
中国だけではなく世界を代表する企業となったアリババ・グループの創業者 ジャック・マー氏。
テクノロジーを駆使することで、中国の小売業や金融業のビジネスモデルを根底から覆し、まさにイノベーションを起こしました。ジャック・マー氏は、1964年生まれ。アリババを30歳半ばで起業し、現在の巨大企業に育てた立役者です。しかし、その人生は失敗の連続であったというのはよく語られること。失敗しても失敗しても、前に進み続けたことが今の巨大企業を築いた証と言えますが、そんな彼には様々な名言があります。
今回紹介するのは、ジャック・マー氏の名言動画。あまりの名言。
世の中の大半を占める多くの凡人に染みついてしまっている負け組な思考「貧乏マインド」について、非常にわかりやすく、かつ、ドキッとする言葉で語りかけます。
このジャックマー氏の名言を聞くと、多くの人が自分の生き方を改めなければならないと反省の念を持つはずです。
人生で何度も見返したい動画なので、動画の日本語翻訳を文字に書き起こしました。
目次
動画「貧乏マインドに奉仕するほど最悪なことはない。」
貧乏マインドの人に、尽くすほど最悪なことはない。
何かを無料でプレゼントしたら、「これは罠だ」と非難する。
「少額投資で大丈夫」というと、「じゃあ、儲からないじゃん」と文句を言う。
「多額の投資が必要」というと、「そんな金ない」と文句たらたら。
「新しいことに挑戦しよう」と誘うと、「経験がないから無理!」と諦める。
「伝統的なビジネスだよ」というと、「じゃあ成功しないね!」と却下される。
「新しいビジネスモデル」というと、「じゃあ、MLM」と決めつける。
「店を経営してみたら?」というと、「自由がなくなる!」と主張。
「起業してみたら?」というと、「プロじゃないから無理」と受け入れない。
貧乏マインドの人たちの共通点とは、グーグル検索が大好きで、
似たような貧乏マインドの友人の話ばかり聞いて慰めあっている。
口先だけは、大学教授なみ。でも行動は、盲人以下。
彼らにこう聞いてみて。「じゃあ、あなたは何ができるの?」
何も答えられないから。
私の結論は、言い訳を熱弁している暇があったら、もっと早く行動に移せば良い
いつも考えているばかりよりも、何か実際にやってみたらどうか。
貧乏マインドの人は、ある共通点により人生失敗します。
ずっと待っているだけで、自ら何も行動しないからです。
いかがですか?
変化を恐れ、グダグダいってるだけで、行動しない。
そんな自分は嫌だと感じませんでしたか?
貧乏マインドで人生は開けない
ジャック・マー氏が厳しい口調で非難するのは、「貧乏マインドの人」です。
問題なのは、言い訳ばかりで何もしない「マインド貧乏」
ここで、大事なのは、貧乏と言っても、「経済的に貧乏」なのではなく、「マインドが貧乏」な人です。何をするにも言い訳ばかりで、「じゃあ、あなたは何ができるの?」と聞くと何も答えられない。そんな人です。
文句と言い訳ばかりでは人生は幸せになれません。
文句や愚痴ばかりを発する(或いはそれらで頭が洗脳されている)本人は何を見ても不満に感じて心は穏やかではなくストレスフル、周囲にいる人は彼の発するネガティブワードのオンパレードに気分が滅入って離れてしまうでしょう。一方で、傍にやってくるのは、言い訳や愚痴が大好きな同類(貧乏マインドの持ち主)です。
これでは、人生が開けることはありません。
貧乏マインドはどうやったら改善できるか?
では、どうやったら貧乏マインドは改善できるのか?
まずは、今すぐできることとして、「ネガティブワード」を辞めましょう
ネガティブワードは意識の9割を占める「無意識」をむしばみます。そして、考え方・行動をもネガティブにしてしまいます。また、ネガティブワードを使う人には、安心感・信頼は感じにくく、ひどい場合は、嫌悪感すら感じます。一方、ポジティブワードを使っている方は、行動的で性格も明るく、周囲の人を幸せな気持ちにもさせてくれます。まずは、「言葉」を変えましょう。
以下の本は非常に参考になるので読んでみることをおすすめします。
自分を変えるための良書紹介
よい名言に出会っても、そこで終わっては全く意味がありません。名言をきっかけに自分を変えることが大事です。
以下、「ジャックマー氏」と「貧乏マインドを改善」するための本を紹介します。
ジャック・マー氏、アリババに関する著書
優れた経営者ジャック・マー氏は、どのように考え、行動してきたのか?アリババに関する書籍をまとめました。
貧乏マインド改善する!「運を強くする」良書
成功者は意識的、あるいは、無意識的に「引き寄せの法則」を自分の味方につけています。そして、「強い運」で人生をどんどん好転させていきます。
「引き寄せの法則」も「運」もスピリチュアルなものに見えますが、「強運」は日々努力をしていた人のもとにしかやってきません。日々、習慣化・努力で準備をしていてこそ、初めて「運」をつかむことができます。運の磨き方、強め方を知っていると、自分の習慣も変わっていくはずです。
「運気を磨く」は、運気を上げたいと思っているなら、絶対に読むべき良書です。
ナポレオン・ヒルズ『思考は現実化する』、ジョセフ・マーフィー『眠りながら成功する』、ロンダ・バーン「The Secret」、ジェームズ・アレン『「原因」と「結果」の法則』などの成功哲学本は、潜在意識マネジメントの重要性を説いた本ですが、個人的には「精神論」「スピリチュアル」な部分に胡散臭いとは言わないものの何か違和感を感じていました。しかし、田坂さんの「運気を磨く」は、すっ~と心に染み入り、上記4冊の内容が、すべて一気に腑に落ちたような内容です。
行動が大事なことを優しく教えてくれる良書
前節で述べた通り、「運」はただ待っていてもやってきません。「行動」してこそ手に入れられるものです。日々の努力も「行動」です。
著書「チーズはどこへ消えた?」は、20年強前に発売された、Amazon史上最大の大ベストセラー。
迷路のなかに住む、2匹のネズミと2人の小人の物語。行動したネズミは新たなチーズを手に入れる。一方、小人は…というストーリーで、私たちの心を揺さぶる本です。
「チーズ」とは「幸せ」の象徴です。良い仕事、愛情あふれる関係、お金、所有物、健康、または精神的な平和などのメタファー。「幸せ」を手に入れるために大事なことがよくわかります。
『迷路の外には何がある?』『頂きはどこにある?』の2作も、同様に、考え方次第で人生が大きく変わることを、非常にわかりやすいストーリーで教えてくれる良書。自己を顧み、変革するためにも、実際に読まれてみることをおすすめします。
行動ができないのは決められないから!選択術を学ぶ良書
行動が大事なのはわかっていても、決められない。そのために行動できない人もたくさんいます。そんな方にお勧めの良書です。
「決める」と「行動」はセット。決めても行動しなければ無意味です。つまり、行動の伴わないものは決めたとは言えません。それは「ただ思っているだけ」です。
「思っている」だけを「決める」に変え、すぐに決めたことを続けていくことで、望む望む幸せと、その先にある成功を手に入れることができます。上記の本は、「決める」スキルをUPするための、大きな気づきを与えてくれます。
最後に
今回は、ジャックマー氏の「貧乏マインド」に関する名言、及び、貧乏マインドを改善する方法について紹介しました。
名言に出会っても、それを活かすか否かはあなた次第です。是非、自分を変えるきっかけにしてください。
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