ネットバンキング用に絶対持っておきたい楽天銀行口座。
口コミ評判もよく、振込手数料なども条件クリアで複数回タダになるのでなくてはならない口座です。

口座利用をしていると、以下のような外貨定期貯金の高金利キャンペーンのご案内を頂くことがあります。

この度、以下の通り外貨定期貯金の優遇金利を適用させて頂きます。
なお、本優遇金利は、2018年04月16日から2018年04月25日までのお預入れ分(※円からの預入時)
■外貨定期預金 豪ドル 預け入れ期間 7日 年24%(税引き後 年19.12%)

1週間という超短期の外貨定期預金とは言え、年24%とはインパクトがある優遇金利です。

2年ぐらい前からのキャンペーン金利の推移を見ていると、24~27%で、定期的にキャンペーンが実施されています。
※2018年5月29日現在

でも、なんで、こんな高額な金利がつけられるのでしょう?
本当に利用メリットがあるのでしょうか?

高金利外貨貯金に飛びつく前に、100万円を貯金したらどうなるか考えてみます。

豪ドル金利24%定期(1週間)はお得?

金利計算に利用したのは、じぶん銀行の外貨定期預金シミュレーター
最低預入期間が1ヶ月までしか選べないので、金利24%で1ヶ月預入でどうなるか計算してみます。

楽天銀行外貨定期預金シミュレーションの前提条件と留意点

 外貨定期預金シミュレーションの前提
現在の為替レート水準をもとに、100万円を円貯金から豪ドル定期(金利24%)に1ヶ月預入、満期時の為替レートは預入時と同水準とします。

 現在の為替レート
1豪ドル円=83.89円 (2018年4月17日時点、TTS)

 円⇒外貨貯金にかかる為替手数料
楽天銀行の場合、為替手数料が片道45銭かかります。つまり、往復で90銭の為替差損が生じます。この為替手数料が生じてしまうのです!!

キャンペーン優遇金利での預入はお得か?計算してみた結果は・・・

結論から行きましょう。

1ヶ月定期なら、税抜き前で4800円弱のプラスが出ます。つまり1週間定期の場合は1,120円。
超短期定期預金の場合、表面的な利率はよさそうにみえても、受け取れる実際の利息はほんのわずか。
豪ドルが下落すればあっという間に金利差益は吹き飛ぶので、安易に預け入れてはいけません

詳細な結果は以下をご確認ください。

計算入力値

計算結果

損益分岐点

結論:銀行で外貨投資はオススメできない

もう一度結論をまとめます。

上記、楽天銀行のキャンペーンのシミュレーション結果で示した通り、豪ドル1週間定期金の場合、為替コスト90銭を差し引くと、ほとんど利益が出ず、利用の価値は見出せません。

では、短期~中期~長期投資に向く外貨投資方法はないのでしょうか?

外貨貯金の代わりにFX投資。レバレッジ1倍ならリスクでコスト激小

銀行での外貨貯金をお考えの方の多くは、FXは危険で怖いと思っている方も多いでしょう。

しかし、使い方次第でそんなことはありません。

FXでレバレッジ1倍で投資すれば、外貨貯金とリスクは全く同じ。
為替得損は同じで、スワップポイントと呼ばれる金利もついて、為替手数料であるスプレッドは劇狭です。

例えば、為替手数料(スプレッド)が最も小さいFX会社SBI FXTRADEと、楽天FX楽天銀行の為替手数料の違いを確認してみましょう。

為替手数料(スプレッド)比較 (片道)

金融機関 SBI FXTRADE  楽天FX   楽天銀行 
ドル円 0.28銭 0.30銭 25銭
豪ドル円 0.59銭 1.20銭 45銭

※円⇒外貨、外貨⇒円の往復の場合は、上記の倍のコストがかかります。

上記の通り、手数料の差は明らかですね。

手数料を抑えることは投資の鉄則です。
特に、短期投資をする場合は、為替手数料が大きくリターンに影響します。

必ず、スプレッドの小さい口座を利用して投資をしましょう。

なお、FX会社の中でもっとも為替手数料(スプレッド)が小さい、SBI FXTRADEの場合、ドルコスト平均法で外貨積立が行える「積立FX」という投資法もあります。

購入金額を固定しながら自動で定期購入してくれるので、手間もかからず初心者でも運用が可能です。

【おまけ】もはや豪ドル政策金利は高くない!世界の政策金利を知るべし

日本に比べて金利の高い豪ドル。
かつては高金利の代表でもあった豪ドルですが、現在では、米国金利を下回っています。

FX口座で運用を始めると、このような金利動向にも敏感になります。
海外定期を持つ場合は、政策金利の動向を理解した上で外貨預金を始めてください。

各国政策金利の推移 ※2018年4月末現在

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