1週間強前のこと。夜、体調が悪いなと思ったら、なんと熱が38.5度
コロナに感染してしまったのではないかと、動揺しましたが、その日はすぐに暖かくして眠ったところ、翌朝にはすっかり平熱に。ただし、1週間強が経過しましたが、いまだに喉・鼻の調子は悪いままです。どうしても鼻がつまって口呼吸をしてしまうため、喉の炎症がなかなか完治しない状況が続いています。

たかが風邪。しかし、行動も思考もすべてを奪い去ってしまう。幸せは奪われ、経済損失も大きい。

「風邪予防」の重要性を再認識し、予防に努めるために、今回は、経済的損失についても考察。風邪をひいてしまった原因とその対策についてもまとめます。

[スポンサーリンク]
Audible 2か月体験無料
聴き放題対象本:おすすめビジネス書・自己啓発書  おすすめ小説

今回の風邪の原因

今回の風邪の原因

フリーランスになって、ほとんど風邪をひかなくなっていたのですが、実は今年2回目。1月も1度、喉・鼻風邪をひきました。

これら2回の原因はいずれも「旅行宿泊先での睡眠時の時呼吸にる喉の乾燥」です。

2度とも、朝を起きた時に喉に違和感を感じ、その後、旅行から帰った後で風邪になりました。1回目は空気清浄機をONにしていなかったこと、2回目は日本旅館で部屋の広さもあったので夜の寒さが不安でエアコンをつけっぱなしで寝てしまったことが原因です。

コロナでマスク生活が始まって、喉がいつも乾燥から守られているからか、過保護となり、「温度・湿度・空気清浄度」への適用力が衰えてしまったと考えられます。

今回は、医者には行かず、市販薬のみでの治療です。

風邪とはどのような病気か

風邪とはどのような病気か

そもそも風邪とはどのような病気なのでしょうか?

風邪は「喉と鼻の病気」

中山 祐次郎さんの著書「医者の本音」によると、風邪は次のような病気と説明されています。

風邪とは、簡単に言えば「のどと鼻の病気」です。のどと鼻にウイルスという悪いものが住み着いて勝手に増え、大騒ぎ(医学的には「炎症」)をします。その結果、のどが痛くなったり、鼻水がたくさん出たりします。つまり、風邪の原因は「ウイルス(微生物)」です。
ウイルスは通常、数日で死滅し、ぼろぼろになったのどや鼻はすぐに自動的に修復されます。ですから、風邪は放っておいても治る病気といってしまってもいいかもしれません。

風邪は喉と鼻の病気。1週間~10日間程度でほおっておいても治る病気というわけです。まさに今の私の状況、そのものです。

風邪薬の処方パターン

ほおっていても治る風邪。では、ではなぜ医者は、風邪の患者さんに薬を出すのでしょうか。

医師が風邪の患者さんに処方する薬のパターンは、主に次の2通りあります。

❶対症療法の薬のみ
❷対症療法の薬+抗生物質

「抗生物質」を処方されて安心するのは間違い

❶は、つらい症状を抑えるための治療です。のどが痛かったら痛み止めを、熱が高かったら解熱剤を使って痛みを取り除くという、「症」状に「対」して行う治療であり、根本原因であるウイルスをやつける効果はなくても、症状が楽になるならありがたい薬です。

しかし、問題は❷の「抗生物質」です。抗生物質は「細菌」による感染症のための薬であって、「ウイルス」である風邪には無効です。

処方理由の一つには「その患者さんが、細菌に感染している可能性を否定できないから」こともありますが、患者満足のために医者が処方している点は否めません(患者が「抗生物質の処方を求める」)。もちろん、薬の真実を知らない人にはプラセボ効果はあるかもしれませんが、抗生物質を処方してもらって安心と考えるのは間違い。高い薬を買わされていると思った方がいいかもしれません。

人は生涯に200回風邪をひく。その損失は?

人は生涯に、平均200回風邪をひく

人間、一生のうちに平均200回風邪をひき、生涯換算すれば丸1年間以上も風邪で寝込んでいる!

上記は、著書「一流の人はなぜ風邪をひかないのか?」による指摘ですが、単純計算すると、人は年に2回+αの風邪をひいていることになります。また、「ビジネスパーソンが仕事休む理由の4割が風邪」なのだそうです。

会社の経済損失

一般的に、一度、風邪をひくと完全回復するまでに7~10日間かかります。これにより、一人が1回風邪をひくとその経済損失は44,000円に上るという試算があるそうです。

また、年収をベースに経済損失を算出するなら、年収1000万円の人なら、1日4万円のロス。2日寝込めば8万円のロスです。有給休暇で休むとすればその損失は既に加味されたものと言えますが、完治までは会社に出社しても頭がぼーっとしていれば生産性は落ちるし、人に風邪をうつせば、さらに損失は拡大することになります。

自分の年収から考えるあなたの時給・日給はいくらか

自分の年収から、簡単にあなたの時給・日給を計算する方法は以下の記事にて紹介しています。生産性を意識する(給与泥棒になっていないか確認する)ためにも、把握しておくべき内容です。

個人的のお財布から出ていく風邪の治療費は、医者にみてもらおうが、市販薬を購入しようが5000円はかからないでしょう。しかし、頭が働かない経済損失は極めて大きいことをご理解いただけたでしょうか?

風邪は戦略的に予防できる!予防対策

風邪を戦略的に予防する

一般社員なら、風邪で休んでも、同じ部署の方がフォローをしてくれるでしょう。しかし、経営者・幹部クラスになると自分の役目を変わってくれる人はいません。だから一流のビジネスマンは風邪をひかないように日頃から予防線を張っています。

風邪の3段階と予防・対策

一方で、風邪は、あらゆる人を苦しめるのに、「経験」や「感覚」で対処しがちな病気。事実、風邪に100%の解決策はありません。しかし、風邪はある程度の知識があれば戦略的に予防できる病気です。次のように、風邪の3つのフェーズでそれぞれ対策することが大事です。

風邪の第3フェーズと予防・対策

❶風邪をひく前  :ウィルスに近づかない。人込みではマスク。     
❷風邪をひいてから:初期症状を見逃さず、体を休める
❸風邪を繰り返さないための日頃の心がける:健康に気遣い抵抗力を高める

「超初期症状」に気づき、すぐに休め

上記で最も大事なのは、一流が最も重要視するのは「風邪をひく前」。風邪をひいてしまってからでは遅いからです。

多くの人が軽視しがちなのが「風邪の初期症状」が現れた時の対処です。実は、鼻水、咳などの風邪の症状が出たらもう手遅れです。それよりも前に、体が発するシグナルに気づくことが大事です。以下のようなシグナルにもっと敏感になりましょう。

体がはなつ風邪のシグナル

・食べ物の味が変わる
・いつもより集中力が続かない
・喉に膜が張ったような感覚がある
・エアコンの温度を変えていないのに寒く感じる
・唇がやたらに荒れてつい舐めたくなるなど

「風邪をひいたくらいで会社を休むな」、「風邪は気合いで治せる」といった気合論に騙されてはいけません。ちょっとマズイと思った段階で、早めに寝るなど体を休めることが最も大事です。また、喉を乾燥させないように、常に保湿に努めてください。

最後に

今回は、発熱をきっかけに、改めて健康、特に、軽視しがちな「風邪」について、様々な点から考えてみました。
若いうちは「健康」をおろそかにしがちですが、やっぱり、「健康が一番」です。健康体なくして、日々の幸せはあり得ません。

私も、普段から運動・サウナに励む、ストレスのかかることせずワクワクすることをすることをモットーに生きており、健康に対しての油断があったように思います。気をつけたいと思います。
今度、旅行でホテル・旅館に泊まる際は、濡れマスクを持っていきたいと思います!