「200週線」は、ポンドドル・ドル円の鉄板テクニカル指標

「ロンドンFX」で知られる松崎美子さんの彼女の地元通貨と言えば、ポンドドル

ポンドドルは値動きの荒いじゃじゃ馬通貨として知られており、うまく乗りこなすには、スキルが必要です。

そんなポンドドルを乗りこなすテクニカル指標として松崎さんが推奨するのが「200週線」
その他通貨でも確認してみましたが、ドル円などでもうまくワークする指標です。

さて、直近、ポンドドルはEU離脱期限が近いこともあり、ボラティリティが極めて激しい「魔の通貨」っぷりを発揮しています。

そこで、今回は、前半で「ポンドドルと200日週線」について、後半では直近のイギリスのイベントについて直近チャートと共に紹介します。

本件は、FXチャートを用いて説明していますが、米ダウや日経平均についても当てはまります。200週移動平均線は極めて大切です。

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最もポピュラーなテクニカル指標「移動平均線」

投資売買にいおいて、最もポピュラーなテクニカル指標の一つ「移動平均線」。

日足チャートの重要指標として使われる移動平均線といえば、5日/25日/75日/200日の移動平均線で、以下の期間のトレンドを見る指標となります。意味を理解した上で、移動平均線と株価の位置関係を見れば、大よその投資家の損益状況もわかってきます。

5日線:過去1週間の平均価格
25日線:約1ヵ月の平均価格
75日線:約3ヵ月の平均価格
200日線:約1年の終値の平均価格

これらの中でも、特に重要なのが、200日移動平均線は、株式だけでなく、FXでも仮想通貨でも、様々なマーケットで、上値抵抗線、下値支持線として非常にうまく機能します。

「200週線」とは

では、200週線(200週移動平均線)はどのような意味を持つのでしょうか?

200週線は、約4年にもわたる長期の移動平均線です。
非常に長期の移動平均線ですから、そう簡単に傾きを変えたり、ローソク足が200週線をクロスすることは滅多にありません。

だからこそ、200週線をローソク足がクロスしたときは、非常に大きなトレンドの転換となります。
それ故、松崎さんは、著書「ロンドンFX」の中で、「200週線をまたぐ動きを見せると、少なくとも1000pips以上とれる大相場が到達することが珍しくないので、やめられない」と発言されています。

ポンドドルの鉄板テクニカル指標「200週線」

松崎さんが、200週線の中でもお勧めの通貨として推奨ウするのは「ポンドドル(GBPUSD)」です。
ポンドは大きく動く「悪魔の通貨」です。しかし、うまく乗れば「神の恵み」となる大きな利益が得られます。

以下は、ポンドドルの週足チャートです。
ピンク丸の部分が、200週線での反転、或いはクロスで相場が加速した部分です。この動きができると、長期ホールドすることで非常に大きな利益が得られることがわかりますね。

ポンドドル週足チャートと200週線

200週線に近づいたら、反発するか、クロスしてトレンドが加速するかの見極めが大切です。ファンダメンタルズなどの判断材料も考慮しながら、損切ラインを設定し、大きなpipsが取れるようなトレードをしたいですね。

200週線はドル円でも機能する

いくつかの通貨で確認してみたところ、「ドル円」では非常に200週線が美しく機能しています。

以下は、ドル円週足チャートです。

ドル円週足チャートと200週線

上記チャートでは、完全に200週線が上値抵抗線となり、何度も上昇を阻まれている様子がわかりますね。

10月末のEU離脱調整にからみポンドは激しく値動き

直近のブレグジット関連イベント

今、ブレグジットに関し、10月17-18日にEU首脳会議(サミット)を控え、イギリスと欧州連合(EU)が交渉の正念場を迎えています。

ジョンソン首相は10月31日のEU離脱を目指して、EUと交渉を続けており、EU首脳会議の翌日19日が離脱延期の判断基準日になります。もし、EU首脳会議までに合意にたどり着けば、離脱協定法案が議会採決にかけられることになります。なお、ブレグジットに関する法案は7件発表されており、EU離脱後のイギリスのあり方を定める、漁業や農業、貿易、金融サービスについては新たな規制枠組みを制定する方針が示されています。

こんな中、ポンドは、「魔の通貨」の本領を発揮し、驚くほどボラティリティが上昇しています。

ポンドドルをチャートで確認

上記はポンドドルの日足チャートですが、200日移動平均線をブレークし上昇、只今、直近の上値トレンドライン付近に位置しています。ただ、日々、異常な値動きをしており、全く先が読めません。

ちなみに以下は週足チャート。こちらを見ると今回重要指標として示した200週移動平均線迄はもうしばらく値幅がありますね。

最後に

レバレッジ取引ができるFXでは、短期売買をする人が多いと思います。しかし、大きな値幅を取るトレードこそ、投資の醍醐味です。
なかなかチャンスがある売買手法ではありませんが、覚えておいて、うまくトレードに活かしましょう!

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実践トレーディングの心得
自分のトレードスタイルを決める
相場をリードしている銘柄を探す
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チャンスの時はポジションを増やして売買
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私の使うテクニカル分析指標
トレンドライン
200日移動平均線200週線
一目均衡表
MACD
フィボナッチ・リトレースメント

▼参考:一目均衡表初心者にオススメ
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▼その他、売買テクニック
恐怖指数:VIX指数戦略
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ブログ管理人:Chami(チャミ)
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