24時間取引できるFX。株式指数投資なども夜間先物やCFDで取引が可能。CFDの場合は、朝方の数時間を除いて投資が可能。
しかし、人間は24時間闘えません。24時間、PC・スマホ前でチャートとにらめっこしても、魚は釣れず、体力ばかりを消耗します。
そんな、チャートにらめっこtで体力消耗をしているあなた。
魚がいない時間帯や場所に釣竿を垂らしても魚が釣れないように、筋の悪い時間にチャートとにらめっこしてもただただ時間を浪費するだけ。
だからこそ、市場が活発に動く時間帯を知ることが大事です。投資をするうえで重要な時間帯を知っていれば、短時間で効率的な取引ができ、急な変動で損切りに合うことを避けられます。
取引に優位性のある狙い目の時間帯は、欧州市場の取引時間帯~米国市場の時間帯(日本時間の夕方から深夜)です。
【基本】冬時間と夏時間
FXには冬時間と夏時間があり、米国と欧州で異なります。これを理解していないと、この後説明する時間に狂いが生じます。
米国の夏時間:3月第2日曜日~11月第1日曜日 ⇒ 3月11日(日)~ 11月2日(日)
欧州の夏時間:3月最終日曜日~10月最終日曜日 ⇒ 3月31日(日)~ 10月27日(日)
夏時間になると冬時間より1時間早くなります。
例えば、米国の経済指標の発表が多い NYタイム 8時30分は、日本では以下のようになります
冬時間:22時30分
夏時間:21時30分
国 | 取引所 | 日本時間 | 現地時間 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
夏時間 | 冬時間 | ||||||
Open | close | Open | close | Open | close | ||
日本 | 東京 | – | – | – | – | 9:00 | 15:00 |
アメリカ | ニューヨーク | 22:30 | 5:30 | 23:30 | 6:00 | 9:30 | 16:00 |
イギリス | ロンドン | 16:30 | 0:30 | 17:30 | 1:30 | 8:30 | 16:30 |
ドイツ | フランクフルト | 16:30 | 0:30 | 17:30 | 1:30 | 9:30 | 17:30 |
ユーロ | ユーロネクスト | 16:30 | 0:30 | 17:30 | 1:30 | 9:30 | 17:30 |
中国 | 上海 | 10:30 | 18:30 | 10:30 | 18:30 | 9:30 | 15:30 |
香港 | 11:00 | 17:00 | 11:00 | 17:00 | 10:00 | 16:00 | |
シンガポール | シンガポール | 10:00 | 18:00 | 10:00 | 18:00 | 9:00 | 17:00 |
FX相場が動く時間・時間帯
FX相場が動く時間(時間帯)を押さえることが24時間市場が開いているFXでは非常に大事です。
※以下、日本冬時間を基準にまとめると以下のようになります。夏時間は1時間マイナスとなります。
※特に重要な時間帯に印
5~7時
- NYクローズ6時前に向けて市場は閑散化し、流動性が低下
- 一方で、ポジションクローズの動きあり
- 流動性低下する中、NZも指標発表を狙い仕掛けが入りやすい
8~10時
- 8時~日本の経済指標などの発表あり
- 9時に東京株式市場がスタート
- ゴトー日は「仲値のドル買い」
ゴトー日には貿易決済が集中しやすく、米ドルへの需要も普段に比べて増加するため、仲値のドル買い傾向が強まる。
仲値が決まる9時55分に向けてドル高円安が進んだ後、9時55分を境にして一時的に落ちる動きもよくあるので注意。
※ゴトー日が土日祝の場合は前倒し
15時
- 株式市場終了
- 為替オプションの満期日(権利行使日)にはオプションカットがあり。ポジション調整から、特定の通貨が一方向に動きやすい
16時~18時
- 17:30にロンドン株式市場開始
- そのまえ(17時頃)から、欧州勢・ロンドン勢が動き出す。東京ポジションの隔たりを狙う動きから値動きも激しくなりやすい
18~20時
- 19時台は英国・欧州の重要指標の発表時間帯
- 指標結果で値動きが活発化。19時、19時半当たりは注意
22~25時
- 24時間の中で最も為替が動きやすい時間帯
- 22時30分は米国の重要指標の発表時間帯
- 23時に米国株式市場開始
- 24時にNY市場のオプションカット
- 25時にロンドンの仲値を決めるロンドンフィックスタイム&株式市場終了
- 23:30以降、30分刻みに値が動きやすい(25時まで)
その他、時間/曜日に関わる為替変動
上記時間帯の傾向を含め、以下も知っていることで、優位性のあるトレードができます。
- 東京市場の高値・安値を抜けるとトレンドが生じやすい
- 「月曜日の窓埋めアノマリー」を利用したトレード
朝7時に窓を埋める方向にポジションを取る。10銭逆に動いたら損切 - 9時54分に米ドル/円の売りを入れると高い確率で勝てる
短期的な動きなので中国市場が始まる10時半までには決済が必要 - スワップ3倍で―の逆バリ取引
3倍スワップを目当てにした投資家心理の裏を行く。
木曜朝7時(夏時間6時)に向けて円安になりやすい。午前4時ぐらいから、スワップ金利目当ての大口の買いが入り、レートが上がっていくケースもある。
動く時間にFXする参考書「待つFX」
むやみにトレードをしても成果が上がらないことをわかりやすく教えてくれるのが、FXトレーダー りつこさんの「待つFX」。
勝負に出て負けてしまうときは、多くの場合、勢いがない(動かない)ときにエントリーしてしまうこと。このことをふまえて、値動きに勢いがある時間、「9時~11時前後」「15~18時前後」「23~24時前後」の3つの時間にエントリーする方法を詳細に教えてくれます。MetaTrader4を用いてシンプルにトレードする、大事な考えを教えてくれる良書です。
取引に無理は禁物。コツコツ、経験を積もう
FXはプロも素人も同じ土俵で戦わなければならない過酷な市場です。おまけに現在はAI高速取引も増え、益々、厳しい市場であると言えます。
ただし、個人は、プロのように、いつまでにいくら以上の成果を出すといったノルマはありません。
無理をせず、焦らず、一発で死亡といった取引を控え、コツコツと取引で経験を積めば、大きなチャンスはやってきます。その時に、経験をもとに大胆なトレードができるように、市場に居続けましょう!
【初心者・少額投資の方】リスク軽減のため最小取引単位が1通貨のFX会社を選ぼう
【コスト重視派】スプレッドの狭さが重要。ドル円、ユーロドルを確認
【スマホ売買派】ボタン・機能には好みがあるので、複数試してみるのも手
自分のトレードスタイルを決める
相場をリードしている銘柄を探す
エッジ(優位性、勝てる確率)を意識する
為替が動く時間帯を狙う
資金配分とポジション管理
売りこそ大きく儲けやすい
チャンスの時はポジションを増やして売買
期間を変えてチャートを見る
ボラティリティの変化を把握する
便利な市場確認ツール
株式指数・FX・CFD・仮想通貨もこれ一つ
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米国株を一覧把握
finviz(フィンビズ)
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