深い教養・感動で脳が喜ぶ 厳選おすすめ ビジネス書 名著・良書・古典。安くよい本を多読・習慣化する方法も紹介

数百円~2千円程度の一冊の本が、人生を変える。人生を豊かにする。

「読書」とは、自分一人の人生では経験できないことを味わうことができるもの。
その中でも「良書」「名著」は、
自分の価値観や視野を広げてくれたり、
感動で心が震えたり、やる気を与えてくれたり、
自分の悩みの解決のヒントとなる気づきを与えて、視野を広げてくれる尊いものです。

私は年間200~300冊の本を読み、良書・名著から、貴重な教えを学んできました。これら1冊1冊、何らかの学びはありますが、「真の良書」「おすすめ名著」と思える本は1割以下。そんな選りすぐられた絶対読むべき良書・おすすめ名著をまとめたのがこのページです。

かく言う私も、社会人1年目まで全く本を読みませんでした。そんな私を「本好き」に変える出会いがありました。そんなエピソードも紹介。本嫌いが本好きに変わる変遷は、今現在、読書をする習慣がない方にも役立つものと思います。

合わせて読んでいただけると嬉しいです。

目次

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聴き放題対象本:おすすめビジネス書・自己啓発書  おすすめ小説

はじめに~私の本の読み方

私の本の読み方

具体的なおすすめ名著について紹介する前に、私の本の読み方を紹介しておきます。
私は本のジャンルごとに、「読書の目的」を持って読書をしています。ただ漫然と本を読むより、目的を持っている方が、読了後に心に残ることも増えます。

私の読書の目的

📚 本の新旧別:読書の目的
現代のビジネス書 :新しい価値観・思想・を学ぶ、古い常識をUpdateする
古典名著     :時代を超えた普遍の真理を学ぶ
 
📚 ジャンル別:読書の目的
一般的なビジネス書:「損」を学ぶ
哲学・思想・宗教 :「人」「道」「生き方」を学ぶ
歴史       :「人類の失敗」を学ぶ
小説       :「人の感情、痛み」を学ぶ

以下では、ジャンル別におすすめ本を紹介します。
現代ビジネス書
マネー本・投資本
古典名著

おすすめ良書:現代のビジネス書から

DIE WITH ZERO:ビル・パーキンス

私たちは喜びを先送りしすぎている。
手遅れになるまでやりたいことを我慢し、ただただ金を節約する。
大切なのは自分が何をすれば幸せになるかを知り、その経験に惜しまず金を使うことだ

多くの人は様々な我慢・苦労の上貯めた多額の資産を使うことなく死んでいく。
そんな状況を憂い、著者は何のために貯金をするのか?もっと人生を豊かにする生き方があるのではないか、という大事な問いを私たちに問いかけます。

私の生き方に多大な影響を与えた本。幸せに充実した生き方をしたい人は絶対に読むべき良書!

多様性の科学:マシュー・サイド

現代社会で「多様性」は差別問題や倫理問題として語られることが多いですが、人類の発展、より現代的には「業績を上げる要因」「イノベーションを起こす要因」として極めて重要なのが多様性。
必要なのは、個人知より集合知であり、個人主義なアプローチより全体論的なアプローチ。組織や社会の今後の成功・繁栄は、個人個人が持つ多様性をいかに活かせるかにかかっている!
多様性が大事ってそういうことだったのか!脳がアップデートされる超良書

サピエンス全史:ユヴァル・ノア・ハラリ

私たちホモ・サピエンスはいかにして食物連鎖の頂点に立ち、これほどまで人口を増やし、発展し得たのか?この謎を、3つの重要な革命──認知革命・農業革命・科学革命──を軸に解き明かした本書。

ヘブライ大学で歴史学 ユヴァル・ノア・ハラリさんが本書で説いた本節の中で、人類繁栄の最もポイントとなるのが「認知革命」。「虚構」、すなわち架空の事物を語る能力、そして、それを共有し、大規模な協力体制を築くことが術を身に着けたことが、ホモサピエンスを特別な存在たらしめた理由です。貨幣、宗教(イデオロギー)、国家も、すべて虚構の創造物。この人類の集合的の創造物により、社会が成り立ち、進歩・発展してきたと言って過言ではありません。

上下巻の分厚い本。正直、途中でめげてしまいそうになりますが、本書の語る壮大なサピエンス史を読み終えたときの、感動、そして、自分にもたらされる価値観転換は非常に大きい。これから社会はどうなっていくかも考えさせられる絶対読むべき良書です。

ホモ・デウス:ユヴァル・ノア・ハラリ

ユヴァル・ノア・ハラリさんのサピエンス全史に次ぐ第2版「ホモ・デウス」。

サピエンス全史が人類史の過去を解き明かしたものであったのに対し、ホモ・デウスで語られるのが人類の未来史。人類は、飢餓、疾病、戦争という大きな問題を克服しつつありますが、その時人類は「ホモ・サピエンス」から「ホモ・デウス(人の神=)」へアップグレードすることを目標にするという。つまり、不死、幸福、神性の追求です。

ホモ・デウスへのアップデートでキーになるのが「人間至上主義」と「テクノロジー」。これまで、人は、自由主義と科学テクノロジーの発展により、幸福を追い求め、今やテクノロジーで不死まで手に入れようとしている。不死の追及は、テクノ人間至上主義=人のデウス化の追求に他なりません。また、テクノロジーにおいては、GAFAの台頭に見られるように「データ」が全人類を支配するデウス化を追求しています。

その時、人の幸福はどうなるのか?勝ち組とはどんな人たちになるのか?かなりインパクトのある答えが本書にあります。未来を見据えて生きたいなら必読です。

FACTFULNESS(ファクトフルネス):ハンス・ロスリング

FACTFULNESS(ファクトフルネス)とは、データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣のこと。当たり前のことと思いますが、「私たちは、様々な思い込みにより、世界を見誤っている。専門家、学歴が高い人、社会的な地位がある人ほどその傾向は顕著に表れる」と、著者のハンス・ロスリングさんは指摘します。

なぜ、こんな思い違いが起こっているのか?その理由は、「知識のアップデートの欠如」と「人間の悲観的な思考」です。

本書では、人々の世界にまつわる圧倒的な知識不足を減らし、世界の本当の姿を知るために、教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野が、最新の統計データと共に紹介。これらが、世界を見誤ってしまう「人間の10個の本能」と共に紹介されています。

思い込みを生じさせる10の本能
①分断本能 ②ネガティブ本能 ③直線本能 ④恐怖本能 ⑤過大視本能 ⑥パターン化本能 ⑦宿命本能 ⑧単純化本能 ⑨犯人捜し本能 ⑩焦り本能

人間とは何か:マーク・トウェイン

人間とは何か。人間は機械である。

トムソーヤの冒険など、胸躍る冒険物語を書いていたトウェインの作品とは思えない、「人間に対する悲観的なモノの見方」のギャップが凄い。しかし、過激な主張が、生きづらさを抱える現代人を救う。

「悲しいけど、これは真理だ。人間の本質だ…」と思わざるを得ない言葉が多数ちりばめられています。人間に対する見方が変わる&視野が広がり、生き方にも影響を与える良書。

武器になる哲学:山口周

学びを結果に変えるアウトプット大全:樺沢紫苑

脳の仕組み的にどんなにインプットしても、「アウトプット」の方法を間違えていると、自己成長はできない、と語る精神科医の樺沢紫苑さん。

・インプットの量と自己成長の量は全く比例しない。重要なのはアウトプットの量
・「現実世界」は、アウトプットでしか変わらない

アウトプットとは、「話す」「書く」「行動する」の3つのこと。インプット→アウトプット→フィードバックのループを回すことで、さらに成長を加速する方法を非常にわかりやすく解説。すぐ実践できる実践的な方法が学べます。

学び効率が最大化するインプット大全:樺沢紫苑

上記「アウトプット本」と対になる「インプット本」。
日々忙しく、限られた時間の中で、効率的に学ぶことは非常に大事です。さらに、せっかく学んでも、それを、記憶に定着させ、行動に移し、アウトプットの質を上げられなければ、学んだつもりでも、それは単なる時間の浪費と化してしまいます。

本書は、読書法・学習法・記憶術・会話術・情報収集など、脳科学に裏付けられた80のインプット術を紹介されています。

樺沢 紫苑さんの書籍 樺沢 紫苑さんのた本もオススメ!押さえておきたい作家です。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう:トム・ラス

ビジネスでの成功には、自己を知る、特に、「強み」を知ることが欠かせません。「強み」を知ることは、自分のスキルを上手に活かせるようするだけでなく、自信につながります。

ただ、自分の強み弱みを知ることは簡単ではありません。しかし、本書で購入することで受けられるWebテスト「ストレングスファインダー」を行えば、自分のことがよくわかる!私は、過去複数回、本書を利用してテストを行いましたが、それが、仕事や自分の生き方を決めるにあたって大いに役立っています。

なお、本書を購入する場合は、古本で買ってはいけません。Webテストが受けられませんので。

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている:ふろむだ

本書を読み解く最重要キーワードは錯覚資産

評価が低い人は何をするにも不利。あいつはダメとマイナススタートから始まるのに対し、評価の高い人は何もしなくてもプラススタートで成功すれば「やっぱり彼はすごい」と評価される。

本書を読むと、仕事の成果は実力ではなく運であり、その運を引き寄せるためには「勘違いをさせる力=錯覚資産」が重要であることを、驚きをもって気づかされます。

一般的には、「失敗は成功の母」ではなく「成功は成功の母」。ただ真面目に努力してもだめ。成功は戦略的に手に入れなければだめなのです。不平等な社会の仕組みをまざまざと見せつけられた、目からうろこの一冊となりました。

残酷すぎる成功法則:エリック・バーカー

「成功法則はどんな時代にも普遍的なもの」となんとなく思っていました。しかし、本書を読んで気づかされたのは、成功法則、自己啓発の知識もアップデートしないと古くなってしまうということです。

自己啓発の多読は自己の気持ちのカンフル剤と思っていましたが、「思考」と「行動」をアップデートするためにも、自己啓発・成功本の多読は重要とわかったのは大きな収穫でした。

メモの魔力:前田裕二

メモ本は多数ありますが、「メモの取り方そのもの」を解説しているものが大半です。本書のすごいところは、単なるメモに終わらず、メモを昇華させてもっと重要な思考・行動につなげる「知的生産のためのメモ」の取り方に重点をおいて書かれている点です。

単なる記憶保存のためのメモを「ファクト」→「抽象化」→「転用」し、何かをなしえるための「行動」につなげていくことの大事さに気づかされます。中上級者向けメモ術が学べると同時に、モノの本質を見極める「抽象化思考」の実践書としてもオススメです。

劣化するオッサン社会の処方箋:山口周

なぜ組織は腐敗し、不祥事を起こすのか? その理由は「三流オッサン」。

組織や社会で劣化が起こるのは、構造的に「必然」。問題は、組織の世代交代の過程で、一旦、二流の人間が社会的な権力を手に入れて今うこと。こうなると、二流のリーダーは、一流や自分よりできる二流を排除・抹殺、自分にとって使いやすいレベルの低い三流で自分の周りを固めていく。こうなると、優れた人がトップに就くことがなくなります。そして、次の世代交代でさらに会社が劣化し、会社は腐っていくのです…
こうして組織は腐っていくのです。

劣化したオッサン社会に革命を起こすために、若者は何をしなけれならないのか?本書はその解を与えてくれます。

AIとBIはいかに人間を変えるのか:波頭亮

将来、すべての生産活動をAI(人工知能)が行い、生きていくためのお金はBI(ベーシックインカム)で賄われる。

AIとBIで変わる未来の社会は、人類が史上初めて生きるための労働から解放されるる、新しいステージへの移行。

未来を分析、予想し、メッセージを提起する骨太の一冊。働かなくてもよくなった世界で人間はどう生きれば豊かな人生を送ることができるのか?その生き方と考え方を本書のメッセージとして提起する本書は、これからの変革の時代に備えるために大事な一冊となりました。

集中力はいらない:森 博嗣

「集中」の原動力は「好奇心」。子供は面白いから没頭する。しかし、大人はどうか?同じことを(我慢してでも)続けることが「集中」と思っていないか?

これまで社会が人間に「集中せよ」と要求したのは、機械のように働かせるためでしかない。考えない集中では搾取される。考え行動せよ!

社会においては「考える人」が格段に有利だが、普通の人が「考えた」と言っている行動のほとんどは、世間の常識や知識に照らし合わせて選択したにすぎず、実は思考はしていない。問題解決に必要なのは、「分散思考、発散思考」。そこから何らかの発想を得て、その後、集中思考で問題を解決することが大事であると、本書は教えてくれます。

1440分の使い方:ケビン・クルーズ

1日=1440分。万人に平等に与えられる「時間」。しかし、多くの凡人は時間に無頓着。これでは、人生の成功は遠のく。本書は、起業家、億万長者など288人会の独自取材と調査によって明らかになった生産性向上の究極の秘訣を解き明かした一冊。

時間管理で最も大事なことは、重要なタスク、すなわち、MIT(Most Important Task)を常に把握し、それにパワーを咲くために他を切り捨てること。さらに、スケジュールの立て方それを先延ばしにしないスキルを身に着けることです。

例えば、仕事のタスクを実行するために人はToDoリストをつけますが、ToDoリストの項目の41%は永遠に終わりません。これでは人生の目標を達成できません。本書には、即実践できる、時間の無駄取りや時間の使い方を具体的に紹介。あなたの人生をも良い方向に導いてくれるヒントが学べます。

なぜ倒産~23社の破綻に学ぶ失敗の法則

破綻には失敗の法則がある

倒産の真相は、まさにドラマ。23社の中小企業の倒産から、「失敗の定石」を紹介。元社員、取引先、そして経営者本人の苦渋の証言に基づき、「なぜ運命は変えられなかったのか」に迫っています。

本書を通じてわかる、大事なメッセージは、「成功の再現性は非常に低いのに対し、失敗の再現性は非常に高く、定石がある」ということ。こうした局面でこうした判断を下したから会社が傾いた」と言う情報は、別の会社に置き換えても高い確率で当てはまります。

経営とは人、モノ、カネの状態をバランスよく保つことであり、そのバランスが大きく崩れると失敗を招く。崩れた原因を突き詰めると、「あの時こうした誤った判断をしてしまった」と言う転換点が必ずあります。「失敗からの学び」がいかに大切か、本書を読めば、腹落ちします。

すみません、ほぼ日の経営:糸井重里

ほぼ日は、コピーライターとして知られる糸井重里さんが社長を務める上場会社。

コピーライターという仕事は、自由に束縛されることなくクリエイティビティを追求することが求められる仕事。それなのに、活動の枠を広げる過程で事務所を立ち上げ、100人以上が勤める企業を経営し、市場の原理に組み込まれるような株式上場を果たしたのか?

事業、人、組織、上場、社長 ——。企業の根幹を支える部分について、何を考えどのように考え、向き合っているのかを知ると、事業拡大・効率化ばかりを目指す現在の資本主義至上主義の経営者ではない、まっとうだけれど新しい経営者の姿、経営哲学が見えてきます。

経営者はもちろん、自分の仕事や職場、働き方について考えたい会社員にもおすすめです。

【参考】 通ずる書籍:ハートドリブン 経営本、経営哲学書として通ずるところがある良書

実験思考:光本勇介

次から次へと狂ったビジネスを立ち上げる天才起業家として知られていますが、ぽんぽんとアイデアがあふれ出る光本さんの頭の中はどうなっているのか?

光本さんの行動の原動力と、日ごろどのように思考し、次々と新しいサービスを生み出しているのか垣間見れる一冊で、読んでいるとワクワクする本です。光本さんのような思考をお持ちの方が日本に増えると、これからの将来がもっと明るく楽しくなりそうと思えます。実は、この本の出版自身も大きな実験の一環だったりと、楽しまされること然りです。

この書籍そのものが実験。書籍自体を電子版は0円タダ、好きな価格をお支払いくださいと本の最後にQRコードがついて販売されたこと自体が新しい。出版社は幻冬舎。箕輪厚介さんが担当しましたが、この流れを引いた本が幻冬舎から複数販売されています。

センス・オブ・ワンダー:レイチェル・カーソン

センス・オブ・ワンダー」とは神秘さや不思議さに目を見張る心のこと。

美しいものを美しいと感じる。地球に生きる小さな生命に感動する。そして、賛嘆や愛情があふれ、生きているこの瞬間がかけがえのないものに思える。

こうしたセンス・オブ・ワンダー は特別の場所でなくとも、日常生活の中にも存在。子供の毎日が感動で溢れているのは、それを日々感じているから。しかし、大人になるとセンス・オブ・ワンダーが鈍っていく…
「驚く感性」と共に生きよう。心が震える世界的ベストセラー

超筋トレが最強のソリューションである:Testosterone

運動嫌いの人には苦痛以外の何物でもない筋トレ。しかし、筋トレネガティブ思考の人でも、筋トレが楽しくなってしまうような筋トレ啓発書がこの本。

科学的な要素を含みながらもくすくす笑える面白さ。健康になりたければ筋トレ、男らしくなりたければ筋トレ、仕事への意欲UPにも筋トレ、悩みを減らし幸せになりたいなら、とにかく何でも筋トレをしておけば解決する!おいおい、という感じなのですが、確かにその通りなのです。まずは、騙されたと思って読んでみることをおすすめします。

脳を鍛えるには運動しかない

身体を動かすほど、脳に影響をおよぼすものはない。エリートが忙しい合間を縫って、スポーツジムに行く理由がここにあります。
「運動」の効果は、メンタルヘルス・集中力・記憶力・創造性など広範囲。まさに「脳をアップグレード」する行為なのです。私もこの効果をジム通いで実感しています。頭のゴミ取りに最強です。

一流の人はなぜ風邪をひかないのか?:裴英洙

人間、一生のうちに平均200回風邪をひき、生涯換算すれば丸1年間以上も風邪で寝込んでいる!

1回の風邪で財布から出ていく金額は5000円も必要ありません。しかし、生産性低下の社会的損失の金額にすると平均44,272円。病欠による生産性低下による社会的損失は半端ない。だからこそ、風邪をひかない対策法を知っておくことが極めて大事です。

 

おすすめのマネー本・投資本

おすすめのマネー本、投資本はたくさんあるので、別の記事にて紹介しています。
ジャンル別に50冊以上紹介しています。

・お金の基礎(心構え、貯蓄、節約)🔰
・長期投資・積立投資を学ぶ本(インデックスファンド投資)
・非課税投資・自分年金について学ぶ本(iDeCo、NISA)
・投資の神様・賢人に投資手法を学ぶ本
・もっと積極的に投資を行い人向けの本(トレーダー向け)
・投資心理について学ぶ本
・金利、相場サイクル、について学ぶ本
・バブル、リスクについて学ぶ本
・その他、お金の知識を深める・広める本

 

おすすめの古典名著

私は長らく、「新しい本=優先して読むべき本」との意識がどこかにあり、いわゆる古典と言われる本を読んできませんでした。

しかし、ある時、過去に良書と思った本のリストを見て、その時は凄く素晴らしいと思った本も、数年たつと陳腐化して、再び読みたい良書とは言えないものがあることに気がつきました。これが私が古典を読み始めたキッカケです。

気づくのが遅すぎましたが、「何十年も読み継がれている本は、本質をついており、現代人の心をも動かす」と痛感します。

以下は、そんな古典の中から、私にを奮い立たせてくれた良書をご紹介。

学問のすすめ:福沢諭吉

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」との冒頭があまりにも有名な福沢諭吉の「学問のすすめ」。しかし、現代人はこの後に続く正しい内容を知らず、「平等」という言葉使い「自己の権利」を主張しているように見えます。

理想的には「平等」であるべき社会も、実際には、賢き人、愚かな人、富める人、貧しき人がおり、そこには雲泥の差がある。これらの理由は何なのか。そして、何をしなければならないのか?

最初の5ページを読むだけで「学問を学ばねば」と開眼・魅了されてしまう明治のベストセラー。令和の今の時代は、恐ろしく変動の明治時代に似ています。今読んでも全く古くない、むしろ心鼓舞されるまさに名著です。

武士道:新渡戸稲造

新渡戸稲造が明治時代に諸外国から受けた当時に日本人の誤解を解くために、ギリシャの哲学者やドイツの哲学者などの言葉を引用しながら、日本の武士道の精神をわかりやすく解説した著書「武士道」。米国で1900年に英語の本として出版し、その後、世界的な大ベストセラーになりました。

・日本人の強靭な精神を生んだ武士道の本質
・武士は何を学びどう己を磨いてきたのか
・時代に左右されない根本的な日本の道徳がいかに受け継がれてきたか
・武士制度が廃止された明治以降、武士道はどこに向かうのか

武士道を通じて、日本とはいかなる国なのかが非常に明快にわかる。令和の時代の我々が読んでも日本人に受け脈々と受け継がれる「血」「道徳心」を感じさせる名著。

代表的日本人:内村鑑三

新渡戸稲造『武士道』、岡倉天心『茶の本』と並ぶ、日本人が英語で日本の文化・思想を西欧社会に紹介した代表的な著作「代表的日本人」。
偉大な功績を遺した、西郷隆盛・上杉鷹山・二宮尊徳・中江藤樹・日蓮の五人をあげ、その生涯をまとめた本ですが、5人の生きた足跡、人生哲学を知ると、「徳のある生き方」に感動すると同時に、自分自身も「いかに生きるべきか」を考えさせられます。

※本書のみ、KindleUnlimited対象外

方丈記:鴨長明

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「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。」で始まる鴨長明の「方丈記」。

人も住処も川の流れと同じくもろくはかない。

まさに、あまりな銘文で、その意味をかみしめて思うと、ホロリと来る一文であり、この続きを読むとさらに心にささります。改めて、古典のすばらしさを感じる作品であり、特に東日本大震災以降、多くの人に読まれた意味が分かります。

風姿花伝:世阿弥

世阿弥の残した、能と向き合う姿勢をまとめた書「風姿花伝」。その姿勢や物事を見る目が現代人にも通ずる普遍性を持つことから、現代人でも愛読者が止まない名著です。

本書が特に素晴らしいのは、世阿弥の教育者、親としての教育論・人生論。決して舞台・芸術など「芸」に通ずる人たちだけが対象ではありません。人生に対する深い洞察をもとに書かれた本書は、現代を生きる私たちにも、「いかに生きるか」「いかに年老いるか」を教えてくれます。

まさに、万人に読んでほしい名著。『風姿花伝』の第一章「年来稽古条々」だけでも読むことをおすすめします。

私の財産告白:本多静六

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「月給4分の1天引き貯金」を元手に投資して巨万の富を築いた男、本多静六。
本書では、至極まっとうな資産を築く王道方法、蓄財の心構えなどが紹介されていますが、単にそれだけの本ではありません。処世訓であり、人生哲学です。読めば、50年以上読み継がれてきた不屈の名著と言われる理由がわかります。

人間失格:太宰治

文豪、太宰治の代表作「人間失格」。

自分への価値を見いだせない自分、努力より「ラク」を求め、何かに依存(酒、女、たばこ、薬、ギャンブルなど)し、おぼれる自堕落な主人公の大庭葉蔵の自堕落な部分が、自分の弱さと重なり、投影してしまう。

病んでいるときに読んではいけない読んではいけない危険な本。人間の内面をえぐる表現とストーリーにただただ脱帽。

こころ:夏目漱石

親友を裏切って恋人を得た。しかし、親友は自殺した。増殖する罪悪感、そして焦燥……。人間の内面を描いた名作。

私がはじめて手にしたのが小学校6年生の夏休み。読書感想文に選んだのが人生の大失敗。当時の私には全く理解ができず、これがきっかけで読書嫌いに。大学卒業まで本を読まない子にしてしまった問題書です。

しかし、今読めばわかる。「こころ」が、太宰治の「人間失格」と文学作品で第1位、2位を争う、読み継がれてきた名作であることが。

痴人の愛:谷崎潤一郎

人の愚かさ、エロティシズム、劣等感、羞恥心….

当時のバブルでパリピな世界は昔書かれた小説とは思えないほど、現代とリンクし、谷崎潤一郎の文豪・天才さを感じてしまう。あきれるほどゲスい、まさに「痴人=愚か者」いうにふさわしい内容にも関わらず、人を魅了してしまう谷崎潤一郎の文豪・天才さに脱帽。

陰翳礼讃:谷崎潤一郎

谷崎潤一郎が古き良きに日本の美意識・芸術についてしたためたエッセイ。1930年代、日本の家屋・調度品・文化などが西洋化していくなか、「昔は良かった…」と愚痴をこぼすという内容なのですが、美的センス・着眼点、そしてそれを表現する文章が素敵すぎて感動!心震えます。

痴人の愛、卍、鍵などエロ作品で知られる谷崎ですが、エロティシズムだけが売りではない谷崎の凄さが分かる!絶対読むべき一冊。

白痴:坂口安吾

今まさに、死んでしまうかもしれないという戦火の中、この白痴の女を何とか救いたいと心の底から思ったその数時間後、戦火を逃れた直後には、その女を愛情のかけらも感じない「豚そのもの」であり、面倒だと感じてしまう人の心。

今の時代に読んでもかなりセンセーショナルな「表現」と、人間の何とも刹那的かつ二面性のある「心の変化」に強いショックを受けた作品。安吾の心の変化描写は強烈です。しかし、誰もが持つ心の闇を表現した作品は現代人の心もわしづかみにします。良い作品なのかはよくわからない。ただ、頭を横から殴られたような衝撃を受けました。

「人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ。」で有名な「堕落論」と合わせて読みたい。

変身:フランツ・カフカ

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新潮社
Audible 聴き放題 対象本

ある日ベッドで目を覚ますと自分の姿が毒虫になっていた…
最初は家族といくばくかの家族のつながりがあった。しかし、それも時間を経て悲しく変化する。そして、最後には….

「家族ならどんなことがあっても支えてくれる」とは言えない厳しい現実を目の当たりにさせられる。短い小説ながら、愛とは、家族とはについて深く考えさせられる不条理文学。読めば、傑作と言える理由が分かる!

竜馬が行く:司馬遼太郎

私が人生の中で「魂が震える」初体験をしたのが「竜馬が行く」。当時、私は高校生。正直、話を覚えてはいませんが、親・先生の忠告を聞いても全く心に響くことがないのに、本を読んで火が付く経験をしたのは初めてのことで、こんな経験があるのだ!と本の持つ凄さに感動したことを強烈に覚えています。

夢の壮大さ、しかも実行力、常識にとらわれない豊かな発想、型破りという点で、坂本竜馬の右に出る者は少ない。若い時代に彼の破天荒な生き方に接すれば、ものすごい刺激となることは間違いないです!

本嫌いだった私を変えたエピソード

本嫌いだった私を変えたエピソード

大学生から社会人1年目まで、全くと言っていいほど本を読まなかった私。
そんな私に、本が好きになるきっかけを与えてくれた大切な人が二人います。

1人は上司でビジネス書を、もう一人が同期入社の同僚で小説を、「まずは読んでみろ」と半ば強引に貸してくれました(全く、別のタイミングですが)

読書嫌いの私に最初に「本好きになる炎🔥」をつけてくれたのは「小説」。しかも、ホラー小説の金字塔「リング」「らせん」でした。

元々私はホラー嫌い。今でもホラー映画ではまず見ません。しかし、恐る恐る読み出したら、次が知りたくて、一気読み!

今、いろんな本を読むようになって思うのは、私の同僚は、読書嫌いでも読み出したら読破せずにはいられなくなる本を選んで貸してくれていたんですね。もう、彼には感謝🙏しかありません。

これがきっかけで「本は面白い」と思うようになり、ミステリー系の人気作家 鈴木光司貴志 祐介天童荒太宮部みゆき などの小説にハマっていきました。

小説をきっかけに、ビジネス書も読める体質に

小説で読書習慣がついたころ、「ビジネス書も読んでみようか」と読んでみたら、これが面白い!知らないことを知るってこんなに楽しいことだったのか!と目覚めて、ビジネス書大好き人間になっていました。

昔話が長くなってしまいましたが、元々、本を読む習慣がない方がいきなりビジネス書を読もうとすると、どうしても挫折しやすい。挫折して本嫌いになってしまっては本末転倒です。

まずは、読み始めると先が知りたくて仕方なくなるような小説をトリガーに、「本が読める体質づくり」をしてみてはいかがでしょうか。

リングシリーズは、そのきっかけとするにはいい本だと思います。映画を見た方も、映画では気がつかなかった、より詳細なストーリー・描写を楽しむことができるはずです。

読書を習慣化するには、本への抵抗感を下げることが大事

本を読むのが嫌い、或いは、習慣がない方は、まずは、読書への抵抗感を下げることが大事です。
読書には様々な「壁」があります。

・文字を読むことへの抵抗感
・読まなければという意識はあるものの、面白くない。難しい。
・本を読む時間がない
・書籍代
・図書館は行くのが面倒。すぐには読みたい本が読めない(モチベーションが下がる)

上記のような「読書の壁」を低くしてくれるのが、次の節で紹介する本の読み放題サービスです。

読書量を増やす、習慣化するために利用したい本のサービス&おすすめ本

読書量を増やす、習慣化するために利用したい本のサービス

多くの人は「読書を習慣化」することのメリットを理解しながらもそれを実現できていません。

すぐに手に入れられ、しかも読み放題「KindleUnlimited」

まず最初に、読みたいと思う本がすぐに手に入る環境があることが大事。「読みたいな」「気になる」と思った時に3分以内で手に入れられれば、「本を開くきっかけ」ができ、それが読書につながります。人は皆、やることがあるので、モチベーションが高い時に本がなければ、そのまま、読まずじまいに終わります。

「すぐに手に入る」を実現してくれるのが、「電子書籍」。中でもAmazonの本の定額読み放題サービス「kindle Unlimited」は私の読書を一気に飛躍させてくれます。本が毎月1000円以下で読み放題なのですからまさに神サービス。

KindleUnlimited」は対象本も多く、読みたい本が見つからないということもまずありません。面白くなければ、次々本をダウンロードして読んでみればいい。書店でのザッピングが簡単に実現します。普通、本を買って、その本が自分に合わない、面白くない、難しすぎると書籍代が無駄になり悔しい思いをしますが、そんな苦痛とはおさらばです。

私は長く、KindleUnlimitedを利用していますが、破格に安い自己投資だと思っています。なお、現在、以下のキャンペーンが開催されています。

Kindle Unlimited対象のおすすめ本

スキマ・運動時間などを活用:聞く読書「Audible」

さらに、私の読書を飛躍させたのは、「聞く読書」でした。聞く読書」を取り入れることで、通勤・移動・ジム・お風呂・ちょっとしたスキマ時間を有効活用することができ、あまり読まなかったジャンルの本も幅を広げることができました。

本を読む習慣がない方には、ラジオ・ポットキャストのように、本を聞くことで、まず、「本を読む抵抗感」が下がります。また、読んでいると、次第に、いろいろ確認したくなって、文字の本も読みたくなります。こうなればしめたもの。文字でも本が読めるようになります。

Audible:おすすめ本

おすすめ本は以下の記事にて紹介しています。