時間がない。。。
いつも、時間に追われている生活をしていないでしょうか?

24時間という万人に平等に与えられた時間を使うにあたり、「こうしたい」という目標がなければ、生活のすべては「しなければならない」ことで埋め尽くされてしまい、仕事やタスクに追われるだけの日々になりかねません。

自分の人生をよりよくするためには、「しなければならない」ことを減らし、或いは早々に終わらせ、毎日のタスクを「やりたいこと」で埋めていく必要があると語るのは著者の午堂さん。それができれば、人生は明らかに楽しく、深く、充実したものになると述べた上で、どのように時間と付き合うべきか、具体的な方法を数多く紹介しています。

あなたも、本書から見直しポイントが見つかるでしょう。

お金や時間を生まないものにお金をかけても仕方ない

午堂さんの時間・お金に対する考えは極めてドライです。簡単に言うと「1円も利益にならないことに時間もお金も使うな」という考え方です。

我々は、お金を消費するための出費に使いがちです。モノを多数購入すれば、その分、それを探す、取り出す、片付けるなど、管理するコスト(時間/場所/お金)が発生します。

午堂さんは、お金を時間を生み出すために使うべきといいます。時間を浪費/消費する出費と時間を増やす出費を意識しましょう。また、消費を減らしましょう。モノを減らせば、可処分所得を増やすことにもつながります。

悩むのではなく問題解決を考える

大切なのは悩むことではなく、その問題の本質を洗い出すこと。そうすれば、悩みや不安は課題として可視化され、解決方法が見えてきます。後は解決のための行動を起こすだけです。

一つの行動で複数の目的を達成する方法を考え行動しろ

自分が何かをやることに対して、常に追加メリットが生まれるように取り組むことを意識しましょう。そうすれば、時間が大きく省けます。
また、何事も人と同じでは人と同じ成果しか得られません。他人とは違うように発想し、違うように行動する姿勢を持つよう意識しましょう。

「今やる気の出る仕事だけを選ぶ」ことができるようにするには

一つのタスクに取り掛かり始めたが、気が乗らず、思うように進まないことがあると思います。行き詰まりを感じるなら、その仕事はやめましょう。効率が悪く時間ロスになります。

時間ロスを発生させないためには、「今、やる気の出る仕事だけを選ぶ」ことが大事。
そうするためには、常に前倒しでタスクをこなしていくことです。時間があれば、選んで仕事をする余力が生まれます。

やらなくてもいいことはやめてみる

1.それ、本当にやらなくちゃいけないの?
2.やらないと何がどれくらい困るの?
3.それを取り返せないほどの甚大な被害をあなたにもたらすものなの?

この3つにYesと答えられないものは、思い切ってやめるか後回しにしてみましょう。

抽象能力は応用力や再現力の源泉

抽象力が高い人は、一つの成功体験から要素を抽出し、それを他に応用できるので、他の分野でも成功を再現させることができます。このようなループが生み出せるように、抽象化力を高める努力をしましょう。

怒りの感情に振り回されるのを辞める

私たちの時間を奪う感情の一つに「怒り」があります。
怒っている時間は、何も生み出さないどころか、イライラしてストレスまみれになるだけです。このような怒りは考えないようにする努力が必要です。

私も、ちょっとしたことに「怒り」を感じ、頭をイライラが占有し、作業効率が悪くなったり、充実度が下がったり、仕事する気分にすらならないことがあります。「怒って、(怒りの相手に)時間を奪られるのは損だ!」と割り切り、時間を奪われないように注意したいです。

いつも時間に追われている人のための「超」時間術