【書評】大富豪からの手紙(本田 健 著)(★4)

東京で特に目標もなく平凡な毎日を送る大学2年生の主人公の敬(けい)の祖父が亡くなった。祖父は生前大富豪でしたが、彼が敬に残したのは「お金」でなく「9つの手紙」でした。

「お金の代わりに残すものは、人生でいちばん大切なものを学ぶ機会」という言葉に導かれ、自分を変える旅を続けながら、1通、1通、手紙を開封。手紙に背中を押されながら、多くの大切なことを学んでいくというストーリー。

「夢をかなえるゾウ」的な構成で、次の手紙はどんなだろう?とストーリーの展開を楽しみながら、学ぶことができます。

自分に悩む人に元気を与えてくれる本です。読み物としてもおすすめです。

9つの大事な教え

祖父からの手紙には、1通ごとに大事なテーマがあります。それが本書の章立てにもなっています。

①【偶然】(偶然に起きることはないし、偶然に会う人もいない)
②【決断】(決断した瞬間に、その未来は、同時に誕生する)
③【直感】(直感こそが、最も正しい人生のコンパス)
④【行動】(行動しない限り、人生は1ミリも変わらない)
⑤【お金】(お金の大切さを理解した上で、お金との距離にバランスを取る)
⑥【仕事】(仕事は、あなたの才能を開花させる舞台)
⑦【失敗】(成功するための唯一の方法が、失敗しても挑戦し続けること)
⑧【人間関係】(幸せとは、「よい人間関係」にほかならない)
⑨【運命】(私たちには、人生を変える選択肢が、毎日、与えられている)

以下で、私が最も心にヒットした内容をまとめてみます。

偶然

・偶然と言うものはこの世には存在しない
・シンクロニシティー(一見偶然見える、意味のある必然)をチャンスに変えられる人とそうでない人の違いは、実に大きい。
・どんなことが起きてもそれは自分を幸せにするために起こっていると言う感覚は大事

決断

・決断した瞬間にその未来は同時に誕生する
・決断をすること=自分の新しい未来を作り出すこと
・人生の全てを一瞬で変えることはできない。だが進む方向は一瞬で変えることができる。
・心配していることの90%以上は実際には起きない
・決断に対する不安と恐怖を克服することが大事。対処法は3つ
 1)不安や恐怖を感じて当たり前だと気づく
 2)不安の裏にあるワクワクする気持ちにフォーカスする
 3)決断にストレスを感じることほど即決する

直感

・人生で1番つまらないのは、何も決めないまま、ただ時間をダラダラと過ごしてしまうこと
・途中で失敗することも多いが、積極的に進みさえすれば、何も動かない時よりはるかに進む

行動

・決めることと行動することはセット
・いくら決断しても行動することなしにはその未来は近づいてこない
・大半の人は将来不都合があるから嫌々やる行為に精一杯で、楽しいからやるワクワクする行動はやらない

お金

・お金には善悪の判断がないから、素直にエネルギーが強いものに率いる惹きつけられていく性質がある
・お金から自由になるためには、お金をいくら持っているかと幸せは全く関係がないと言うことを知る必要がある

仕事

・もし仕事が楽しくなければ何かがおかしい理由が大体3つある
 1)自分の才能に合っていない仕事をやっている
 2)仕事のやり方が楽しくない
 3)人間関係が良くない時
・仕事で大切な2つのこと、情熱と工夫
・最終的に仕事で成功してある程度の資産を築ける人は視線の高さが違う
・ビジネスの最大の失敗は自分の思い込み

失敗

・成功のためには失敗が必要
・何をやりたいかわからないまま、自分にとってどうでもいい仕事をやるのは不幸な人生だ
・成功するのは難しいようにみえるが、挑戦する人の数が少ないので実際には競争相手はほとんどいない
・成功するための唯一の方法は失敗しても諦めずに挑戦し続けること
・失敗の理由を大きく3つ
 1)誤算
 2)計画と検証の甘さ
 3)人間関係

人間関係

・幸せは獲得したり掴み取るものではなく感じること
・人生を信頼すること、人とつながること

運命

・振り返ってみるとそれが全て必然だったと言うことがある
・人は変われる。でもなかなか変わらない
・人生を変える選択肢は、毎日与えられている
・人生の目的は自分らしく生きる人とつながること
・人生を変えるのはどんな時も「人」

本田健さんの大富豪本

以下の本も大変勉強になります。
10年以上前に読んで、かなり衝撃を受けました。