連日の猛暑。猛暑が続くと起こるのが「夏バテ」。体がだるいくやる気もなくなります。
そんな方にお勧めしたいのが、サウナ&水風呂。週5,6回、ジムやスパなどのサウナを利用するサウナーですが、ここ数年、夏バテになったことがありません。
なぜ、夏バテになるのかを解説したうえで、サウナが夏バテや熱中症対策にも効果がある理由を、私の体験もふまえて紹介します。
目次
夏バテや熱中症の原因
夏バテの主な原因は、温度差による自律神経の乱れです。
気温差、体内バランスの崩れが夏バテを引き起こす
太陽の日差しがきつくて暑い外から帰宅し、エアコンの効いた部屋に入ると、体は大きな気温差に見舞われます。人は気温差が激しいと、体温調整がうまくいかなくできなくなり、自律神経の働きが低下して体調を崩しやすくなります。
また、暑い中で大量に汗をかくと、脱水症状になったり、体内の水分やミネラルが失われ、体内の電解質バランスが崩れます。
これらが、夏バテの原因です。
熱中症の場合
熱中症の場合は、上記理由に加えて、体温調節機能が乱れて体外への熱の放出ができなくなります。その結果、体内に熱がこもって体温が上昇します。
体内の水分と塩分が失われ、体液のバランスが崩れてしまうと、筋肉や血流、神経などからだのさまざまな部分に影響を及ぼします。
それが、けいれんやめまい、失神、頭痛、吐き気といった熱中症の症状となって現れます。
夏バテの原因「自律神経の乱れ」とサウナ
では、なぜ、サウナ・水風呂は夏バテや熱中症に効くのでしょうか。
それには、「自律神経(交感神経と副交感神経)」の切替が上手にできるかが関わっています。
2種類の自律神経:交感神経と副交感神経
自律神経とは、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールするために、意思とは関係なく24時間働き続けている神経です。
この自律神経には、昼間や活動しているときに活発になる「交感神経」と、夜間やリラックスしているときに活発になる「副交感神経」の2種類があります。 この2つの神経がどう作用するかによって、心や体の調子は変わります。
自律神経が乱れてしまい、ストレスがかかっているときに高まる神経「交感神経」ばかりが有利になると、身も心もストレスフルな状態となってしまうのです。
定期的にサウナに入っていると、この交感神経の切り替えが上手になります。以下では、サウナに入ると、自律神経はどのような状態になるか見ていきましょう。
サウナでうまくなる!自律神経の切替メカニズム
サウナでは交感神経優位
サウナに入ると、当然のことながら、体温が上昇。体温を冷まそうと皮膚の表面の血流量が増加し、このとき、脈拍も平常時の2倍ほどの速さになります。
サウナ経験がない人は「サウナでととのう」と聞いて「サウナ(サウナ室)=気持ちいいもの」と誤解されているかもしれませんが、サウナは灼熱地獄🔥です。高温なサウナ室に何時間も居たら人は死んでしまいます👼体にとっては、マズイ!ヤバい!状態です。
体はこの危機を察知し、生存防衛機能として、危険信号を出して、交感神経を優位にします。
水風呂でも交感神経優位
さて、ここでサウナかを出て、水風呂に入ったらどうなるでしょうか。
水風呂も、生物にとっては体温が奪われる危機な状態です。サウナに続いて、マズイ!ヤバい!状態です。でも、最初は頭がのぼせているので、体のまずい状態に気づきにくい。逆に、気持ちいいと思ってしまいます。
サウナは5分入るのは平気でも、水風呂で5分は相当にヤバい状態です。
この体の危機を、サウナ時同様、生存防衛機能として、危険信号を出して、交感神経を優位にします。
水風呂が気持ちいいと調子に乗って水風呂に長くつかりすぎて、血管が収縮し、鼓動がバクバク。頭もちょっと朦朧としてきて、立ち上がった時にフラフラ~。気持ちも悪い…
サウナーなら、1度はこの経験をしたことがある方は多いはずです。
外気浴で副交感神経優位でととのう
さて、ここで適度に水風呂から出て、外気浴(休憩)のステップに移るとどうなるでしょうか。
外気温で水風呂によってぎゅっと収縮していた血管が解放!体表温度も脈拍も平常時近くに戻る「ホッとする時間」です。
このとき、体では、交感神経優位な状態から副交感神経が優位に切り替わり、身体全体が一気にリラックスモードになります。極端な暑さ・寒さというストレスから解放され「ホッとする」、この危機からの生還的解放により訪れるのが「ととのう」の正体です。
サウナーは日ごろの訓練で夏バテに負けない
サウナーはととのいたくて、1回のサウナで、サウナ→水風呂→休憩のセッションを3回ぐらい繰り返します(私は1セッションで済ませますが)。
つまり、サウナーは日ごろから、「超暑つくてヤバい」「冷たすぎでヤバい」の2つの体の生存危機を強制的つくりだし、交感神経・副交感神経の切替訓練を行っています。また、同時に、血液を強制的に収縮・弛緩し、毛細血管の隅々まで血液を行きわたらせることにより、体温調整の機能も強化させています。
そのため、夏バテの原因、夏の外気温の暑さ⇒冷房冷え冷えの部屋への移動で起こる温度差でも、日ごろの訓練の成果か、体温調整を崩しにくくなると考えられます。
サウナ後は水分やミネラルの補給を!
サウナに入ると大量の汗💦により、水分とミネラルが失われます。これを放っておくと、体がふらついたり、体の調子を崩す原因になります。これでは、もともこもありません。
サウナ後は、汗によって失われる水分・ミネラルの補給はお忘れなきように!携帯ケース入ったヒマラヤ岩塩なら手軽に塩分とミネラル補給(マグネシウム・カルシウム・カリウム)が可能です。
食べやすさ重視なら、塩分チャージ用のタブレットを。
ちなみに、私のイチオシは「森永製菓 inタブレット」。
噛まなければ、口の中ですぐに溶けません。超やさしいレモン味で、酸味はほぼなし。塩分にプラスして、ビタミンB群、ビタミンC、ブドウ糖、クエン酸も一緒に取れます。
真夏の外出・ジムでのスポーツ、サウナ、さらには、お子様にも持たせておくと安心です。大容量でたくさん入っているので、家族みんなでポケットやバックにに忍ばせておけばよいかと。
以下では、その他、サウナを加速するおすすめのサウナグッズを紹介しています。
最後に
今回は、なぜ、サウナが夏バテや熱中症対策にも効果的なのか、サウナの効果について紹介しました。
なお、サウナ・水風呂・外気浴のリピートで「ととのう」ことができれば、脳も体も喜び、確実にストレスが減ります。そのため、サウナ後に喫茶店に寄り道して行う読書は、頭がシャキシャキでよく進みます。脳が喜んでいることを実感できる、いい時間です。
「ととのい方」については、以下の記事に私の経験もふまえてまとめているので、ご興味のある方はご確認を!安くサウナ施設を利用する方法も紹介しています。
サウナに足しげく通いたいなら、ジムサウナがおすすめです。超コスパがいいです!以下では、そのシミュレーション結果を紹介しています。