200日移動平均線(200MA)はなぜ重要?乖離率は買われ過ぎ・売られ過ぎの指標にも。株・FXなどチャート分析に役立つ指標

株式/FX/仮想通貨などあらゆるチャート分析で重要とされるトレンド系指標の「200日移動平均線」(200日線、200MA)

英語で移動平均線はMoving Average。故、200日移動平均線の場合は、頭文字をとって「200MA」と表現されます。

一般的に移動平均線は、トレンドの方向性を見るために利用されますが、日足では5日/25日/75日/200日の移動平均線がよく利用されます。

なぜ、これらの移動平均線、中でも特に200日移動平均線は大事なのでしょうか?
そして、これら移動平均線を投資判断に利用する際、どう活用すればよいのでしょうか?

今回は、200日移動平均線(200MA)の投資への活用の仕方について解説します。

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移動平均線はトレンド系指標の基本

移動平均線:ゴールデンクロスとデットクロス

チャート分析の中でもっともポピュラーといえる移動平均線。トレンド系指標の代表です。

当日を含めた過去の一定期間の終値の単純平均値を線グラフ化したもので、トレンドがはっきりしている相場、或いは、トレンド転換した場合に移動平均線はトレンドを識別する手段となります。MA乖離、ボリンジャーバンド、一目均衡表なども移動平均線をベースに構成されるなど、チャート分析の基本の「キ」となる指標です。

長期と短期の移動平均線が交差する点(ゴールデンクロス、デットクロス)は売買タイミングの判断に役立ちます。ただし、トレンドがはっきりボックス相場では「だまし」も多いため、他の指標と一緒によく使われます。

ゴールデンクロスとデッドクロス

ゴールデンクロス:短期線が長期線が下から上に抜くタイミング→買いのタイミング
デットクロス  :短期線が長期線が上から下に抜くタイミング→売りのタイミング
※ボックス相場では「だまし」が発生しやすいため判断に注意が必要

5/25/75/200日移動平均線が示す意味

>5/25/75/200日移動平均線が示す意味”></p><p>日足チャートの重要指標としてよく使われる移動平均線には、5日/25日/75日/200日移動平均線があります。</p><h3><span id=時間軸が異なる移動平均線のもつ意味とは

これら時間間隔の違いがある移動平均線はどのような意味を持っているのでしょうか?

時間軸が異なる移動平均線のもつ意味

5日線:過去1週間の終値の平均価格
25日線:約1ヵ月の終値の平均価格
75日線:約3ヵ月の終値の平均価格
200日線:約1年の終値の平均価格
52週線:約1年の終値の平均価格(52×7=364日)

これらがなぜ大事なのでしょうか?理由は2つあります。

①移動平均線と株価の位置関係で投資家の損益状況がわかる

それぞれの移動平均線が持つ意味を理解した上で、移動平均線と株価の位置関係を見れば、大よその投資家の損益状況もわかってきます。

例えば、5日移動平均線の向きが上向きで株価が5日移動平均線よりも上に位置している場合、過去5日間に購入した投資家の多くは利益が出ているとみることができます。

②移動平均線はレジスタンス・サポートになりやすい

もう一つ、移動平均線が持つ重要な意味として、移動平均線は、レジスタンスやサポートになりやすいという点です。

下落時に移動平均線に到達した場合は、移動平均線水準で下落に歯止めがかかったり(レジスタンス)、逆に、常称寺は、移動平均線で上昇の歯止めがかかったりしやすい(レジスタンス)傾向があります。そのため、利益確定の水準として利用したり、新しくポジションを建てたりするのに非常に役立ちます。これは、時間軸が長いほど、よく機能します。

移動平均線はレジスタンス・サポートになりやすい

一方で、移動平均線を株価が勢いをつけて割り込むと、割れた方向に一気に相場に弾みがつきます。
例えば、相場下落時に200日移動線で一旦下げ止まることなく一気に割り込むと、さらに加速して下落。逆に、200日移動平均線で上値が押えられ一旦反転下落したとしても、再度200日移動平均線を試した結果、相場が上抜けると、一気に上昇トレンドに加速がついたりします。

なぜ、200日移動平均線は”特に重要”なのか?

なぜ、200日移動平均線は

移動平均線の中でも最も重要なのが200日移動平均線200MA、200日線)です。

それは、おおよそ1年間の株価終値の移動平均線であり、投資家が非常に注視している平均線だからです。

では、移動平均線を投資判断に利用する際、どう活用すればよいのでしょうか?

繰り返しになりますが200日移動平均線は1年間を通じてどういう傾向があったかの軌跡であり、一旦手じまいされる傾向が強いです。故、利益確定ポイントとして利用しましょう。一方で、この水準を勢いよくブレークすると、一気に相場が加速する傾向があるため、その場合は、トレンドについて行きましょう。

200日移動平均線は株式・FX以外の相場でも機能する

株式、および、FXなどの相場では長きにわたりこの200日移動平均線(200日線)が重要視されてきました。

しかし、この指標が機能するのは株式・FXに限ったことではありません。貴金属・原油などのコモディティ、さらに、歴史の浅い仮想通貨の売買判断にも非常によく機能します。

以下は、2022年8月時点までの年のビットコイン日足チャートです。200MAをはオレンジ色の線です。200MAが上値抵抗線や下値抵抗線になり、その線を超えるとさらに下落(上昇)が加速していることが確認できます。
ビットコインチャート 200日線

200日移動平均乖離率でみる「買われ過ぎと売られ過ぎ」

移動平均乖離率とは、買われ過ぎと売られ過ぎを計るテクニカル分析の1つです。現在の株価が移動平均線が、どの程度離れているかをパーセンテージで数値化した指標です。

何事も行き過ぎるとその反動があります。移動平均乖離率は、「急騰・急落後は移動平均線に戻る」という考え方に基づいた逆張り手法です。

移動平均乖離率(%)=(株価ー移動平均線)÷移動平均線

ただし、トレンドが出ている場合、安易に逆張りしてはいけませんが、200日移動平均乖離率に売られ過ぎ・買われ過ぎ警戒ゾーンは意識しておいて損はありません。

200日移動平均乖離率に売られ過ぎ・買われ過ぎ警戒ゾーン

±20%以上の乖離は警戒水準
±40%以上の乖離は、大底・天井となる可能性が高い危険水準

ちなみに、直近の200日移動平均線乖離率は以下の通りです。

2023年3月4日時点:20.626%(日経平均40,109円)
2023年3月9日時点:18.640%(日経平均39,689円)

最後に:長きにわたり利用しているチャート分析指標

今回は、200日移動平均線(200MA)がなぜ重要か、解説しました。

投資で利益を上げるためには過去の価格動向から現状を分析する「テクニカル分析」は必須の知識です。
200日線以外にChamiが長きにわたり利用しているチャート分析指標を紹介するので、是非、ご参考に

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実践トレーディングの心得
自分のトレードスタイルを決める
相場をリードしている銘柄を探す
エッジ(優位性、勝てる確率)を意識する
為替が動く時間帯を狙う
資金配分とポジション管理
売りこそ大きく儲けやすい
チャンスの時はポジションを増やして売買
期間を変えてチャートを見る
ボラティリティの変化を把握する

便利な市場確認ツール
株式指数・FX・CFD・仮想通貨もこれ一つ
 TradingView(トレーディングビュー)
米国株を一覧把握
 finviz(フィンビズ)

私の使うテクニカル分析指標
トレンドライン
200日移動平均線200週線
一目均衡表
MACD
フィボナッチ・リトレースメント

▼参考:一目均衡表初心者にオススメ
スパンモデル
スーパーボリンジャー

▼その他、売買テクニック
恐怖指数:VIX指数戦略
ベガス式 1 ベガス式 2
ポンドドル鉄板テクニカル指標

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ブログ管理人:Chami(チャミ)
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