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「世界の中央銀行」ともいえる、米国の中央銀行 FRBが金融緩和の縮小を進める中、投資難易度が上がってしまった投資市場。

米国の金融政策を決める2022年1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)への発表不安から大きく下落した株式市場は、発表内容に動揺するも、その後、結果を受け止めた後、2022年2月上旬の段階では落ち着きを取り戻し、上昇に転じています。

しかし、
・オミクロン株の世界的蔓延
・冷え込む米中関係 と中国景気の減速
・緊迫が続く米ロのウクライナ情勢
・エネルギー価格上昇と供給中断による、予想以上に広範囲に渡る激しいインフレ
など、世界は様々な不安を抱えています。

様々な不安要因により、世界経済が悪化し、その分、投資環境も悪くなります。今後、世界経済はどうなるかを抑えておく必要があります。

では、プロは今後の世界経済(経済成長)をどのように見通しているのか?

投資環境が相対的によい国を探るべく、IFMの世界経済見通し《最新版》(2022年1月改定)を確認してみました。
IMFの世界経済見通し(PDF)

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2022年、2023年と世界経済成長は減速する

IMF予測:2022年、2023年と経済成長は減速する

IMFは、世界経済のGDP成長率は、2021年の5.9%から2022年には4.4%まで減速すると見込んでいます。また、2023年はさらに世界的に減速が続くと予測してます。これらの数字は、前回2021年10月見通しよりも下方に修正されており、見通しが明るくないことを示しています。

ちなみに上記結果は、コロナ感染による健康被害の発生件数が2022年末までにほとんどの国で低水準まで減少することを条件とした数字です。つまり、新変異種が登場して、再び蔓延すれば、予測も下方修正される可能性があると推測できます。

国別・エリア別の成長率は?

IFM世界経済の見通し:各国のGDP成長率

米国・中国共に成長率は鈍化

国別・エリア別のGDP成長率の結果は以下の通り。
先進国を見ると、米国は2021年が5.6%であったのに対し、2022年は4.0%、2023年には2.6%まで成長率が鈍化すると見込まれています。先進国はどこも総じて成長率は低め。中でも弱いのが我が国日本です。

また、米国の次に世界経済に大きな影響を与える中国は、独自政策、米中の軋轢、不動産問題などにより、鈍化は避けられません。

インド、アセアン5に期待!?

その中で、比較的、GDP成長率が高めなのが、インドとアセアン-5(タイ、インドネシア、シンガポール、フィリピン、マレーシアの5カ国)。2022年以降は、これらの国に投資チャンスがないかウォッチしておくのもよいかもしれません。

エリア別の集計結果は以下のようになっています。
IFM世界経済の見通し:エリア別成長率

今後も大きな不安要素:新型コロナ感染

上記予測では、新型コロナ感染は2022年末ごろにはほとんどの国で低水準まで減少することが前提となっています。

しかし、オミクロン株に続き、感染力が高い新異種ウイルスが発生してくれば、状況は変わってきます。
その場合は、再び、サプライチェーンの混乱、エネルギー価格の乱高下、局所的な賃金上昇圧力などによるインフレ進行などに対する対策も必要になり、世界の政策路線も変更される可能性もあります。引き続き、これら変化を注意深くウォッチし続ける必要があります。

最後に

今回は、難しくなった株式投資にヒントを求め、IFM世界経済の最新の見通しを確認してみました。

個人的には米国経済がリセッション入りすれば、株式市場だけでなく、様々な市場、コモディティも仮想通貨市場も崩れると考えています。今後、IMFの見通しは変化には注意をしていきたい。

世界経済は動き続けます。世界の変調に合わせて投資スタイル(ポートフォリオ)を調整していけるように、日頃から、情報収集するとともに、過去から学んでおきたいと思います。