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あのタイゾーが落選後わずか4年で資産1億円?!
その謎と、彼のバイタリティーを学べる本

料亭発言で国会議員になった途端に叩かれまくり、その後もなんとなくおバカなイメージがつきまとうタイゾー氏。
本書は、著者がカネなし、学歴なし、スキルなし、コネなしの非エリートからのし上がり、資産1億円もの資産を作った軌跡をまとめた一冊です。

タイトルに「バカ」とありますが、彼は、大学中退組。なかなかビックリな人生を歩んでいます。
その遍歴は、大学中退→自給800円清掃員→年収600万円の外資系証券マン→国会議員→落選→無職→タレント→投資家・実業家。普通の人にはできません。
ちなみに現在は、商社「杉村商事」の社長。証券マン時代に学んだ株式投資で投資家として4000万円を超える利益を上げ、2010年7月の参議院選挙落選から約4年で築いた資産は1億円を超えています。

・なぜ、ビルの清掃員が、突然、外資系証券マンになれたのか?
・なぜ、若い証券マンが、突然、国会議員になれたのか?
・参議院選挙落選後、彼は何をし、そしてどうして実業家にまでなれたのか?

「ちょっとした心構えやテクニックで自分のところに引き寄せることができる!」
彼はこれまでの人生を通じて、儲けをつかむには、運だけはなく、ちゃんと理由があるとと言います。それを本書で惜しげなく公開しています。

本書を読んで、タイゾー氏の見る目が変わりました。また、自分も頑張らなくちゃと思えます。おススメです

タイゾー流、儲けをつかむコツ・テクニックとは?

コツとは、「とにかくすぐ動く」こと。そして、「いつも真摯に全力投球」なこと。さらに、「他とは違う+αを常に付け足すよう努力すること」です。

上記が揃えば、チャンスがやってきやすくなり、それを手に入れられるのです。
TV番組からうかがい知るタイゾー氏は、「おバカで空回りしているちょっと面倒そうな人」というのが私の印象ですが、本書を読むと、実は頭がよく、また、人やお金を引き付ける術を知っている人なのだということがわかります。

やる前に失敗を心配するのは時間のムダ

何かを始めようとするときに、うまくいかないことをあれこれ考えて心配するなんて時間のムダ。チャンスを得るためには悩む前にまず行動。その方が人生も楽しいし、たとえ失敗したとしても、その経験は財産となって積み重なってくるはず、それが、著者の信念です。

「バカ」になるススメ

自分を大きく見せようとせず、謙虚に人の話を聞いて受け入れる。それが「バカ」になることだと思う、と、タイゾー氏。
プライドは1円にもなりません。バカになったほうが将来的には自分いとってプラスになることは多いはずです。

「5分で行く!」が人生を変える

外資系証券会社で働き始めてから1年が過ぎたころ、著者をアナリストアシスタントとして目をかけてくれたグレン・ウッドの期待以上の働きをするようになっていました。
転機となったのが小泉一郎首相の郵政改革。「郵政改革が実現したら株価はハネあがる。法案の国会審議の様子を中止してくれ」とグレンから指示を受け、調べ始めたのです。調べれば調べるほど、郵政改革が株価に良い影響を与えることがわかり、小泉さんにファンレターのつもりで、衆議院選挙の候補者の公募に応募(「郵政民営化と構造改革について」という論文を公募していた)。これに、投資家たちの声を盛り込み1600文字で会社からfaxしたのです。

すると2日後、自民党本部から連絡が入りました。そこでタイゾー氏は、「5分で行きます」と答えたのです。

応募者は1000人近く。官僚から意思、弁護士、経営者あで様々な人がエントリーしていました。
そこで面接してくれた党職員に聞いたそうです。「あなたより優秀は人は大勢いました。でも、あはたは今の日本の若者のちょうど普通だったんです」

「1品加える」を強みにする

自分にないものを悲観する必要はありません。相手が気持ちよくなるための一品を加える。バカはバカなりに考え、行動することが大切なのです。

「コイツは使える」と思わせるテク

「もっと知っておくことはありますか?」と最後に聞く。さらに成長したいという意欲を見せることで、上司に「もっと教えてやろう」という気持ちを起こさせる。それが自分が成長するチャンスとなります。

その他、本書には、タイゾー氏の処世術がまとめられています。読み物として読むだけでも面白いです。