ムカムカした、もやもやした、みじめになった、イライラした、憎しみが増した etc.

人は、こうした「負の感情」を持ちがちです。一時の感情ならいいですが、怒り、嫉妬、恨み、憎しみ、劣等感といった感情が、常に心を支配するようになってしまうと、生産的な思考や行動ができずに人生の貴重な時間を浪費してしまいます。

本書の著者で現在心理カウンセラーを務められる中島さんも長きにわたってこのような負の感情に支配され続けた経験を持つひとり。小学校4年正から変調が始まり、25歳からの10年間はパニック障害と過呼吸の発作が原因で、外出が全くできなくなってしまった辛い経験をお持ちです。

本書では、自身の辛い経験を元に、如何に「負の感情」にとらわれずに生きるか、そのコツを教えてくれます。

とらわれの7パターン

負の感情にとわれると、人は、一日中、そのことしか考えられなくなり、自分が果たすべき目的を見失ってしまいます。目的を失えば、ぐるぐると同じところを迷路のようにループし、そこから出られなくなってしまいます。

心が負の感情でとわれるパターンは、大きく7つに大別されます。

・0か100か思考
・超極端思考
・絶対○○すべき思考
・感情的決めつけ思考
・マイナス化思考
・結論思い込み思考
・悲劇の主人公思考

もし、もやもやした気持ちになったら、このような感情パターンのどれにかに当てはまらないか、自分を見つめましょう。

どうとらえるかで「世界」は変わる

半分に水が入っているコップを見て、「半分もある!」とプラスに考える人、「半分しかない。。。」と考える人もいます。同じ状況に置かれても、プラスに反応する人もいれば、マイナスに反応する人もいます。

どんな人でも人生の悩みや苦しみに出会うことがあります。問題は、そのような状況を「どうとらえるのか」ということです。

むかつく、いやだなどと思い続けていると、その連続がいつの間にか、「あなたの人生の連続」になってしまいます。負の感情に縛られ過ぎると、自ら不幸を作り出してしまいます。

際限なく「ないものねだり」を続ける自分

人は、自分より優れた能力、環境、モノを持つ人をねたんでしまう生き物です。しかし、自分が今持っているもの・あるものに満足していれば、ひどい妬みや絶望感を抱かずに済んだかもしれません。

例えば、日本の中だけで見ていれば、あなたは収入が少ないかもしれません。しかし、世界を見渡せば日々の食事さえ満足に得られない人もいます。見る視点(基準)を変えれば、今の自分も幸せに移ります。

「幸せ」と「満足」の違い

「幸せ」は移ろうことがなく、揺れ動きません。しかし、「満足」は次から次へと表れ、揺れ動きます。常に「次から次へ」求めてしまうのです。

感情は際限なく「ないものねだり」を続けます。「足るを知る」ことも大切です。

日々、「うらやましいなぁ」と感じる事柄はあるでしょう。しかし、実は自分にとってどうでもいいことはたくさんあります。

「どうにかなるさ!」と楽観的になる方法

楽観的に考えるには、「脳内物質」=「ドーパミン」を味方につけるとよいです。ドーパミンがたくさん分泌されるようにするために、以下を心がけしましょう。

1.少し先の未来をこまめに設定する
2.自分へのご褒美をこまめに設定する
3.ToDoリストを作成して棒線チェックで消していく

私は今、さほど、「負の感情」を持っていないのかもしれません。今の自分には心にず~んと入ってくるフレーズがありませんでした。評価が低いのはそのためです。病んでいる方にとっては評価が異なると思われます。