今や最強の投資法・節税法ともいえる確定拠出年金

今年2017年1月から利用対象者が広がり、20歳以上60歳未満のほぼすべての人が利用できる制度ですが、どう利用したらいいのかわからないという方もまだまだ多く、既に申込者数は制度改定時の申込数に比較し減少に転じつつあるのが現状です。
本書は、山崎元さんこれ一冊で確定拠出年金を始めることをできる入門書を目指し執筆した一冊。結論がクリアで、何に投資したらいいかも容易にわかるようにまとめられています。

3ページ目の「はじめに」には以下のように記載されています。自ら楽天証券にお勤めでありながら、以下のように言い切る姿勢には感嘆します。

「意味がわかる」というのは、結論をはっきり書いたということだ。特に、運用の方法や運用商品の選択について、「あれもあるし、これもある」といった曖昧さを避けて、結論をはっきり書いた。結論を曖昧にしておくほうが、敵を作らないし、商売上好都合な面があるのだが、筆者は、せっかく自分で書くのだから、そのような本にはしたくなかった。

お金の運用方法は合理的に決まるし、難しくない

上記の言葉は、「はじめに」の最後に記載された文です。山崎さんは「これが、本書の最大の主張だ」と述べています。

お金の運用について理解し、何が合理的に得かがわかれば投資すべきものはクリアになる。この言葉は、運用に不安を抱える我々には励みになる言葉です。

山崎流、確定拠出年金のポイント

各章、わかる安くまとめられていますが、シンプルな運用のポイントは以下。

(1)①積み立てるとき、②運用中、③老後に受け取る時の各段階で税金が優遇されるから、最大限(最大拠出額分)、本制度を利用せよ。

(2)運用する商品は、「国内外株式のインデックスファンド」から選べ

(3)確定拠出年金だけで運用するなら、以下の割合を目指せ
国内株式:海外株式=5:5 ~ 4:6
※国内外ともインデックスファンドを利用

(4)確定拠出年金以外にも、運用資金がある場合
確定拠出年金では外国(先進国)株式のインデックスファンドの中でも最も手数料のやすい商品を選び、NISAなどで国内株式のインデックスファンドを運用
その場合でも、国内株式:海外株式=5:5 ~ 4:6の割合で。

 
ちなみに私は山崎さんの過去本に学び、確定拠出年金では、すべて先進国株式のインデックスファンドに拠出可能額の満額分を投資しています。

99%の投資信託は検討に値しないクズだ

本書は以下の章構成の通り、多方面から確定拠出年金を活用方法が記載されています。

1.結論◆確定拠出年金の最適利用法
2.実践◆はじめてみよう
3.一人ひとりの最適運用法と人生における確定拠出年金
4.確定拠出年金の元本確保型商品と手数料
5.企業型確定拠出年金の活用法
6.確定拠出年金の商品ラインナップを理解する
7.「移換」をはじめとする諸手続き
8.正しくてシンプルな運用方法

8章で、山崎さんは自らが楽天証券に勤めながらも「99%の投資信託は検討に値しないクズだ」ときっぱり言い切っています。だから正しい金融機関で正しい投資信託に投資する必要があります。

まだ、確定拠出年金を始めていない方は、是非、本書で勉強して始めてください!

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