【書評】スマホメモ(須藤亮 著)(★4.5)

現代人において、スマホはもはや必須品。
あらゆることをスマホに頼っていますが、頭の記憶の一部をスマホに担わせていると言っても過言ではありません。

しかし、博報堂の元トッププレゼンターであり、著書「スマホメモ」の著者である須藤亮さんは、「多くの人がまだ、スマホのメモ欄を活用し切れていない」指摘します。

私たちの頭は、外部から受ける刺激に対し、高速回転し、様々な考えを巡らし、時にはすごいことも思いつきます。しかし、我々の頭(記憶)はフラッシュメモリのようなもので、せっかくのアイデアや気づきなども瞬時に忘れてしまいます。

そこで、自分の気づきや知見をどんどんスマホにメモしていくことを提唱するのが、本書提案の「スマホメモ」です。

思考メモが大事

スマホメモの効果を、須藤さんは次のように表現します。

「インプットして取り込んだ情報を文字として明示し、それをさらに見返すことで熟成、知見化して、アプトプットに生かす。このサイクルを繰り返すことで、脳が活性化する」

ここで理解すべきは、スマホメモは、”単に”事実を記録したり、ToDoを忘れないようにする備忘録の役割だけではないということ。大事なのは「思考メモ」であり、外部からのインプットを脳が消化する過程として、記憶&知恵化のために思考をメモという行為です。

このような思考メモを続けると、インプットが少なくなっても、記憶・知識の消化期間をへてアウトプットにつながることが多くなります。

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アウトプットにつながるインプットの知識化が大事

現代の情報が氾濫する社会において、我々はインプットの時間が長くなりすぎています。しかし、毎日、インプットのためにいくらWebやニュースを漫然と見ていたところで、アウトプットにつながることはほとんどありません。

須藤さんは、「思考メモを見返す時間を確保し、ちょこちょこ見返すこと」を提案します。

これを習慣化すれば、スマホメモが自分の知のデータベースに消化します。思考が整理されることで、頭の引き出しが多くなり、発想力が増します。

すると、あなたのスキルは飛躍的に伸びるはずです。脳も喜び、生活が楽しくなりますよ。

実践!スマホメモ

では、スマホメモはどのように行ったらいいのでしょうか?
方法は3ステップです。

①メモる
②見返す
③俯瞰する

多くの人は備忘録的に①は行っていますが、②③をほとんど行っていません。②③が大事です。

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ポイント:①メモる

最初にやることは、もちろんメモることです。
iPhoneなら標準装備の「メモ」アプリを使えばいいだけです。

でも、その前に、メモの格納場所の分類します。例えば、「仕事」「趣味」「家庭」「投資」などシンプルに。

自分の重要度に合わせて決めればいいだけです。「仕事」はいろいろあると思うので、さらに分解して、プロジェクトや分野などに分けてもOKです。

最初は無理して、意見を書く必要はありません。思ったことを思ったままにメモします。事実をメモる際は、その時にどう感じたか、感情も合わせて記載します。

例えば記事に、ただ「いいね!」を付けても、何がよかったのかは後で思い出せないものです。
故に、「〇〇だからいい!」の「〇〇だから」という部分を意識して書き留めます。
すると、メモを見返したとき、その時脳が感じたことを思い出すことができます。この「自分事化」が大事です。

メモに慣れてきたら、文章をさらに深めて、「自分はこう思う」という「思考」まで書き留めていくと、メモが「自分の知のデーターベース」になってきます。

ポイント:②見返す③俯瞰する

メモは、毎日暇を見て見返します。これが大事です。
何度も見ていると、情報と情報が連鎖し、問題解決につながったり、新たなひらめきにつながります。

ただし、スマホには③に弱点があります。全体の俯瞰がしにくいのです。
この弱点をカバーするために、重要ポイントをiCloud経由でPCでメモして、A3用紙にプリントアウトする。そして、手書きしながら更なる気づきをまとめてきます。

メモ→消化→俯瞰でできる「知のデータベース」

私も、多読&ブログ書きを通じて経験していることですが、たくさんメモして思考をまとめていくと、ある時、自分の頭がスパークする瞬間があります。

・今までわからなかったことが、一気に視野が広がりわかるようになる
・まったく違うとことが連鎖的につながる
・もっと深いコンセプトに気づく
・解決策が見つかる
・不安がなくなる 等

読書にとどまらず、日常生活に範囲を広げれば、更なる効果があることは容易に推測つきますね。

まとめ

我々、特にビジネスマンに求められるのは、「インプット」ではなく「アウトプット」です。
このアウトプットを効率的に行うために、「思考の蓄積→消化→知のデータベース化」が非常に有益であることはご理解いただけたと思います。

なお、本書では、スマホでの音声入力の使い方についてもふれられています。
実は私も、現在、読書メモはiPhone×メモアプリ×音声入力で行っており、従来のPC×キーボード入力に比べて格段に効率がUPしました。
メモアプリは、通信環境に合わせて2つのアプリを使い分けていますが、この辺については、また別の機会に触れてみたいと思います。

私にとっても、スマホというかiPhoneは手放せない知のデータベースです。もっと効率的に利用できるよう、追及していきたいと思います。

ちなみに、iPhone端末は高くて…という人は、iPhone6s端末が540円で手に入るキャンペーンがありますので、うまく活用下さい。

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参考:メモ×アウトプットで役立つ本紹介

メモ×アウトプットで役立つ本を紹介してきます。紹介した本は、過去に本ブログでも書評紹介しています。
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