【書評/要約】なめらかなお金がめぐる社会。 あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。(家入一真 著)(★5)
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ここ数年で変化し始めた、社会、そして働き方の流れ。

それは、「大」から「小」の時代へのシフト。「全体から個人へ」「競争から共存へ」という流れです。

本書「なめらかなお金がめぐる社会」は、そんな変化をいち早く感じ取り、2017年に出版された本です。

行き過ぎた資本主義では、「富むこと」「勝つこと」「権力を持つこと」が勝ち組の条件でした。しかし、果たしてこのゴールに向かって頑張って幸せになれたのか?

この疑問に、「そんなことはない」と先に気付いたのが若者。今の若者の価値観を大人は「野心がなく、草食だ」「根性が足りない」と言いますが、著者 家入一真さんは、【若い彼らは単に「お金がすべて」だった世界の、その先を見ているのではないか】と分析。これからの時代を個人がもっと幸せを追求できる解決策として、「小さな経済圏」で「自由に生きる」という働き方を提案します。

今現在、連続投資家で、購入型クラウドファンディングで最大であるCAMPFIREのCEOを務める家入さんは、その事業を通じて、実現を試みる「小さな経済圏で自由に生きる」という生き方を支援する仕組みをドライブしている現状もふまえ、本書のポイントをまとめます。

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「大」から「小」への変化を促したもの

多くの人のマインドが、「競争から共存へ」「全体から個人へ」と方向をシフトさせています。それを促したものは以下の2つ。

①行きすぎた資本主義に対する反動
②SNSに象徴されるインターネット空間がもたらしたクラスタ(小さな塊)化

「行きすぎた資本主義」はいわゆる競争社会の金銭的・負け組を生みだしました。しかし、お金があれば幸せになれるというものでもありません。それを、日本人は、決定的な出来事3.11を通じて、どれだけお金を貯めて、大きな家に住んでも、津波がきたら一発で全てを失ってしまう現実に気付くことになりました。

本当に大事なのは、「どんな生き方がしたいか」であり、「自分にとっての幸せとはどこにあるのか」の追求。無理して遠くを目指す必要などないのです。

自分にとっての幸せとはどこにあるのか
自分にとっての幸せとはどこにあるのか?を見つける生き方が大事

精神的に持続可能な社会

今、多くの人たちが精神的に疲弊し、身動きが取れなくなり、いわゆる「社会」からドロップしています。

エリートだけが生きやすい社会でなく、「万人にとってよりよい社会」を目指すなら、求められるのは、自分が社会に押しつぶされないための場所だったり、人との関係性だったりといった、いわば「避難場所」を見つけられる世の中であり、そういう人が声をあげられる社会があることです。

つまり、経済的というよりも、精神的に持続可能な社会

「自分の人生をどう生きたいのか?」という問いを持ち、自分のやりたいことを一緒に実現してくれる仲間がいるかが大事だということです。

今、社会は「いい社会」へと変化する過渡期にあります。価値観の多様化は進んできましたが、まだまだそれをすくう網の目は荒いのが現状です…

一つの解「お金がもっとなめらかにめぐる社会」

上述したような「精神的にも持続可能な社会」「新しい生き方」を実現するためにキーとなるのが「お金がもっとなめらかにめぐる社会の実現」です。

なめらかなお金がまわる社会

偏在化・硬直化した「お金」

今、お金はあるところにはあり、ないところにはないという偏在化が起こっています。

活動のためにお金を借りたり、集めたり、誰かをお金で支援したりといった、お金を介したコミュニケーションはまだまだ限定的、かつ、硬直的。 あるところにはあるお金を、もっと社会に還流させることができたら、きっと社会はよくなるはずです。

クラウドファンディングでお金を滑らかに「CAMPFIRE」

CAMPFIRE

そう考えて活動を進めているのが、購入型のクラウドファンディング事業を展開するCAMPFIRE「資金調達を民主化し、世の中のだれしもが声をあげられる世の中をつくる」をミッションとした会社です。

ここ数年で著しく進んだフィンテックですが、このフィンテックの目的を家入さんは、金融領域の民主化であるべきだと考えています。そして、そこをもっと意識しないと、フィンテックが盛り上がったところで富むものがさらに富むような格差社会が助長される可能性が高いと指摘します。

「お金〝で〟もっとなめらかに、お金〝を〟もっとなめらかに。」

CAMPFIREはこれをビジョンに、お金がコミュニケーションと共に流通する、個人を中心とした、小さく、そしてやさしい経済圏を作るべく事業奔走しています。

「小さな経済圏」ならではの可能性「贈与経済」

家入さんは、「小さな経済圏」ならではの可能性が「贈与経済」だと位置づけます。

いわゆる、「give&take」が純粋な交換経済。どうしても、会社を中心とした経済圏だとどうしても経済合理性が求められるので、色々やれることが限られてしまいます。

しかし、個人の裁量で動けるなら give&give で回る贈与の経済圏も成り立つのではないか?

クラウドファンディングは不特定多数の人が参加するとはいえ、初動はその人の「リアルな人脈」が大きく影響しています。応援したいという気持ちが、無償の贈与という形を生み出すことだって十分あり得るのです。

これからは、21世紀の資本主義経済の主役であり続けた「お金」にとって代わる新しい貨幣「信用力」が大事になります。

2020年、米国の労働人口の半分はフリーランスへ

今、若者を中心に、お金があれば幸せという価値観のもろさに気付き、人とのつながりのようなお金に代えがたい価値を見出す人が増えています。また、「国がどうなっても生きていけるような場所を作りたい」と願っている人も多いでしょう。

そんな中、今年2020年には、米国の労働人口の半分がフリーランスになると言われていて、いよいよ会社に縛られない生き方、働き方が本格化すると言われており、この流れは着実に日本にもやってきます。

今まだ、多くの人は、サラリーマン以外に生活費を稼ぐ手段がないと思い込み、人生の多くの時間を好きでもない仕事に費やしています。そして、富や権力が自己実現の可能性を広げる唯一の選択肢だと思い込んでいます。

しかし、「小さな経済圏」という概念を理解すると、起業や独立という切り口も小さく始めていいと思えるのではないでしょうか。そして、そこに「なめらかにお金がめぐる社会」が実現していれば、より世の中は生きやすくなるはずです。

最後に

今回は、家入一真さんの「なめらかなお金がめぐる社会。 あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。」を紹介しました。

家入さんの提唱する、これからの小さな経済圏、そして生き方・働き方に勇気を与えられる方も多いのではないでしょうか。本書を実際に読むと、より、希望がや勇気が頂けると思います。

よりなめらかにお金がめぐる社会を目指して… CAMPFIREの取り組み

ただ、家入さんは、なめらかにお金がめぐる社会を実現する手段であるクラウドファンディングにも、普及にあたっては仕組み上の大きな課題があると述べています。

それは、「支援者にちゃんとリターンが返ってくるのかという不確実性」。
このような懸念を払拭しないと、お金の流れはなめらかにならないし、クラウドファンディングの文化そのものを定着させることも難しいと考え、様々な策を模索されています。

そして、居場所があっても資金がなくて動けない人たちが、お金を得て、活動できるようになるにはどうすればいいのか……。そうして思考を重ねていくうちに、従来の金融システムの穴をコツコツと埋めることで、金融包摂の形、金融のあらゆる領域の民主化を実現したいと動かれています。

そして、同業者とは異なるミッション・コンセプトのもと、本当にお金が必要だけど銀行では断られてしまう人たちにお金を循環させる仕組みとしての「ソーシャルレンディング」も始められています。

ソーシャルレンディングでお金をもっとなめらかに

例えば、「伝統技術を使った新しい工芸品を作りたい」というプロジェクトがあった場合、最初のサンプルを作る費用は購入型のクラウドファンディングで集め、その結果(実績)を信用情報として使って、量産化の費用をソーシャルレンディングの形で融資などの金融システムがなめらかに動けば、世の中はもっとよりよい社会になるはずです。

眠ったお金を社会に還元し、新たな小さな経済圏を作る。そんなシステムを実現する会社・サービスを応援したいと思ったら、CAMPFIRE Ownersに無料の会員登録をし、応援してあげてください。あなたも、その支援が実ったら、お返しがリターンという形で得られるのではないでしょうか。

私はまずは登録してみました。今後、活動をWatchして行きたいと思います。

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この記事を書いた人

chami(チャミ)

chami(チャミ)

好奇心旺盛に楽しく生きるをモットーとする、弱小個人投資家。
身銭を切って、株/FX/CFD/仮想通貨など取引。以下の2点を投資の基本方針に、税・節約なども意識し、賢く資産を増やす方法を探求中。

・税制優遇制度はしっかり利用し投資
・市場を問わず、底値買いして一定期間保有

趣味は、海外旅行読書ジムサウナ
ライフ:気軽なバツイチ、おひとりさま女

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