?

10月10日が「銭湯の日」となったのは、1991年から。

この日が銭湯の日に定められたわかりやすい理由は、語呂合わせ「銭湯(せんとう=1010)」ですが、がそれ以外にもきちんとした理由があります。

10月10日と言えば、かつては「体育の日」。1964年に開催された東京オリンピックの開幕日である10月10日を記念日として定められましたが、スポーツで汗をかいたあとに入浴すると健康促進・疲労回復につながることから、東京都公衆浴場業生活衛生同業組合が「10月10日を銭湯の日」と制定しました。

現在は、もともとの「体育の日」は「スポーツの日」となり、「10月の第2月曜日」と定められています。日付が変わったのは、週末とあわせて3連休にするため、一部の祝日を月曜日に移動させる「改正祝日法」に基くもので、2000年からです。

「いい風呂の日」の意味・由来とは?

「イイフロ=1126」という語呂合わせがわかりやすい「いい風呂の日」は、日本浴用剤工業会が制定したものです。単なる語呂合わせだけでなく、「11月下旬になると、お風呂でゆっくり温まって疲れを取りたい」というニーズが増えることも理由です。

いい風呂の日」に類するのが「よい風呂の日」。「ヨイフロ=426」の語呂合わせで4月26日が該当日です。こちらは、映画『テルマエ・ロマエ』の続編『テルマエ・ロマエⅡ』製作委員会によって2014年に制定されました。


テルマエ・ロマエ(全6巻)

すべての“風呂”は、“ローマ”に通ず

「風呂」はもともと「蒸し風呂=サウナ」

お風呂とは、湯に浸かるものと、皆さんお思いだと思いますが、実は、江戸時「風呂」はそもそも「蒸し風呂=サウナ」だったことをごぞんじですか?

タナカカツキさんの「サ道」によると、お風呂は平安時代末頃からあったそうですが、それは蒸し風呂。お湯をはって浴槽に浸かる形式に変わったのは江戸時代中期以降です。

「千と千尋の神隠し」の舞台は「湯屋」ですが、当時はお湯をはって浴槽に浸かる施設は「湯屋」蒸し風呂は「風呂」と区別されていたそうです。確かに、「風呂」という漢字には、「水」を表す「さんずい」がついていません。

つまり、銭湯の前身は「サウナ」です♪

銭湯の愉しみ方


銭湯の愉しみ方は「お湯」を楽しむだけではありません。鉄道ファンに「乗り鉄」「撮り鉄」があるように、銭湯もいろいろな楽しみ方があります。

・入浴そのものが好き
・サウナ大好き
・旅行・サ旅が好き
・建築学的な面白さに惹かれる
・昭和レトロが好き

何かこだわりを持って、銭湯に行くと、益々銭湯が楽しくなります。

スーパー銭湯の良さは1日楽しめる

スーパー銭湯の良さは、お風呂に入って、一旦上がって、休憩所で寝転んでマンガを読んで、また、お風呂に入って、食事して…と言った具合に、長い時間楽しめることです。

最近は、「平日の夜」も曜日を限定せず、もお客さんが戻った感じです。マスクをしなくなって、街を出歩く人も増えましたが、それと並行して、スーパー銭湯の利用客も増えました。特に最近は少し涼しくなったことも影響しているかもしれません。

太陽光が入る昭和レトロ銭湯も最高

富士山の絵が描かれた昭和の雰囲気満載の銭湯もよいものです。特に、昔ながらの銭湯は、天井が高く、昼間に行くと、日の光が入ります。日中、太陽光でキラキラ✨光る湯面を見ながら、リラックスしながら入る銭湯はとても贅沢です。

昭和レトロを感じながら、昔を懐かしんだり、ゆったりと流れる時間を楽しんだりしていると、心身がほぐれ、日常で貯まった体のこわばり、頭のモヤモヤも解放されていきます。

「サウナ✕旅」も楽しい

私の場合は「サウナ好き✕旅好き」です。
観光地巡りが好きなので、ただひたすらサウナを楽しむ「サ旅」はしたことがありませんが、泊まるホテルは、「サウナ&大浴場があるホテル」を探します。

おすすめホテルチェーン:ドーミー・イン

私がよく利用するのは「ドーミイン」。
大浴場・サウナ・水風呂・露天風呂の4つが楽しめます。広さの違いはありますが、ドーミインなら大きなハズレはありません。

サウナ付きと案内のあるビジネスホテルはいろいろありますが、特に、女性の場合は注意が必要。はサウナがない場合が非常に多い。ドーミインならこのようなことはまずありません。

自己投資としての「ソロ温泉」

非日常空間でひとり、何もせずただ湯につかる。この「自分への自己投資」「空白の時間」が、明日からのビジネスパフォーマンスを最大化させる

頑張った自分への「ご褒美」ではなく、未来を作る「投資」になるソロ温泉。質の高い仕事をするために「心身を整える」ことが目的のひとり温泉旅も素敵です。

ぬる湯なら、ゆったりと心と体が解放できます。体温と同程度なので、湯と体の境目があいまいになる、心地よい一体感は極上。湯口から注がれるドボドボという音だけが、浴室内に響きわたり、なんとも言えない幸せを味わえるはずです。

■ぬる湯の名湯
ぬる湯の名湯:栃尾又温泉 加温も加水もされていない100%源泉掛け流し
駒の湯温泉(新潟県)
貝掛温泉(新潟県)
下部温泉(山梨県)
岩下温泉(山梨県)
川古温泉(群馬県)
祖谷温泉(徳島県)
長湯温泉(大分県)
湯川内温泉(鹿児島県)

サウナを楽しむ本・アイテム

サ旅に役立つ本は、以下の記事にて紹介しています。

サウナ効果を高めたり、サウナの時間を有効に利用するアイテムは以下にて紹介しています。