国民年金のスマホ納付にLINE Payが追加。PayPay・d払い・au PAY・楽天ペイでポイントは付く?最もお得な方法は?

2023年2月20日から、スマホ決済アプリ(QRコード決済アプリ)で国民年金保険料が納められるようになっています。ここに、11月1日から、新たにLINE Payでのスマホアプリ払いが加わりました。

決済手段が増えることはいいことですが、そもそも、国民年金のスマホ納付にはメリットがあるのか?

今回は、国民健康保険料をスマホ納付するなら、どの方法が最もお得か紹介します。

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国民年金保険料、スマホアプリ決済に対応

2023年11月以降、国民年金のスマホ納付は以下の6つのアプリで行えます。

・PayPay
・auPAY
・d払い
・PayB ※PayBと提携している各金融機関が提供する決済アプリを含む
・楽天ペイ ※2023年4月17日から対象
・LINE Pay ※2023年11月1日から対象 New!

スマホ納付でいつでもどこでも支払える

国民年金保険料の納付書のバーコードをスマホで読み取れば、「いつでも、どこでも支払いができる」点はメリットです。コンビニ行くことなく、自宅から支払いができます。

30万円まで、チャージ残高で支払い可能

チャージ済みの残高で国民年金保険料を支払うことができます。税金や公金の支払いでは、1回あたり30万円まで支払えます。

国民年金のスマホ納付するメリットはあるか?

では、国民年金のスマホ納付するメリットは「いつでもどこでも支払える」以外にあるでしょうか?

「国民年金保険料の支払い」を含め、税金や社会保険料のスマホ納付はポイント付与の対象外です。支払いそのものにはポイントはつきません。

ただし、「支払いのためのチャージ次第でポイントが付く」ケースがあります。支払いそのものではポイントが獲得できなくても、それを払うためのお金をチャージすることでポイントが獲得できるケースがあるということです。

ただし、全てのスマホの府府でそれが実現できるわけではありません。PayPay、d払いにはこのような特典はありません。

LINE Pay:チャージ&ペイで0.5%還元

では、新しく追加された「LINE Pay」の場合はどうでしょうか?

LINE Payの場合は、国民年金保険料をチャージ済みのLINE Pay残高またはLINE Payに登録したクレジットカードで支払う「チャージ&ペイ」で支払うことができます。
LINE Pay:請求書支払い

ここで注目したいのが、チャージ&ペイ払い

チャージ&ペイとは、その名の通り、チャージと決済を同時に済ませる決済方法で、LINクレカ、または、三井住友カード(VISAブランド)※を登録して支払うことで、税金・社会保険料・請求書払いでも、0.5%のVポイントがつきます。※ANAカードは除く。

三井住友ゴールドカード以上なら、大いにメリット

三井住友カードのゴールドカード以上なら、さらに特典は拡大します。※VISAブランド限定

三井住友カード ゴールド(NL)Oliveフレキシブルペイ ゴールド など
・年間100万円利用で10,000ポイント ⇒最大1%還元、年会費永年無料も達成
・チャージ&ペイの0.5%還元
・マイ・ペイすリボ利用で最大0.5%還元
これら合わせて最大還元率が2.0%還元に

三井住友カード プラチナ、ゴールドなど
・50万円(税込)ごとに2,500ポイント⇒最大0.5%還元
・チャージ&ペイの0.5%還元
・マイ・ペイすリボ利用で最大0.5%還元
これら合わせて最大還元率が1.5%還元に

チャージ&ペイ自体は0.5%に過ぎませんが、実際には、最大2.0%、最大1.5%還元のカードとして利用できるわけです。

さらに、LINE Pay払いをすることで、クレジットカード決済に対応していない飲食店・ショップでもQRコード・タッチ決済で支払えるようになり、決済できる範囲が拡大します。PayPayのQRコードにしか対応していない小規模店舗でも、LINE Pay払いが利用できて重宝します。

三井住友ゴールドカード利用なら、auPAY、楽天ペイ払いでもメリット

三井住友カードゴールド(NL:Mastercard)の場合、月上限5万円までですが、au PAY残高に最大2.0%還元でチャージして、au PAYで国民年金保険料をスマホ納付することができます。

また、au PAY⇒WAONにチャージして、ミニストップで「楽天ギフトカード」を購入。これを楽天ペイにチャージすれば3%還元。この残高で楽天ペイで国民年金保険料をスマホ納付することができます。

なお、個人的には、楽天ペイチャージ分は、楽天証券の楽天キャッシュ積立分に温存しています。いずれにせよ、三井住友カードゴールド以上を持っていると、通常お得に支払うことができない税金・社会保険料がお得に支払えるので、まだお持ちでない方は検討してみてください。

おすすめは、1回でも100万円利用を達成すれば年会費無料になる、三井住友カードゴールド(NL)。1枚のカードに公共料金・通信費などの支払いを集約、ショッピング払も行えば、100万円修行を乗り越えることは難しくありません。また、100万円修行を乗り越える方法もあります。

2年に1度、40万円弱を一括払いできるなら「2年前納」がお得

2年に1度、40万円弱を一括払いできるなら「2年前納」がお得

2023年(令和5年)度の保険料は、1ヶ月あたり16,520円です。国民年金の保険料は、毎年見直されます。
国民年金は「前払割引制度」を利用することで、毎月納付するときよりも保険料をおさえられます。

国民年金の前納制度、いくらお得?

前納制度は「半年」「1年」「2年」の3種類ありますが、一括でまとまった支払いが可能なら「2年納付」が最もお得です。ただし、口座振替、クレカ納付の場合は事前申請が必要です。

支払方法半年1年分2年分ポイント付与事前申請
納付書(毎月納付時)99,120円198,240円402,000円不要
口座振替
下段:割引額
97,990円194,090円385,900円必要
1,130円4,150円16,100円
クレカ納付
割引額)
98,310円194,720円387,170円必要
810円3,520円14,830円
コンビニ納付
下段:割引額<
98,310円194,720円不要
810円3,520円14,830円
スマホアプリ納付
下段:割引額<
98,310円194,720円387,170円
アプリとカードによる
不要
810円3,520円14,830円

高還元率なクレカ払いなら、口座振替より実質安くなる

口座振替のほうが割引される金額が大きいですが、ポイント還元率の高いクレジットカードで支払えば、口座振替よりもお得な場合があります。

私は、国民年金保険料は「2%還元のクレジットカードで2年前納」をしています。
昨年2年前納したため、支払額は382,780円。お得額は、前納割引が14,830円+クレカ2%還元7,655円=22,485円となりました。

国民年金保険料を前納で安くしたい方は、申込書の提出が必要

年前納に限らず、国民年金保険料を前納するには申し込みが必要です。申込期日は2月末です。

また、支払いに用いるクレジットカードには注意が必要です。カードによって、ポイントがつきません!

注意点、および、国民年金払いにおすすめのクレジットカードなどはこちらの記事にまとめているので、合わせてご確認ください。