【書評/要約】ハマトンの知的生活のすすめ(P.G.ハマトン、三輪裕範 著)(★4.5) 
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考える喜びに満ちた人生を送ろう。

これは今回紹介の「ハマトンの知的生活のすすめ」の表紙に記載されたキャッチフレーズです。本書は、英国の著述家であり美術雑誌の編集者であったP.G.ハマトンが1873年に刊行した知的生活論、自己啓発論の世界的名著である『知的生活』から現代人に必要な部分を精選して編訳した本です。

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150年という年月の経過で時代にぐわない部分は省いてまとめられていますが、今現在に通ずる内容が実に多く、むしろ、昔より、現代人の方がしっくり納得できる内容も多いのではないかと感じさせられます。

特に「知的生活」を扱う本でありながら、ハトマンが一番最初に「健康」について語っている点は非常に興味深い。健康なくして知的生産は成り立たないという現代的な考え方が非常に共感できます。

本書は、著者の三輪さんが本書のはじめにで述べていますが、「知的に生きるということは、何かを成し遂げること=具体的な研究成果ではなく、何よりも人間としての正しい生き方や、世の中の心理を希求するという生活全般に対する心的態度のことである」というだということが、読み終えるとわかります。

万人にとって大事な生き方がまとめられた良書です。以下本書の中から、私が覚えてきたいと思った点を備忘録として記します。

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健康こそが知的生活の基盤

・健康は蓄えておくことができない
・どんな薬も運動に勝るものはない
・体が求める休息を受け入れよ
・知的生活は良質な睡眠から生まれる
・知的生活は健康な肉体から生まれる
・健康に最高の投資をせよ
・運動が知的生活を支える

仕事に打ち込むことが人生を豊かにする

・仕事に打ち込めば、退屈など感じない
・労を惜しんでは成果があがらない
・人一倍の努力が業績につながる
・焦って仕事をしてもうまくいかない
・経験によって自分の限界を把握する
・教養なきものに魂は宿らない(知的なインスピレーションは訪れない)
・考える努力を続けてこそインスピレーションが湧く
・公平無私な心が知的生活の支えとなる
 (自分に都合の悪いことも潔く心理を受け入れることが大事)
・自制心が大望をかなえる
 (成し遂げたいと思う大望があるとき、人はその大望を実現するために自制心を働かせる)
・習慣が人の幸福を左右する
・苦しみを知ることは人生を豊かにする(苦痛を感じて初めてわかることがある例:病気)

知識があるだけでは知的とはいえない

・知識は精神的な向上に結びつかなければ意味がない(知識の量ではない)
・無駄な知識を増やすな
 (能率的に学習ができるのは、その対象を絞り込むからである。適性のない勉強は時間のムダ)
・あまりに多くのことを同時に勉強してはいけない(その何割かは使い物にならない)
・知識は常に使わなければ意味がない(使わない知識は維持するだけでも困難が伴う)

学びの目的を定める

・一つのことを学び続けよ
・学ぶ対象を絞ることで知的生活は充実する
・勉強の成果はやがて影響しあう
・幅広い読書からアイディアが得られる
・多く学ぶより深く学べ
・忘れることも大切
・興味のないことを無理に学ぼうとしてはいけない
・あなたの趣味があなたの個性となる
・物事の本質を結びつけることが知性の訓練となる
・覚えるためには構造を理解しなければならない
・関連と構造がなければ雑学にすぎない
・勉強の軸を決める(軸を決め、プラスになることをおh序的に勉強することが大事)

時間を効率的に使う

・教養を身につけるには時間の節約が必須
・時間節約には強い決意と潔い諦めを(何かを勉強するときは必ずモノにするという覚悟をもて)
・決意のない勉強は時間の無駄
・人生において重要なことは選択すること
・自分の限界を明確にする
・人生の大きな過ちの一つは必要な時間を見通せないこと
・時間をどう使うかよく考えよ
・何をやるかより何をやらないかを決める
・不測の事態に備える(長い人生では思いもよらぬことが度々起こる)
・あわてて行動してはいけない
・無策な行動は時間を無駄にするだけだ
・よい仕事をするためには一定の時間が必要
・知性のある人は物事にかかる時間がわかっている
・じっくり考えることは時間の節約につながる
・どれだけの時間とエネルギーを注ぐかを考えて仕事に取り組む
・実行に移した仕事は迅速に仕上げる(人も物事も絶えず変化する。一旦始めたら迅速に)
一番快適な時間帯に一番大切な仕事をする
・知的仕事には邪魔が入らないようにする(邪魔は質も量も大きく落とす)
・知的仕事にはまとまった時間が必要だ
・こまぎれ時間にはこまぎれの仕事を
・理的な作業に追い込みは通用しない
・一瞬のひらめきも多くの時間の積み重ねがあってこそ生まれる
・天才とは、規則的に勉強を続けられる人
・時計に支配されるのではなく、時計を支配せよ
 (真面目な人は時計に合わせて生活をするがそれは時間の奴隷)
・知的生活には時間の浪費もときには必要

計画的に読書する

・規則正しい生活と2時間の読書を確保する(時間を合理的に使う習慣を身につけよ)
・没頭できる読書環境を持つ
・読書には選択が最も重要だ(要点を押さえつつ、自分にとって不要な箇所を飛ばし読みせよ)
・新刊の波にのまれてはいけない
・古典にこだわり過ぎるのもいけない
 (現在と比較することによってのみ過去を理解することができる)

お金とうまく付き合う

・お金がある人には時間がない
・貧しさは知的生活を妨げる
・お金が目当てになると知的仕事の質は落ちる
・経済的基盤が知的な業績を生み出す
・経済的不安は精神的苦痛を招く
・お金は敵にも味方にもなる
 (お金は知的生活者の心の平安を守るが、お金のために時間を無駄にしないようにせよ)
・お金に対する反感は何の役にも立たない
・思考の豊かさは自由に使えるお金の量に比例する
 (自由に使えるお金があればそれだけ思想の土壌は耕される)
・貧しさは選択と集中につながる
・良質な読書体験はお金には替えられない

習慣を疑え

・習慣の力は計り知れない
・習慣は知的生活を妨げることもある(習慣的に盲目的に従ってはいけない)
・習慣を変えるには、小さな変化を積み重ねるのがよい
・先人の努力に感謝を忘れない(一定の満足をしながら生きられるのは先人たちのおかげ)
・知的に正直に生きる
・真実は潔く受け入れる
・賢威ではなく真実に敬意を払う
・知性とは合理的な思考法によって頭を使うことだ
・知性は頭のだけでなく行動にも表れる
・教養は思いやりの心を生み出す
・健康で道徳的な生活こそが高級だ

知的生活を維持できる関係を築く

・知的な友人と孤独な時間を確保する

最後に

今回は、「ハマトンの知的生活のすすめ」を紹介しました。

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ハトマンの執筆以降、知的生産に関する本は多数記載がされています。
以下の2冊はハトマンを参考にまとめられた本です。

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もう少し新しい本では、以下のような本も知的生産本と言えるのではないでしょうか。

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私は今「シン・ニホン」が話題になっている安宅和人さんの本はあまり読んだことがないのですが、山口周さん、出口治明さんなどは私がいつも参考にしている執筆家で多数の良書を出版されています。彼らの本は読むと、何かしら知的好奇心が揺さぶられる気づきがあります。是非多くの人に読んでいただきたい作家です。