【ビットコインと月の満ち欠けサイクル】満月・新月で相場が反転・加速するは本当か。過去5年分のチャートで調査

バブル崩壊後のそこから脱し、一時570万円台まで上昇したビットコイン。現在は550万円付近を推移しています。

投資判断をするには市場のサイクルを見極めることが大事ですが、短期(1ヶ月程度)の市場のクセとして「満月・新月アノマリー」が知られています。

当ブログでは、「相場と月の満ち欠けの関係」をチャートで確認。株式指数の日経平均、FXのドル円には、満月・新月のアノマリーが有効であり、投資判断の一つの指標として意識しておいて損はないことを紹介しました。
日経平均と満月・新月アノマリー:過去5年調査
ドル円と満月・新月アノマリー:過去5年調査

では、仮想通貨の代表、ビットコインでは満月・新月アノマリーは当てはまるのか?

今回は、ビットコインにも満月・月サイクルは相場の反転・加速指標として有効なのか」、過去5年間のチャートで調べてみました。

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2017年バブル以降のビットコインの値動き

まず最初にビットコイン(BTCJPY)を、過去2回のバブル⇒バブル崩壊とともに振り返っておきたいと思います。

2017年バブル高値:230万円
2021年バブル高値:770万円

2017年のバブル前は10万円以下だったのが信じられません。

ビットコインには長期サイクルとして「4年サイクル」があります。詳細は以下の記事にてご確認ください。半減期の度にビットコインがどのように価格変動してきたかがわかります。

満月・新月とビットコイン(過去5年間)

ビットコインと満月・新月に日経平均やドル円のようなはアノマリーが存在するのか、チャートで過去5年分を確認してみた結果が以下です。

🌑:新月 (背景 灰色:新月⇒満月へ向かう期間)
🌕:満月 (背景 黄色:満月⇒新月へ向かう期間)

ビットコイン 2023年

ビットコイン 2022年

ビットコイン 2021年

ビットコイン 2020年

ビットコイン 2019年

結果をどう見るか?私の考え

株式とリアルゴールド金は相関関係が低いと言われます。これは、ビットコインも同様です。

5年間のチャートを見ると、日経平均やドル円ほど満月新月アノマリーが当てはまってないように見えます。ただし、トレンドがはっきり出ているときは、相場の天底をうまく捉えているように思われます。

ビットコインの4年サイクルと照らし合わせ、今トレンドが出やすい時期なのかどうかを判断し、トレンドがはっきりしているときに限定して、満月新月アノマリーも投資判断の考慮に入れてて売買判断をするのが良さそうに思います。

TradingViewで新月・満月インジケーターを表示する方法

TradingViewで新月・満月インジケーターを表示する方法

チャート分析ツールの「TradingView」を使えは、様々な指標を表示することができます。

TradingViewで「Moon Phases」という指標を設定すれば、満月・新月と株価の関係をチャードで見ることができます。

なお、【11月20日 17時~11月24日 17時限定】TradintView ブラックフライデーで「最大70%オフ+1ヶ月無料」で購入可能です。年に最もTradintViewが安く買えるチャンスです。

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セールの詳細や、3つの商品の違いなどは以下の記事で紹介しています。

投資家心理を意識する

市場は、結局のところ投資家心理で動きます。そして、個々人は、その動きに翻弄されます。

投資家心理と市場サイクル

上図は、投資家心理をチャートと共に表現した表現したPsychology of Market Cycle(サイコロジーマーケットサイクル:投資家心理と市場サイクル)です。
チャート上に番号を振りましたが、それぞれ、以下に対応しています。

Psychology of Market Cycle を意識して、投資しよう

1. Disbelief(懐疑)
2. Hope(希望)
3. Optimism(楽観)
4. Belief(確信)
5. Thrill(スリル)  
6. Euphoria(陶酔)
7. Complacency(陶酔、独りよがり)※間違った買い
8. Anxiety(不安)
9. Denial(拒否)
10. Panic(パニック)
11. Anger(怒り、自暴自棄)
12. Depression(降伏、意気消沈) →再び「1」へ

投資家心理を学ぶおすすめ本

自己をコントロールできなければ、どんなに投資の勉強をしようが、投資で勝つことは絶対にできません。必ず最後に大敗が待っています。大敗せずに生き残るために必要な「投資心理(自己管理)」に関する本を紹介しておきます。

ゾーン:マーク・ダグラス

トレードで成功を収めるカギは、網羅されたマーケット分析や最新システムでもない。大事なのは、投資家自身の「心理の強化」。トレードを確率的視点から考察し、適切な中核的信念を取り入れて「勝者の心構え」を持つことだ!

デイトレード:オリバー・ベレス

デイトレーダーとして株式相場で成功するための心構えを凝縮した一冊。「デイトレード」というタイトルですが、デイトレードの手法が書いてある本ではありません。手法の本では無くメンタルに関する本です。「投資メンタルの教科書」ともいえる本。とにかく多くの人に読まれている本です。

>自分のマインドを自在に操る超投資法:投資家メンタリストSai

・自己をコントロールできなければ、どんなに投資本を読み、知識を増やそうと、投資で勝つことはできない。
・投資法をそのまま真似ても勝つことはできない。それは皆が知っていることであり、そこに投資の優位性はない。
など、ハッとする言葉で自分のトレードを顧みさせる言葉が並ぶ。

大事なのは、知識×メンタルで、規律を守ってトレードすること。メンタルコントロールができずに投資で大きな損失を出している人は絶対に読むべき一冊。

投資賢者の心理学:大江英樹

自ら通販事業で数億円の資産を築いた著者が、世界各地で知り合った“超弩級”の億万長者仲間たちの32個の習慣をまとめた一冊。
「仕事と学び」「日常生活」「人間関係」「健康と趣味」「お金」の5つのカテゴリーに分けて解説しています。その特徴は、それは一種独特でマニアック、かつ徹底しています。行動スタイル・思考法について学ぶべき点は多いです。