セルインンメイ(Sell in May)など、投資で語られる通説。
本書は、通説や有効だといわれている指標の検証を、「ジンクス」「市場分析」「経済分析」に分け、長期分析の結果を、A~Bで格付けしています。

以下、「A.かなり参考になる」に格付けされていたものを書き出してみました。
具体的な分析理由や、B、Cに該当したものは本書にてご確認を!

Sell in Mayは「ランクB」その理由も本書で確認してください。

ジンクス編

  • 1月な日本の株価が上がりやすい
  • 1月に株価が上昇(下落)すると、その年の株価は上がり(下がり)やすい(一見A)
    米国では、1月の株価の騰落で年間の株価騰落が決まることが全体の73%を占め確度が高い
  • 米ドルを売るなら1月末
    1月末にかけて米ドル高・円安が進む傾向があり、米ドルを売るなら1月末。どこで買うかについては、米ドルが底値をつけるのが10月になる習性がありそう
  • 日本のゴールデンウィーク中は、円高が進みやすい
  • 総選挙は株価上昇要因
    総選挙の1ヵ月前から前日までは株価が上がることが多い(直近15回で上昇率87%)。総選挙後の1ヵ月間は、逆に下がることが多い(下落確率60%)

市場分析編

  • 日経平均株価の移動平均線乖離率、50日移動平均線から10~15%のプラス乖離、10~20%のマイナス乖離は注意(反転しやすい)
  • 円相場の移動平均線乖離率、52週移動平均線から±15%の乖離は要注意(反転しやすい)
  • 騰落レシオが相場の行き過ぎを示唆
  • 東証1部の騰落レシオを見ると、銘柄数ベースでは140%前後、出来高ベースでは160~200%程度が、相場の過熱を示唆している。売られすぎは、ともに80%前後がサイン
  • 外国人の売買で株価動向が決まる
    株価騰落が一致する回数は全体の84%
  • 日本株の動向は米国株と並行的
  • 日本株の予想PERは、12倍を割り込むと株価は売られすぎ、16倍を超えると買われすぎ
    近年の米国株のPERは12~18倍が妥当
  • ユーロ高・米ドル安だと原油高
  • PERに業種間の差はあって不思議はないが、あまり開きすぎると修正が起こる

経済分析編

  • 新興国などでは投資増による景気拡大が起こるが、日本など先進国では起こりにくい
  • 米国大統領選がある前年は株価は上がりやすい
    大統領選挙の前年の株価が最も上がりやすい。S&P500指数は前年に下がったことがない