株やFX には上がりやすい月と下がりやすい月がある

相場の世界では、「説明はつかないけどよく当たる」、アノマリーという現象があります。

中には格言と言われているものも含みますが、相場に内在する、サイクル、季節性、クセを攻略し、アノマリーを意識してトレードする投資家も多いため、結果的にアノマリーの通りに相場が動くことが見受けられます。

アノマリーを活かした投資法を知っていると、効果的に投資、或いは、適切でないタイミングでの投資を回避でき、失敗確率が下げられる可能性が高まります。知っていて損のない情報です。

本記事では、1月のアノマリーについて触れた上で、現在、米国経済に見える変調を、長期的サイクルの観点から俯瞰的に押さえておきたいと思います。

[スポンサーリンク]
Kindle電子書籍 ポイントキャンペーン

月別アノマリー投資

相場には、月ごとに特有の動きがあります。毎年そのルールが当てはまるとは言えませんが、相場の傾向を把握したうえで売買戦略を考えた方が成功確率は高まることは間違いありません。

以下のアノマリー投資本は是非、一読をおススメします。

2月:あまのじゃくで気まぐれ

1月:ご祝儀相場は本当?

2月の相場はあまのじゃくで、月初とは逆の動きをしやすい傾向があると言われます。

2月の相場格言

2月は「節分天井」「花見ラリー」といった相場格言があります。
今年は1月に厳しい株価下落があったので、節分天井とはなりませんが、「節分天井彼岸底」の節分・彼岸とはいつを指し、なぜ、そのような格言があるかを意識しておくことは、意味があると思います。
こちらの意味と、実際の相場の動きがどうだったかについては以下の記事にまとめてありますのでご参考に。

重要日

また、月初に、株価の変化に大きな影響を与えやすい事項が月初に固まっています。

2/1 新月
2/3 メリマン重要変化日
2/4 水星の逆行最終日

また、2/2の時点で米国株式暴落の予兆ヒンデンブルグオーメンも消灯しました。

これらを総合的に鑑みると、投資家の精神的重しとなる事項が取り去られ、金融市場は好転すると読めます(既に株価は急落から転じているので後講釈ではありますが)。

過去20年の日経平均株価とドル円

過去20年間の日経平均の1か月間勝率は12勝8敗。変化率の平均は0.14%のプラスです。冒頭に述べた通り、2月はあまのじゃくで月初高くて半ば落ち込み月末にかけて上がるというのが2月平均の動きです。ただし、今年は当てはまらなそうですね。

一方。ドル円の過去20年間の騰落率は8勝12敗。変化率の平均は0.27%で円安です。月末にかけて円安に向かいやすいというのがシーズナルな動きです。

現在の市場分析&いつまで株に投資できるか?

私は金融市場の大きな流れを見るにあたって、日本ではなく米国、日経平均ではなく、米国3指数(ダウ・S&P500・ナスダック)米国金利の動きを見ることを基本としています。

理由は、なんだかんだ言っても、米国の金利動向が、株式、債権、法定通貨、コモディティ、仮想通貨など全ての市場に大きな影響を与えるからです。

株価急落の要因ともなったFOMCでの発表内容と、その後の金融市場の動きについては以下にまとめています。

上記、FOMCの結果、および、上図の景気サイクル図の中で、現在がどの位置関係にあるかにあるか考えてみると、自分の投資ポジションをどうすべきかがうっすら見えてきます。

1月は米国の金利政策への先行き不安から株価が大きく下落しいましたが、私の米国株のピークはもう少し先にあるとの見方は変わっていません。ただし、米国の個人消費はピークを越え、直近では年率マイナスに落ち込み始めている点は気になります。

米国金利政策・株価・消費の強さなどを鑑みながら、少しずつ、投資ポジションの変更を行っていく必要があると考えています。

市場を見る目を養うには

世界の経済や情勢は、目がぐるしく動いていきます。いくら最新の情報を毎日キャッチアップしようと努めても、たちまち古くなってしまいます。
だからこそ、大事なのは、表面的な情勢がどう動いたとしても変動しない「本質」を学ぶことが大事です。

では、変わらないもの「本質」とは何か? 

そんな観点からおすすめの本を紹介します。

「歴史×地理×宗教」からお金の流れを学ぶ良書

国際情勢の背景にある「変わらないもの」の1つ目は、歴史、地理、宗教です。

例えば、最近、中東と米国の関係の関係が変化しつつありますが、この背景には、歴史、地理、宗教が関わっており、これらを背景に「お金」や「権力(覇権)」のパワーバランスが変化しようとしています。

ただ、これらを歴史、地理、宗教を学生時代に戻って勉強しなおすのは結構大変です。そこで、初心者🔰や忙しいビジネスマンでも歴史、地理、宗教をまとめて学べる本を3冊紹介します。

「市場サイクル」からお金の流れを学ぶ良書

投資情報をいち早く知ることは重要ですが、目まぐるしく変わる相場の中で、SNSなどで常に人の意見を当てにしているようでは必ず出遅れます。あなたが情報を知ったころには、既に遅すぎて、完全にカモ🦆になっているかもしれません。

自分で判断知識を身につけるためにも、「お金の流れのセオリー」を学んでおくことが大事です。

市場サイクルは「お金の流れのセオリー」そのものであり、「お金の流れ」そのものです。

以下は、市場サイクルを学ぶのに役立つ本です。是非、手に取って読んでみてください。

最後に

今回は、月別のアノマリー投資について解説しました。お役に立つと幸いです。

皆様へのお願い🙏

本記事が少しでもお役に立ったなら、記事を書く励みになりますので、 Twitterフォロー RSS(feedly)登録をしてもらえると嬉しいです。新規記事公開時にお知らせいたします。