
「目覚めの一杯」と思って飲んでいる朝イチ・コーヒーが、逆に眠気やダルさを招いているかもしれない。」
そう言われて、ショックを受ける人は多いのではないでしょうか。
kindle Unlimited対象本Kindle Unlimited 30日間お試し無料
飲み物は、食べ物の50倍速(9分)で己を覚醒させる。だから一流は、三度の飯より「飲む」にこだわることが大事と提唱するのは今回紹介の「朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる」の著書 馬渕 知子さん。
最速で自律神経をリセットできる「最強のパフォーマンス飲料」であるコーヒーとビールを”正しく飲む”コツを徹底解説しています。
目次
生産性を上げるには
同じ仕事を短時間に終わらせることはビジネスマンにとって大事なことです。しかし、たとえ優秀な人でも、身体に不調を訴える人は多いですよね。それには自律神経が影響しています。
ハイパフォーマーであるためには、自律神経が整っていることが大事です。
自律神経は基本的に自分自身ではコントロールしにくいものですが、コーヒーとビールの飲み方次第で、交感神経と副交感神経のバランスをうまく整えることができるのです。
コーヒーで自律神経をコントロールする
コーヒーやビールには、交感神経と副交感神経をコントロールする力があります。コーヒーの場合は、覚醒作用のほか、記憶力向上、リラックス効果、ダイエット作用などが期待できます。
この時大事なのは、「種類の選び方」や「飲むタイミング」を理解して、自律神経をコントロールする飲み方をすること。
例えば、コーヒーには、交感神経を優位に働かせる力があります。故、短時間で効率の良い勉強をしたいなら、カフェイン濃度が高めのコーヒーを飲むのがオススメ。
集中力が増し、また、難しい書物でも眠気に負けることなく読み進めることができるはずです。また、コーヒーのアロマには、緊張を解きほぐし気分をリラックスさせる働きもあります。
「カフェイン」コントロールが大事
コーヒーの成分として知られる「カフェイン」。
やる気や集中力を引き出すアドレナリンやコルチゾールの分泌を促しますが、これらのホルモンが増え過ぎると弊害が…
疲労の原因になったり、免疫力低下、性ホルモンの乱れを引き起こす可能性があるのです。コーヒーの覚醒力は偉大です。しかし、だからと言ってむやみやたらに摂取しては逆効果です。
また、カフェインを毎日過剰に摂取し続けると、幸せホルモンと言われている「セロトニン」が減少することも分かっています。セロトニンの減少も、やはり疲労の原因になるのです。
「目覚めの一杯」は、なぜダメ?
本記事の冒頭で、朝イチ・コーヒーが、逆に眠気やダルさを招いているかもしれないと書きましたが、「目覚めの一杯」は、なぜ、いけないのでしょうか?
目覚めと大きく関わっているのホルモンに「コルチゾール」があります。このホルモンは、通常、午前8時から9時にピークを迎えますが、このタイミングでしっかりとコルチゾールが分泌されることで、眠っていた身体が覚醒し、やる気が湧いてくるのです。
しかし、朝イチにコーヒーを飲むと、コルチゾールの働きが抑制され、覚醒効果が得られないのです。
つまり、身体のホルモンメカニズムに合わせて、コーヒーを飲まない限り、生産性向上(集中力など)はおろか、むしろ、不調を招いてしまうのです。
コーヒーを飲むのに最適な時間
体内メカニズムに合わせると、コーヒーを飲むのに最適な時間は、「午前9時半~11時半」と、「午後2時~5時」。
これは、覚醒ホルモン「コルチゾール」の分泌量が変わるタイミング「午前8~9時」「正午~午後1時」「午後5時半~6時半」を除いた時間帯です。
つまり、午前中にコーヒーを飲むなら、会社に出社してメールを読むなど一仕事を終えた時間帯に飲むのが最も、生産性の高い飲み方なのです。
また、夕方以降にコーヒーを飲む場合は、「就寝予定時刻の7時間前まで」を徹底することが大事。それ以降のカフェイン摂取は、睡眠に影響を与え、次の日の生産性を下げる原因になるので注意が必要。
どうしても、コーヒーが飲みたい場合は、カフェインレスなデカフェ(ノンカフェイン)を飲みましょう。
なお、お茶や紅茶などにもカフェインは含まれているので、これら飲み物にもご注意を。
ベストは「浅煎り中挽き」
正しいコーヒー豆の煎り方や弾き方によっても、コーヒーの効果には差が出ます。
最もコーヒーの恩恵を受けるには、浅煎りがおすすめ。ライトロースト、シナモンローストといったあたりが良いです。
また、豆の挽き方は「中挽き」がバランスが良く成分が抽出できます。
生活改善!夜のデカフェ生活を始めました
私はコーヒーは大好きで1日に何杯も飲みます。しかし、本書を読んでコーヒーの飲み方を変えました!
朝イチ・コーヒーは禁止。そして、夜のコーヒーはデカフェ(カフェインレスコーヒー)に切り替えました。1週間ほど試してみた結果としては、確かに、夜、眠たくなる時間が早まりました。夕食を食べた後、ソファなどでゆったりしていると、寝るつもりが全くないのに「寝落ち」するという「オチ」が付くほど、効果が出ています。
Amazonで人気!デカフェランキング
デカフェを日常生活に取り入れ始めて思うのは、普通のスーパーでは取扱いが少ないこと。やっぱり、Amazonが便利です。そこで、Amazonのコーヒー売れ筋ランキングから、デカフェ人気ランキングを調べました。
私もいろいろ試し中ですが、商品によって、かなりコーヒーの味が異なるので、いろいろ試してご自身に合う味を見つけてください!
1位:ラバッツァ デカフェ (カフェインレス) VP 250g(粉)
2位:Tokyo Coffee Decaf (中挽き 200g)
3位:UCC おいしいカフェインレスコーヒー コーヒー豆 (粉) 200g
なお、本シリーズには、小分け簡易ドリップ、インスタントコーヒー、ペットボトル、スティック梱包、スティック梱包カフェインレスカフェオレなど様々なタイプが揃っています。
4位:小川珈琲店 カフェインレスブレンド 180g(粉)
5位:AGF ブレンディ レギュラーコーヒー やすらぎのカフェインレス 150g
6位:ヒルス コーヒー豆 (粉) ナイト カフェインレス モカ100%
ヒルズコーヒーは種類がいろいろありますが、価格が安価な割においしいので好きです。
7位:イリー ブレンド エスプレッソ 粉 デカフェ 250g
最後に
今回は、著書「朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる」の中から、コーヒーの正しい飲み方を紹介させて頂きました。これまで0時を過ぎても平気でコーヒーを飲んでいたので、習慣を改めるいいきっかけになったと思います。
身体は摂取するものでできています。正しく摂取しなければ、いいものを身体に取り込んでも意味はありません。
もっと、「食生活」に気を配り、科学的に食することの大事さを教えられて一冊でした。
kindle Unlimited対象本Kindle Unlimited 30日間お試し無料