2021年4月、700万円に到達後、約半値まで暴落したビットコイン

今年に5月ぐらいまでは、ビットコインの急騰、激しい値動きで市場が賑わいましたが、急落で投資家は離散。比較的新しく投資を始めた人は、含み損に耐えられなくなって撤退、或いは、含み損を抱えて身動き取れず。古くからの投資家も、多くは、ポジションは保有しながらも売買を控えているように思います。

そのように考える大きな理由は、今年になって積極的に更新されたクリプトブロガーの更新が、未だ、まだ、止まったままだから。私の肌感覚では、1/10ぐらいのイメージです(あくまでイメージです)。現在、ビットコインは底値から上昇傾向にありますが、未だ、更新は低調なままです。

歴史を振り返れば、こういう時こそ、買い場になることが多い

とはいいっても、ビットコインにまとまったお金を一括で投じるのは正直怖い。それなら、バカになって毎月1万円でも2万円の少額でもいいのでコツコツ投資をしておけば、後で笑えると考えます。

今回は、ビットコインの典型的なバブルの1サイクル・相場の大局を確認の上、今が、どんなフェーズにあり、どうすべきと考えるか、私の意見をまとめます。

ビットコインバブルを理解する

ビットコインの相場サイクル

いつのバブル相場?

上の図は、ビットコインが急上昇し最高値を付けた後、大暴落を見せたチャート図ですが、これ、いつの時点のものだと思いますか?

2017年Q4~2018年Q1の暴騰とその後の急落?
2921年Q1~2021年Q2の暴騰とその後の急落?

いえいえ、正解は、もうひとつ前のバブル、2013年から2016年のビットコインチャートです。
ビットコインの暴騰⇒暴落は、おおよそ、同じようなチャートを形成します。

ビットコイン相場の1サイクルを理解する

ビットコインの暴騰・暴落のサイクルは大きく、4つのフェーズからなります。
※4つのフェーズは上図チャート内の1)~4)に対応

相場サイクルの4つのフェーズ

1)新しい相場の始まり期間は長め
長期的にビットコインで利益が得られると確信した者による我慢強い買いが入る
或いは、相場を動かせるほどの力を持った者たちによる買いがじりじりと入り始める
 
2) 上昇→暴騰期間は短い
メディアがビットコインの上昇を騒ぎ始め、一般人や投機家たちがビットコインに興味を持ち参入。
 
3) ピークアウト
価格、及び、センチメントがピークをを迎える
  
4) 大暴落一気に下落。その後ずるずる下落
少し前まで熱狂買いが、もはや続かず、雪崩のように売り殺到し、パニック相場になる。

私はビットコインの短期売買は難しいので、長期投資で、ポジション数量を増やす戦略で投資した方が、将来的に資産を増やせるし、心理面でのストレスも少ないと考え投資しています。

私のような長期投資を前提とするなら、投資家が上図サイクルから学ぶべきは、
・長期目線で見てどのタイミング(フェーズ)で投資するべきか
であり、そのうえで、
・今、相場はどのフェーズにあるか(投資タイミングなのか)
を見極めることが大事たと考えます。

買うべきタイミングは1) 投資タイミングも長い

今は1)新しい相場の始まり時期。1)の期間は、長期的にビットコインで利益が得られると確信した者による我慢強い買いが入る時です。簡単には売られないポジションです。

そして、この期間は、結構、じりじりと続くので、投資チャンスはいくらでもあります。

しかし、この期間、多くの人は市場を離れています。怖くて投資できません。

多くのひとが相場入りするのは2)~4)の前半

逆にみんなが注目し始めるのは、2)~3)~4)の最初の期間。2)の初動を捕まえられるのは、極めて投資センスのある人か、たまたまラッキーな人。多くの人は、このタイミングでは乗れません。

結果的に、多くの人は2)の中盤~終盤に参加し始め、4)でやられる人が続出します。

特に、4)を値下がりチャンスだと思って、投じると、金銭面・心理面でも激しくやられます。

これらを避けるためにも、1)の期間に投資をしておくことが大事。積立投資なら、毎月投資額が同じでも、量を仕込むことができます。

相場は懐疑の中で育つ

ここからは、別のサイクル論から、ビットコイン相場を見てみましょう。
上記「株価サイクルと投資家心理」を簡潔に表す相場格言にジョン・テンプルトンの名言があります。

ジョン・テンプルトンの名言

強気相場は
悲観の中に生まれ(1波目)
懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し(2波目)
幸福感の中で消えていく(3波目)

括弧内(●波目)は私が記載したものですが、米国の経済哲学者であるラルフ・ネルソン・エリオット氏が確立した分析理論「エリオット波動」を理解するとこの3つの波を用意に理解できます。

エリオット波動でつかむ、相場の大局

上記は、エリオット波動の基本形です。

基本形は「推進5波・修正3波」であらわされますが、相場が上昇トレンドの場合、5つの波動を描いて上昇し、3つの波動を描いて下降するというものです。各波は、以下の3原則に基づいて形成されます。

エリオット波動の3原則

原則❶:推進波において3波は1波、3波、5波の中で最も短くはならない
原則❷:推進波の中で2波が1波の始点を超えて修正することはない
原則❸:推進波の中で4波が1波の高値を割り込むことはない
※ここで言う「推進波」とは衝撃波(インパルス)のこと

必ず当たるというものではありませんが、エリオット波動を重視してトレードしているトレーダーも多くいますので、エリオット波動に基づき動くことはよくあり、相場予測に役立ちます。

ジョン・テンプルトンの名言をエリオット波動の関係

上記、ジョン・テンプルトンの名言をエリオット波動の推進波・修正波に照らし合わせると、以下のような関係になると言えるのではないかと、私は考えています。

ジョン・テンプルトンの名言を「エリオット波動」で表すと

強気相場は
悲観の中に生まれ(推進1~2波目)
懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し(推進3~4波目)
幸福感の中で消えていく(推進5波目~修正A派)

私は、「悲観の中~懐疑のうちに」の間に「量を仕込む」「追加投資する」ことが大事だと考えます。

ビットコインの場合、今はまだ「悲観から生まれた、懐疑のフェーズ」にあるように思うのです。正直、暴落の直後はまとまった資金を投じるのは相当の勇気がいります。それ故、今、毎月の積立投資でもいいので、投資をしておけば、後で笑えると考えています。

最後に

今回は、ビットコインは、今、懐疑の中に育ち中であると考えていること。そして、今はまだ買い場のフェーズにあると考えている理由をまとめました。

以下は、初心者でも簡単に積立投資が始められる口座です。私の考えに賛同できるようなら、月1万円からでもいいので、ビットコイン(+イーサリアム)の積立投資を検討してみてください。

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