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FRBは米国の金融政策を決める2022年1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)。
1月25日、26日の2日間にわたって開催されました。このFOMCを見極めたいと株式市場は不安心理が高まり株価は大きく暴落しましたが、市場の注目とは裏腹に特に新しい発表はありませんでした。

米国経済の長きにわたる上昇フェーズも終盤戦が近づいてきており、投資の難しさも増しています。
また、なんだかんだ言っても、米国の金利動向が、株式、債権、法定通貨、コモディティ、仮想通貨など全ての市場に大きな影響を与えます。

そこで今回は、FOMCの結果と、その後、金融市場は結果をどう受け止めたかをチャートで確認します。

2022年1月 FOMCの内容

FOMCの結果をまとめると、以下のようになります。

2022年1月 FOMCの内容

❶テーパリングの3月上旬終了を明示
❷3月利上げを示唆
❸利上げペースは今後のデータ次第。足元の経済は強いと見解
❹利上げ後にバランスシートの圧縮を開始。縮小は償還元本の再投資額で調整
 (満期を迎える債権を再投資しないことで縮小。国債の売却による急速な縮小は避ける)

❶❷については既に市場の想定内。❸❹についても、まあ、そうでしょうねといった内容で目新しさはありません。

FOMC通過後、市場はどう動いたか

FOMC通過後、市場はどう動いたか

今回は、FOMCの内容とともに注目されたのが「FOMC通過後、不安定な動きが続く株式市場が落ち着きを取り戻せるか」でした。

FOMC直後の市場の反応

結果は、FOMCのパウエル議長の記者会見後に、市場は金融政策正常化の前倒しを織り込みに行った?のか大きく売られる展開に。ほっと胸をなでおろすといった状況とはなりませんでした。

FOMCのパウエル議長の記者会見後の市場の値動き

❶米国株は下落
❷米国債10年物金利は上昇(米国債が売られた)
❸米ドルは対主要通貨で上昇

FOMC通過後の各種チャート

金融正常化プロセスの前倒しの織り込みをある程度終えてしまえば、株式市場は徐々に落ち着きを取り戻す可能性は高いと思いますが、問題はいつまで続くかですね。

以下は、1月28日 15時時点の❶米国株、❷米国債10年物金利、❸ドル円 で現状を確認しておきます。

❶米国株

FOMCに向けて、2020年10月の安値まで下落。今のところ、まだ、大きく反発するには至っていません。
ちなみに、チャート内のマークは、米国株式暴落の予兆と言われる「ヒンデンブルグオーメン」の点灯アラート日。今回は恐ろしいまでにドンピシャで暴落となりました。

ヒンデンブルグオーメンをご存じない方は、以下の記事にてご確認を。

❷米国債10年物金利

ピークは1/19で1.8。いったん下落後、再びFOMC通過で上昇しました(米国債が売られました)。
今後、落ち着きを取り戻し下落していくかは、もうしばらくの間見極めが必要です。

❸米ドル

米ドルは、FOMC後に対主要通貨で上昇。ドル円も上昇。株価下落とともに113.5円まで下落しましたが、現在115.5円付近まで上昇してきています。

最後に

今回は、2022年1月のFOMCの発表と、FOMC通過後の市場の反応を確認しました。
今現在は、FOMC 通過で四条安心感は取り戻せていないように思います。金融のプロ達のあいだでも、金融正常化の時期の前倒し予測を発表しているところも見受けられます。

世界の成長率は鈍化しており、さらに、米国の景気は常にピークを打ったように思えるので、金利の上昇も前回のように長くなく4回程度(合計上昇率1.0%程度)で頭打ちとなるようにも思いますが、これはあくまで素人の考え。答えはその場その場で見極めて行くしかありません。

なんだかんだ言って、米国の金利動向が、株式、債権、法定通貨、コモディティ、仮想通貨など全ての市場に大きな影響を与えます。今後も注視してウォッチしていきたいと思います。

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