【書評】グーグルのマインドフルネス革命(サンガ編集部 著)(★4)
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世界を席巻する企業Google。
そのGoogleが火付け役と言われる、世界のビジネスリーダーが実践する能力開発プログラム「サーチ・インサイド・ユアセルフ(SIY)」をご存知でしょうか?

SIYは、「Search Inside Yourself」の略で、心を整える手法「マインドフルネス」を科学に基づき、日々実践しやすい形にしたこの能力開発プログラムです。

Googleの社員が、楽しく創造的に働き、柔軟性を持ち、優れた成果を上げ続けられるかも、このSIYプログラムに秘密があり、今であ、SAPやAmex他、多くの大企業の社員教育に取り入れられています。

今回紹介するのは、「グーグルのマインドフルネス革命」

私が読んだのはマンガ版ですが、本書の半分以上は活字で、マインドフルネス、SIYの実践に関わる部分はしっかりと文章でまとめられており、1分でできるものから、本格的なものまで、脳科学に基づくリーダーシップ開発プログラムが分かりやすくまとめられています。

以下、SIYの要点をまとめています。

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本書「グーグルのマインドフルネス革命」で学べること

マインドフルネスの大切な特徴の一つは、「今の瞬間」に意識を向けることです。これにより以下のような効果が期待できると言います。

・ストレスが軽減され仕事の生産性が上がる
・感情のコントロールができるようになり、感情的な判断ミスをしなくなる
・思いやりの気持ちが育ち、チームワークは向上する
・アイデアが湧くようになり、創造力が向上

これら効果を得る訓練として、本書では、以下の方法が紹介されています。

本書で紹介されているプログラム

①怒りのコントロール ―― アンガーマネジメント、マインドフルネス瞑想
②書くことによる自己発見 ―― ジャーナリング
③共感UPにより人間関係改善、思いやり ―― ジャストライクミー瞑想 他

マインドフルネス瞑想

マインドフルネス瞑想
マインドフルネスは、語弊があるかもしれませんが、「瞑想」です。呼吸に注意を向け続けることによって、湧き出てくる雑念とうまく向き合う訓練が必要です。

具体的には、以下のような方法で行います。

マインドフルネス瞑想の4つのプロセス

①呼吸に注意を向ける
②注意がそがれる。雑念がわく
③注意が逸れたことに気づく
④邪念を手放す

上記をループさせて行う中で、自分の客観的に観察し、自分の注意がどこに向かっているかを観察します。

ここで大事なのは、「心や脳の筋トレ」だということです。つまり、理論を知っているのだけではダメ。毎日実践することが大事です。忙しい時ほどマインドフルネスを実践すべきです。

これを毎日続ければ、頭と心がクリアになっていきます。

マインドフルネス瞑想により得られる効果

日々、生きていると、イライラしたり、腹を立てたり、時には声を荒げたりしたくなるような場面もあるでしょう。

しかし、マインドフルネス瞑想を実践することにより、情動が手に負えないものではなく、理解し、コントロールできるものへと変わります。つまり、自己統制力が身につき、楽に生きられるようになるそうです。

マインドフルネスにより得られる事故統制力

①自制心:破壊的な情動や衝動を抑える
②信頼性:正直さと誠実さの基準を維持する
③良心性:自分の振る舞いに責任を取る
④適応性:変化に柔軟に対応する
⑤革新性:新奇が考え方やアプローチ新しい情報気兼ねなく受け入れる

自己認識力を鍛える「ジャーナリング」

自己認識力を鍛える「ジャーナリング」

ジャーナリングは、思考と情動を対象とした「書く瞑想」のことです。
ジャーナリングでは、無意識にあるものを言語化して、意識的に自分自身を自覚すること、つまり、自己認識力を高める練習を行います。

例えば、「自分にやる気を起こさせるものは…」というテーマで書き出していくと、自分自身のモチベーションの源泉が明確になっていきますよね?

自己認識力を高めることで、自分自身の価値観、ビジョン、使命といったいわば自分自身の軸や、アイデンティティ、マインドセット、メンタルモデルと言われる思考や心の癖、また、自分の長所や短所、強みや弱みといった自分の資質が明らかになっていきます。

自分の資質を知る質問

・今、感じているのは…
・今、意識しているのは…
・今、やる気を起こさせているのは…
・私に インスピレーションを与えてくれたのは…
・今日、行ってみたいのは…
・私の心を傷つけるのは…
・こうだったらいいなと思っているのは…
・他の人たちは…
・愛とは…
・自分を愉快にしてくれるのは…
・私の長所は…

共感UPにより人間関係改善する「ジャストライクミー瞑想」

ジャストライクミー瞑想は、Just like me… つまり、私のように共感を向けたい相手を思い描くことです。

共感を持ちたい相手に対し、以下のように思ってみるのです。

この人は私と同じで、身体と心を持っている。
この人は私と同じで、気持ちや感情、考えを持っている。
この人は私と同じで、これまでの人生で、悲しみ、失望し、怒り、傷つき、 うろたえたことがある。
この人は私と同じで、これまでの人生で、体の痛みや苦しみ、心の痛みや苦しみを経験してきた。
この人は私とお同じで、苦しみや痛みから解放されたいと願っている….

このワークを行うことで、やさしい気持ちが生まれ、自分から他人に歩み寄ることができるようになり、他人と自分を必要以上に区分しない心の状態になります。

思いやりの気持ちはビジネスを成功

人間、完璧な人はいません。しかし、私たちは、仕事をする時、自分を押さえ、自分を出さないようにすることが重要だと思っています。

しかし、完璧ではない自分を周りに見せることが大切です。素の自分を週に知ってもらうことは価値があることなのです。

無意識に私たちが作っている他人との間の壁をできるだけ低くする努力により自分をオープンにすれば、相手もオープンになれば、互いに深い信頼関係が生まれ、より慈悲深くなって、人生の目標、仕事の目標を、これまでとは違う角度から見られるようになるのです。

最後に

いかがでしたでしょうか。本書「グーグルのマインドフルネス革命」に紹介されているマインドフルネス法により、Googleではによって、働き方と生き方の革命が起き始めているということです。マインドフルネスを実践すると、優しい心が自然に生じ、周囲の人たちと温かい心で繋がり、共感しあうことができるようになります。その思いは小さなコミュニティから、大きな社会へと伝わり世の中を変えていくに違いありません。

今、私は「瞑想」というものに興味を持っています。本書で紹介されているマインドフルネス法を一度に実践することは難しいですが、まずは、呼吸にフォーカスしたマインドフルネス瞑想で、自己統制力のUPを図ってみたいと思っています。