先日、仮想通貨バブルは、2000年代に起きた米国新興市場のナスダックのドットコムバブルと様相が類似しており、ビットコインのピークへの上昇の速さはナスダックの15倍であったことを示す記事を掲載しました。

そして今、別の分析で、「ビットコインの変動は戦後70年の日経平均チャートに近似しており、『ビットコイン時間』は、日経平均の40倍のスピードで進む」という分析が、ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタントの神田敏晶さんにより発表されています。

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ビットコインの変動は戦後70年の日経平均チャートに近似

下図にしましたのはビットコインの直近1年間の日足チャート。
2017年12月7日をピークに下落トレンド入り。その後、2018年2月6日に60万円まで下落の後、一旦上昇に転じましたが、上昇も長続きせず、70万円まで下落してきています。

このチャートと形状がそっくりと神田さんが指摘するのが、戦後70年の日経平均チャート。

そして重ね合わせたのがこちら。

確かに非常によく似ています。上述したナスダックとビットコインチャートの近似性といい、バブル(暴騰→暴落)は、対象が何であれ、大体同じようなチャート形状を描苦のかもしれません。

ビットコインはナスダックの15倍、日経の40倍のスピードで価格形成する

さて、神田さんが日経平均チャートとビットコインチャートを重ね合わせた結果、1989年のバブル期の3万円から2000年のITバブルのピーク2万円までの約11年間がこのビットコインの3ヶ月に相当することが判明。

日経平均:ビットコイン=10年間:3ヵ月

これは、『ビットコイン時間』は、日経平均タイムの40倍のスピードであるのと同意です。

ナスダックに対するビットコイン時間は15倍でしたから、新興市場は、日経/ダウの2.67倍のスピードで進むと置き換えられるのかもしれません。

類推:ビットコインはいつ復活するか?

さて、ここで我々にとって重要なのは、いつビットコインが底から復活するかです。

現在は、2000年のITバブルから18年目。そして、価格は、ITバブルのときよりちょっと上ぐらいの水準です。
※2015年6月に21000円を付けて14900円まで下落、その後、2018年1月に24125円の最高値を付け、現在、21500円

この期間をビットコイン時間に換算すれば、1.5ヵ月以内。1.5ヵ月の間、さらなる下落があるものの、再び復活して今の水準に戻るという計算はできるものの、例えば、いつ、ビットコインが次の最高値を更新するのかといった予測ができません。残念。

Chamiは日経平均より米ナスダックの方がビットコインの価格形成に近いのではないかと考える

神田さんはビットコインの取引は日本の取引量が多いので、今後のビットコインの価格形成も日本の影響が高くなると分析しています。しかし、このところ、日本はコインチェックのXEM流出問題の件もあり、1年前のように他の国に先んじて、仮想通貨を容認、受け入れていくという姿勢が後退してしまいました。一方、米国は、米国ワイオミング州で「資産税から仮想通貨を免除する」法案が提案されるなど、前進している向きがあり、気が付けば、結局、ビットコイン先進国は米国などにとってかわられるのではないかと思うのです。さらに、ナスダックは新興市場で、米ダウや日経平均より投機性が激しい点も似ています。

そういう意味では、今後、ビットコインの価格形成に影響を与えていくのは、米国であり、ナスダックのバブル後との近似性を見るほうが、ビットコインの今後を占いやすいのではないかと、勝手に想像する次第です。

なんといっても、その方が仮想通貨の未来が明るく希望が持てますしね!

ナスダックとの近似性で今後のビットコイン価格を占うと…

以下、再掲です。

上:ナスダック(ITバブルのその後)
下:ビットコイン(ビットコインバブル) 

上記二つを見比べ、今後のビットコインの価格を占うと、2018年は底値停滞、2019年年初から3月頃までは再び下落の可能性がありますが、その後2019年初夏からは右肩上がりの大相場が形成されることになります。

とすれば、今年は毎年収入がある人は、底値スタートのドルコスト平均法による毎月で積立投資を継続すれば、2019年には大きなリターンが得られるかもしれません。私は、上記方法で、2019年も仮想通貨買いを続けます。

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