レグザム・フォレックスLLC代表を務める岡安 盛男氏。
外資系銀行で外国為替チームのチーフディーラーとして海外でも活躍した経験の持ち主。現在は、ラジオやテレビ、新聞や専門誌で為替のコメンテーターとして知られています。

本書は2013年10月刊の「岡安盛男の稼ぐFX」の新版になります。
前作を現在の背過情勢・マーケット情勢に基づき、ブラッシュアップ。通貨ペア同士の関係性から儲け方、為替市場の基本からチャンスを逃さない応用戦術までマーケットのセオリーがよくわかり勝率がぐっとアッフする方法について解説されています。

それまでの相場の流れを覆すようなサプライズがいくつも起こった2016年。短期間で大きな利益を出した少数の人がいる一方、大きな損を出したトレーダーが多いのが実情です。
著者は、マーケットに翻弄される理由は、ポジションのエントリー、エクジットのタイミングが良くない、ということに尽きると述べます。
中途半端なタイミングでやたらとポジションを作っては切るよりも、大きなトレンドの転換点を見つけることの方がはるかに重要であることを心得なければなりません。

・ポジションのイン・アウトを適正化
・大きなトレンドをつくるファンダメンタルズをとらえる
・通貨ペア同士の関係性

を押さえることが大事です。

ポジションのイン・アウトを適正化するために

本書では、上記問題を解決するため、為替相場の基礎知識を押さえた上で、
・ポジションメイクのしかたや節目のチャートポイントの見方
・オーバーシュートへの対処法
・リスクオンとリスクオフ、相場のテーマの捉え方 等
実戦で役立つ知識とテクニックが紹介されています。

大きなトレンドをつくるファンダメンタルズをとらえる

相場の大きなトレンドをつくるのは、ファンダメンタルズです。これをおろそかにしては勝てません。それに乗り遅れないためには、経済指標と金融政策などについて、ひととおりは押さえておく必要があります。
本書では、米国指標を中心に重要指標の見方を解説するとともに、各国の金融政策の特徴と見通し、アベノミクスの限界、米国利上げ再開、英国のEU離脱、米大統領選といった相場に大きく影響する政治イベントについてもくわしく解説しています。

通貨ペア同士の関係性を知る

為替レートは通貨同士の力の「引き合い・押し合い」ですが、他の通貨とも互いに影響し合っています。故、取引する通貨ペアだけを見ていても、その動きはとらえられません。

例えはポンド円の取引では、少なくともポンドドル、ドル円、ポンド円の3つのペアの動きを見て、いまどの通貨が主導してポンド円を動かしているのか、を知った上でポジションをとる必要があります。

本書では、主要15通貨ペアのトレード戦略について詳細説明されています。

主要通貨以外の通貨ペアをしり、稼ぐチャンスを増やす

メインは主要通やクロス円通貨の取引十分ですが、時には主要通貨が膠着状態に陥り、値幅変更がなくなることがあります。

そんなときは、ユーロポンドや/豪ドル米ドルなどの通貨ペアで大きなトレンドが出ることがあります。

常に1つのペアにだけこだわりすぎるのではなく、儲けやすい局面にある通貨ペアで勝負するのもFXで稼ぐセオリーの1つです。

本書では、通貨についても紹介されています。

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