相場に注意が必要と言われる「水星の逆行」。
水星は、1年間に約3回、約3週間にわたって逆行します。
水星は「コミュニケーション」をつかさどる天体で、逆行期間は、自分自身ではしっかり伝えたつもりでも、意思伝達が不足になり、不安定になりやすい時期とされ、金融相場においては、方向感がはっきりせず、不安定な傾向があります。そのため、短期売買に徹して、有利な方向に相場が動いている場合はすぐに手仕舞いをした方がいいとされています。
では、過去の実績はどうだったのか、チャートで確認してみます。
また、合わせて、現在の私の株式予測とポジションの状況について紹介します。
目次
水星の逆行とは
水星の逆行とは、上述の通り、金融相場では、方向感がはっきりせず、不安定な傾向があるとされる時期です。その時期が間もなく到来します。
1回目:2021年1月31日~2021年2月21日
2回目:2021年5月30日~2021年6月23日
3回目:2021年9月27日~2021年10月19日
※前後3日間も注意が必要
特に、水星の逆行の初期は「ウィップソー」と呼ばれる「だまし」の動きが起きやすい時間帯でもあります。故、急騰・急落によって往復売買で損失を被りやすい要注意な時間帯なのです。
より詳細な情報は以下にまとめているので合わせてご確認ください。
水星の逆行を待たず、
1/27 米国時間に世界の株式市場は大きく下落。
と思ったら、1/28 米国時間に全戻ししそうな勢いで反発。
ダウ、S&P500、ナスダックの行ってこいが激しすぎ😨
AIトレード全盛で値動きが極端
皆さん、ダイジョブですか?
株価と水星の逆行
S&P500と水星の逆行
上記は、米S&P500の日足チャートに水色枠で「水星の逆行期」、青色で米国の暴落予兆サイン「ヒンデンブルグオーメン発生日」(※後述補足)をプロットしたものです。
2020年については、水星の逆行のスタートと同時期に株価が下落しはじめていますね。
2021年の現時点では、米国株式は、バイデン新政権の大規模経済対策やコロナ感染の経済停滞からの回復を背景に株高が予想されていますが、最高値圏にあるため、何かをきっかけに大きな利益確定などにより相場が高値圏で上下動する動きが想定されないとも限りません。注意をするに越したことはないでしょう。
【参考】ヒンデンブルグオーメンとは
ヒンデンブルグオーメンは、米株暴落の予兆とされるサインです。詳細は以下にてご確認ください。
日経平均と水星の逆行
また、上記は日経平均日足チャートに水色枠で「水星の逆行期」を描画した結果です。
日経平均についても、S&P500と同様の傾向があります。こちらも最高値圏にあることもあり注意必須です。
これから株価はどう動くか
上記、水星の逆行と株価の関係だけを見るなら、一旦、株式は手放した方がいいということになりますが、安易に、株式を手放すことができないのも相場です。
そう考える大きな理由が①バイデン新政権での大規模景気対策、②米国のコロナ感染拡大にピークアウトが見られることです。
個人的にはより大事だと考えているのが②です。これについて、データをもとに確認してきましょう。
米国のコロナ感染はピークアウト?
上記は、米国の感染状況を示すグラフです。
新規感染者、入院者数、死亡数ともピークアウトを示す結果が見て取れます。
私は医療の専門家でも何でもなく、今後、どのような感染リスクがあるか正確なところはわかりません。しかし、一投資家として上記グラフを見る限り、日本より早くワクチン接種が進む米国では、コロナ感染拡大はピークアウトした、つまり、今後、経済は回復に向かう期待を株式市場は織り込み上昇し始めたと言えるのではないでしょうか。
株価の上昇にbet。CFDで株式買いを実施(2021/1/21頃~)
ここは、株式の上昇にbetするときではないだろうか。
そんな考えで、再びCFDでナスダックや日経平均の指数を再び買い始めました。
※前回は2020年10月末米大統領選挙前の暴落からの反発を狙って株式指数を購入
2020年12月上旬に上昇一服したのでポジションを利益確定(売買結果))
投資家にとって非常に大事なことだと思っています。
大きすぎるリスクは取ってはいけない。
しかし、リスクを取らない限りリターンはありません。
リスクを押さえつつ投資するために、日々、勉強です。
本来なら、株式が上昇するならインデックス投信やETF或いは個別銘柄を買ってじっくり保有すべきところと思います(その方が、安心して銘柄保有できる)が、残念ながら、私には株式を購入する潤沢な資金がないため、少ない資産で投資が行えるCFDで指数買いを始めています。
現在の相場の見立てとCFDポジション状況
1月最終営業日、世界の株式が大きく下落しましたが、基本的な方向性(コロナからの景気回復)は変化していないとの考えです。
つまり、「コロナ感染の収束(データからの確認)+追加緩和期待 ⇒ 経済回復期待 ⇒ 株価上昇」との考えです。
もともと株価が最高値圏にあるところに、ゲームストップ等のSNSをきっかけとするパンプなどにより、一部の機関投資家・個人投資家が換金売りをしなければならなかったりで、市場に不安心理が広がったことが、下落の要因として大きかったのではないかとの考え。個人的には真のバブル崩壊に向けて最重要視すべきと警戒のまなざしてみている「債券市場」は静かです。
ただ、水星の逆行期、さらには、バブル崩壊(米国金利上昇)までは時間があっても、市場に動揺は走りやすいと考え、安心は禁物と考えています。
ちなみに、現在、CFDで保有している銘柄は、以下の通りです。
ツイッターでの銘柄つぶやき時点(1/21時点)からの変化を含めて更新しています。
◆株価は急落から反発 2/10時点(以下は、1/21のポジションからの変更状況)
❶上値追い
ナスダック :ちょっとだけ買い増し
日経平均指数:買い増し
S&P500 :買い
ダウ :買い増し
❷底からの復活狙い戦略
金 :含み損、大きく拡大。底値?ナンピン買い(2/5)
ボーイング :大きな含み損は解消
デルタ航空 :新規買い(1/26)
モルガン :新規買い(1/28)
スタバ :新規買い(1/28)
シティ :新規買い(1/29)
シェブロン :新規買い(2/2)
Facebook :新規買い(2/2) 決算状況を見て買ってしまった…
イギリス100:新規買い(2/8)
銀 :新規買い(2/9)
以下、利確済みでノーポジ
アリババ :利確が早すぎた…
Twitter :利確が早すぎた…
銀 :パンプで吹き上がったので売り抜け ⇒下落したので再度買い
以下、上記ポジションについて、一部補足します。
ナスダック、S&P500、ダウ30
基本、コロナ収束に伴う経済回復、米国金利の上昇の2点から、「米国株は買い方針」との考えは変わらず。
米株3指数の内、どれが最も反発力が強いか読めないため、3指数を分散購入
ただし、「今後、コロナ収束にベットする」とう投資姿勢に立ち戻るなら、「これまで売られていたものが買われる相場への転換」への対策が必須。今後、収益を伸ばすには、別の策もとらないとだめかなと考えます。
アリババについて
アリババについては、バイデン政権になり、米中関係次第で上下動が予想されるものの、①前トランプ大統領よりバイデン大統領の方が関係が緩和するだろうとの期待、②コロナ独り勝ちの中国の経済パワーを期待に購入
今後も上昇期待がありますが、一旦チャートポイントにきて上値が重そうと判断し、利益確定の上、投資資金を急落した銘柄の買いに割り当て
※50万円弱の利益となりました😄
Twitterについて
本当は、しばらくホールド予定でしたが、1月最終営業日の米国指数の下落が激しかったため、利確しました。
※18万円弱の利益
金・銀について
金・銀については、経済回復期、金利上昇期はコモディティは上昇のセオリーで購入していますが、いまいち相性が悪く、思うように利益とならず、急落で損切りとなるパターンに苦しみ中
急落後に購入した新規米国個別株
それぞれ、以下の理由で購入。基本的には割安からの復活狙いです。1月末の米株下落で、軽微ながら多くが含み損…買うのが早すぎました。
シティ、モルガン:米国の長期金利上昇に伴う株価上昇を見込み、金融株を購入
デルタ航空 :コロナ収束に伴う景気回復を期待して、低迷中の航空株を購入
スタバ :直近の決算発表で大きく売られたところを購入
次期第2四半期の米既存店売上高は5~10%増、中国は倍増の見通しにも期待
シェブロン :景気が良くなればオイルは上がるとの考えで購入
イギリス100 :他国指数に比べて上昇が鈍い。ワクチンも広がっているし今後に期待して
GAFAMはずれも好決算。今後も伸びるだろう思いつつ、高値圏すぎるため購入を控えていました。しかし、少し最高値まで値幅があったFacebookのみ手を出してしまいました…
最後に
今回は、水星の逆行期間にS&P500と日経平均がどのように動いたかをチャートで確認しました。
また、現在の株式・経済の状況から、私の株式先行き予測と現在保有のCFD銘柄について紹介しました。
株式市場では何が起きるかわかりません。しかし、確率が高い方にbetする(ちゃんとリスクをとってアクションを起こす)ことは非常に大切だと考えています。
時には失敗もあるでしょうか、損切りを実施しつつ、リスクを取ってきたいと思います。
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