日々、会社辞めたい…と思い続けている方が多い昨今。
一方で、今の時代に乗り、自分が本当にやりたいことをやり、成功を収めている人がいる。
そもそも、働くとはどういうことなのか?稼ぐとは?そんな「働き方」、もっと広く言えば「生き方」について語ったのが、今回紹介する著書「労働2.0 – やりたいことして、食べていく」。
著者は、オリエンタルラジオの中田 敦彦さん、通称、あっちゃん ですが、芸人としてだけでなく、音楽活動、執筆活動、アパレルブランドやオンラインサロンの立ち上げ、弟分グループのプロデュースなど、幅広く活躍。4月から青山学院大学の客員講師、そして、今、現在は、109万人の登録者を抱える中田敦彦のYouTube大学で歴史・経済・文学の超分かりやすい講師を務めるなど、マルチに活動されています。
本書は、オリラジ田中さんが、働くことに対してモヤモヤした気持ちを抱えている人たちに向けてのメッセージ本。「誰でもやりたいことで食べている」と考える理由、そしてそれを実現するための行動について、学べる一冊です。
特に、Youtube大学を見ていると、自分が学びたいことを自分なりに咀嚼し発信することでも一大ビジネスになることをまざまざと見せつけられます。まさに、労働2.0を実践されていると感じる次第です。
是非、「デンデン、デデンデン。あっちゃん、かっこい~!」なアドバイスを受け取ってみてください!
「労働2.0」とは
一つの場に「雇われる」だけでなく、「雇う」視点も取り入れ、随時変化と進化をしながら「やりたいこと」を実現させて、食べていくこと。
そんな新時代の働き方を、オリラジ中田さんは「労働2.0」と名付けています。
やりたいことをやっていく前に
そもそも、今、会社辞めたい、組織の歯車はやめて自分の好きなように生きたいと日々思っている方、何かやりたいと思っていることありますか?
そもそも、ただ、不平不満で辞めるのでは意味がないですよね。何か目標が必要です。
最初は組織の歯車でもいい。今の組織でできることを増やすことが大事。
やるべきことの目的を把握し、次の一手を打つために可能な限りの選択肢を用意してみる。こんなことを繰り返して行けば、きっと、あなたの仕事は楽しくなっていくはずです。
このようなマインドで、言われもしないこと、指示以上のことをやっていく。すると、人から使われて終わるのではなく、自分でリードできるようになる。そうすると仕事も楽しいことが増えていきます。
やりがいだけではだめ。報酬が重要
ただ、やりたいことだけしていればいいか、というと、それだとやっぱり長く続かない。
理由は、やっぱり、自分の仕事の評価軸ともなる「お金=報酬」は大事なののです。
さらには、「お金を稼ぐ」という考え方ではなく、「お金を作る」という考え方で仕事をする。
どんなに、ヒットしてもお金持ちになるとは限らない。お金を生み出せるようになることが大事です。
毎日の消費行動にビジネスのヒントが潜んでいる
労働って、なんか、人に使われていることを示すため、あまり、積極的・前向きな言葉として受け止めにくいですよね。
みんな、「労働者」を辞めて「経営者」になったらいいです。まずは、経営者目線で、お金を生み出すことを考えることが大事です。
でも、私にはそんなビジネスを生み出すスキルなんてない!と思われるかもしれません。
しかし、ビジネスのヒントは毎日の消費行動に潜んでいます。経営者目線で、日々の消費行動を考えてみる癖をつけましょう。
アイデアはすごくない。動いてなんぼ
アイデアマンは尊敬されますよね。でも、アイデアだけあっても仕方ないのです。アイデアは即行動して形にしてこそ意味があるのです。
Just Do It!(今すぐやれ)の精神が大事なのです。「リスクを取るのが怖いから一歩踏み出せない」とか言っているうちはダメなんです。結局、うまくいっている人はすぐに動くし、うまくいかない人は怖いから動いていない。結局、この二者に分かれるのです。そして、後者は結局、やりたいことをして生きるなんてことはできないのです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
芸能人など、日ごろからTVなどで目にする人のアドバイスは、難しいどこぞの教授が話している内容より、すっと自分の中に入ってくれたりするものです。
マルチな才能を見せる方々が、どのような思考でいつも仕事をしているか、人生を楽しみ成功を手に入れているのか、是非、本書「労働2.0」から感じ取ってみてはいかがでしょうか。