三井住友カード「Vポイント」 最もお得な利用(消化)方法を再考。その理由・使い方・注意点
▼シェア&フォローする▼

現在、私のメインクレジットカードは三井住友カードゴールド(NL)

クレジットカードの利用で貯まるのはVポイント。VISAとMastercardの2枚のカードを保有して、利用シーンに応じて、よりお得になるように2枚の国際ブランドを使い分けてVポイントを貯めています。

さて、先日、三井住友カードの決算アプリ「Vポイント」をセブンイレブンで使うと20%還元されるキャンペーンが始まりました。

この機会に、三井住友カードで貯まるポイント「Vポイント」の最良利用法を再考しておきたいと思います。

Vポイントの特徴

Vポイントは三井住友グループの共通ポイントサービス。三井住友系の銀行やクレジットカードでポイントがたまり、1ポイント1円相当として利用ができます。

楽天ポイント、dポイント、Pontaポイント、PayPayボーナスなど、強力なポイント経済圏が形成されているポイントプログラムにシェア的には全くかないませんが、独自路線でシェア拡大を目指しているように見えます。

上記で紹介した、セブンイレブンとのタッグによる「Vポイントアプリでの支払いで20%還元」もそんな、独自路線の一つでしょう。

Vポイントの利用方法

では、貯まったVポイントはどのように使えるのか。2022年10月時点では、以下のような利用方法が用意されています。

Vポイントの利用方法

■使う:1ポイント=1円でショッピングなどに利用する
❶Vポイントアプにチャージ
❷「キャッシュバック」でカードの支払い額に充当
 
■銀行や証券のサービスで利用
❸三井住友銀行の振込手数料の割引に利用
❹SBI証券の投資信託の買付に利用
 
■景品等に交換
❺mazonギフト券など、「オンラインギフトカード」に交換
❻景品交換
❼マイレージ移行

どの方法がお得か、見極めが必要です。

Vポイント利用のポイント

有利なポイント利用のポイント

通常、ポイントは1ポイント=1円です。
よって、有利なポイント利用(消化)の見極めのポイントは、「1ポイント=1円以上の利用価値があるか」です。

となると、現時点におけるお得なVポイント利用法は以下の3つとなります。

Vポイントのお得な利用法(消化法)

❶Vポイントアプにチャージ(残高の利用先はセブンイレブン限定、5000円まで)
❷「キャッシュバック」でカードの支払い額に充当
❸投資信託の購入

Amazonギフト券などの交換は、1ポイント=0.8円分となり、変換効率が下がってしまうので、得策ではありません。

5000ポイント以上が溜まっていて、セブンイレブンを利用する人なら、
【A】❶+❷
【B】❶+❸
が良いと考えます。

以下、❶~❸について解説します。

❶Vポイントアプにチャージ

セブンイレブンでよくお買い物をするなら、5000ポイントまではこの方法が最もお得。

VポイントのVポイントアプリへの残高チャージで+セブンイレブン決済で、さらに利用額の20%のポイント還元が受けらられるので、実質的に「1ポイント=1円以上」の価値で利用可能ます。

利用上限が5000ポイントまでなのは、キャンペーンでの付与上限が1,000円相当のため。1,000/20%=5,000円となるからです。

キャンペーンの詳細、及び、Vポイントアプリのダウンロード先などは以下の記事で紹介しています。

❷「キャッシュバック」でカードの支払い額に充当

カード利用による実質的な支払額を減らしたいなら、ベスト解は❷「キャッシュバック」でカードの支払い金額に充当です。

1ポイント=1円での等価交換で、支払い額を直接減らせるキャッシュバックにしておけば、間違いありません。

キャッシュバックはいつ適用されるか

支払日と、交換申込日によって、キャッシュバックが適用されるタイミングが異なります。

■支払日が10日
交換申込が1日~15日  :翌月10日に適用
交換申込が16日~月末  :翌々月10日に適用

■支払日が26日
交換申込が1日~月末まで :翌月26日に適用

【注意】有効期限は3ヶ月

最大の注意点は、キャッシュバック残高は3ヶ月で失効してしまうことです。

多くの場合、月の支払額よりポイント交換額の方が多くなると思いますが、たまったポイントをまとめてキャッシュバック利用する場合は、使い切れる額を計算の上、交換する必要があります。

❸投資信託の購入

三井住友カードは、国内大手の証券会社・SBI証券と提携しているので、Vポイントを投資信託の購入に利用できます。

購入した投資信託を売却すれば現金化が可能となり、キャッシュバック同様、1ポイント=1円で等価交換しているのと同じです。短期的にはどうなるかわかりませんが、長期積立投資で5年、10年と投資信託を保有することを前提とするなら、1ポイント=1円になるでしょう。

毎月クレカ積立の原資にはできない

三井住友カードゴールド(NL)× SBI証券でクレカ積立(月5万円が上限)ができるので、この原資とすることができるとよいのですが、残念ながら、2022年10月現在においては、Vポイントは積立投資に非対応です。

手間がかかりますが、例えば、10000ポイント、20000ポイントと貯まった段階で、「手動」でスポット積立投資をする必要があります。

三井住友カードゴールド(NL)を利用されているなら、年間利用額100万円達成でプレゼントされる10,000ポイント還元(継続特典)が付与されたタイミングで、積立投資を実施するなど、決めておくとよいかもしれません。

暴落時にスポット投信積立の原資とする

これから大きく世界的に大きく株価が下落すると考えるなら、ひたすら貯めておいて、暴落時にがっつり貯めたポイントで積立投資する戦略もよいのではないでしょうか。

私は2020年3月、コロナショックで大きく株価が下落した際、楽天証券でずっと貯めていたポイントを使ってスポットで投資信託を購入しました。コロナショックは一気に反発したので、短期で利益となりました。

ポイント投資なら、通常の投資家心理では怖くて投資できないような暴落時にも思い切って株式・投信がしやすいメリットがあります(汗水たらして働いたお金とポイントはやっぱり違います)。暴落時は株式・投信が怖くて買えない方は、このような時のために、ひたすらVポイントを貯めておくことも、有効な戦略となると思います。

Vポイント利用の申込

Vポイント利用の申込は、三井住友カード会員向けサービス「Vpass」にログインして、申し込むことが可能です。
アプリまたはWebページからログインして、申し込みを行ってください。

最後に

今回は、三井住友カードの「Vポイントの最良の使い方」について、2022年10月時点の、私の考え・方針を紹介しました。

三井住友ゴールド(NL)は、年間100万円以上の利用がないと、次年度以降5,500円の年会費がかかってしまうため、誰にでもおススメできるわけではありませんが、100万円の壁を大きく減らす方法は存在します。これをクリアすれば、ポイントは貯まりやすいです。

クレジットカードは使い方次第!上手にポイントを貯めましょう!