テレビやYouTubeで「論破していく姿」に支持者が多いひろゆきさん。
私もひろゆきさんに魅力を感じる一人ですが、その理由は、ラクに生きる考え方(思考法)を教えてくれるから。世の賢人が教えてくれる教えは言葉が固く、頭に浸透してこないこともありますが、ひろゆきさんはとても平素な言葉で、世の真理・道理を教えてくれる。別の視点から物事を見る目を養ってくれる。そういう意味で、とてもやさしい人だなと感じます。
本書は、有名人であるが故に、言葉が1人歩きしてしまうことに対して、ひろゆきさんが本当に伝えたかったことを語った本。思考、仕事、人間関係、時間、幸せの5つのジャンルに分けて、言葉が紹介されています。
今回は、ひろゆきさんの著書『人生が好転する100の言葉~頑張らずに楽しく生きる』から、それぞれのトピックで、私が大いに賛同したこと、また、今までの自分になかった視点につながったことなどを紹介します。
思考
それって、あなたの感想ですよね
人は、〝事実〟と〝感想〟を混在させて話していることがよくあります。個人の感想レベルの発言に、「明らか」という言葉を使うのはナンセンス。事実と感想を分けて考えることは、思考の基本です。
楽しく生きられるかどうかは、「考え方」次第
才能にも収入にも恵まれ人、見た目も美しいくても、幸せな人生を送れるとは限りません。幸せを感じられるかは、結局、「考え方次第」。私もこの言葉に激しく賛同します。
今やらなくてもいいことは、先送れ
相手の期待に応えるために、無理をして苦しんでいる人がたくさんいますが、それ、「今」やる必要がある?そもそも、断れない?
ひろゆきさんは、今やらなくてもよいものは、どんどん先送りにしたほうがよいとのお考え。
・先送りで、本当にやらなければいけないことと、そうでないことが明確になる。
・タイムリミット直前対応で、短時間で集中して対処できる
・迷ったときにやらなくても大丈夫なことが意外と多いことに気づく 等
以下の本とは対極論ですが、確かに…な部分あり。なんでも「今すぐやることがいい」こととは限らないですね。ふむ🤔
人が大切にしていることの多くは、他人から見るとクソどうでもいいこと
人が大切にしていることの多くは、他人から見るとクソどうでもいいこと。世の中には多種多様なオタクがいますが、そのどれも、興味がない人にとっては、どうでもいいことです。
でも、一方で、他人からはクソどうでもよくても、本人はめちゃくちゃ楽しい。周りになんと言われても、世間に理解されなくても、自分がおもしろい、大切と思うことをやっている人生の方が、間違いなく楽しいです。
仕事
どの仕事でも代わりはいくらでもいる
例えば、コンビニの店員さんは全国にいますが、その人たち個人が仕事を辞めても、店は続いていきます。この事実は理解できる。でも、いざ自分のことになると、どういうわけか「自分がいないと、この会社は成り立たない」「回らない」と勘違いしてしまう。自分は特別ではありません。
「優秀になる」のはむずかしいが、「優秀そうに見せる」のは結構簡単
優秀になることは簡単ではありません。しかし、「優秀そうに見せる」ことはできます。
身につけるべきは「能力があるかのように見せるテクニック」。テクニックを身につければ、優劣の差だって、短時間でそれなりに補うことができます。
自分だけしか知らない情報は、この世には、ほとんど存在しません。多くの人の見方とは異なる「見方」ができるかが大事。これで、周囲から凄い!と思ってもらえます。
「能力があるかのように見せるテクニック」は以下の本が非常に参考になります。私には目からうろこ🐟でした
人間関係
人は話を聞いてほしい生き物
会話で大切なのは、おもしろい話をすることではなく、とにかく話を聞いてあげること。 話題の種をたくさん仕入れておくことよりも、相手の話を聞いて、引っ張り続けるためのテクニックを持つことです。
テクニックの身につけ方は、以下の本が参考になります。聞く力を身に着ける方が、話す力・交渉力・プレゼン力を身につけるより、圧倒的にラクです。
価値基準が他人に委ねられている限り、幸せにはなれません
他人がどう思うか(評価)に支配されると、幸せになるのはむずかしい。なぜなら、自分が本当にやりたいことを選択できなくなる可能性があるからです。
真面目じゃない方が愛される
少しくらい不真面目な人のほうが、人生を楽しんでいるように思えます。真面目を維持するのは結構大変だし、窮屈。ちょっとダメなところがある人は、周りの人の気持ちもラクにしてくれます。
「謙虚だと思わせる立ち居振る舞い」をせよ
世の中を渡っていくためには、「謙虚だと思わせる立ち居振る舞い」が必要。
「挨拶をする」「話すときは敬語」「必要なところで頭を下げる」など、礼儀作法をわきまえて行動すれば、人間関係で大きく不利になることはありません。
人のことなんか放っておいて、自分のことだけ考えていればいい
「えっ、それはおかしいよね」と感じることがあったとき、ひと呼吸置いて考えるようにした方がいい。それは、おかしいと思うのは、あくまで自分の感覚だから。
人それぞれ感覚が異なると理解していれば、自分の常識と違う意見・行動をするに都に対しても「へぇ、そう考えるのね」と思えて、腹が立たなくなります。自分の常識と食い違うことをする人を「改心させよう」とする正義感の強い人もいますが、 他人を変えることは簡単ではありません。だいたいは徒労に終わって、イライラして、損します。
だから、自分のことだけ考えて、自分の力の及ばないことは頭から追い出して、放っておけばよい のです。
パワハラする人は反撃を想定してない
本当に本当に能力がある人、本当に喧嘩が強い人は、偉そうにする必要がないのでパワハラをしません。
つまり、パワハラをする人は、自分のほうがポジションが高いという背景を利用して、偉そうな態度いるだけで、ポジションを除いた素の自分に自信がない。目下の相手が反撃してくることを想定していないので、意外と脆いかもしれません。
時間
予定からズレたときに必要なこと
予定からズレると、イライラしがち。相手を怒っても仕方ない。しかし、ここでやるべきは「リカバリー」と「同じようなことが起きないための仕組み作り」。状況を把握して、前向きに展開できる人のほうが仕事はうまくいきます。
いかに働かずに暮らすか」を考えた結論
ひろゆきさんが、「いかに働かずに暮らすか」を考えた結論は、「生活コストをなるべく下げる」こと。
「年収を下げる」と「お金を使う」は、資産的には同じ行為。消費して生きるには、そのお金を稼ぐために〝嫌なこと〟をやらなければいけない。嫌なら、生活レベルを下げればいいのです。
以下の本では、嫌な仕事をしないために、無駄な消費を削りつつ、生活の質を上げる具体的な実践法が紹介されていて、非常に参考になります。
人生のコストを計算しよう
人生のコストを計算すると、お金の心配は減ります。大切なのは、「自分にとってのお金とは何か」「自分が一生楽しく暮らすために、いくら必要か」を把握しておくことです。
私は本「DIE WITH ZERO」を読んで、人生の不安が減り、生き方も大きく変わりました。
先生や大人からの教えでは、稼ぐスキルは身につかない
先生や大人の言う通りにやって稼げたのは、平成がギリギリです。令和の時代では無理です。
幸せ
生きがいを探してしまうのは、今の人生が楽しくないから
自分が楽しいと感じる対象がわからない場合は、なんでもいいので〝プラスに感じたこと〟をメモする習慣をつけましょう。実は、意識していないだけで、結構楽しいことはいろいろあります。
以下の本でも、「生きがい探し(自分探し)」してもしょうがないと論じられています。みうらじゅんさんの「マイ仏教」はむちゃくちゃ面白い🤣です。さすが、サブカルの王です。
アラブの石油王のInstagramをフォローしてみよう
人は、他人と比較してしまう生き物です。そして、自分より境遇がよさそうな友達・知人に嫉妬します。
そんな嫉妬心に溢れて毎日イライラしているなら、アラブの石油王のInstagramをフォローしてみましょう。あまりに次元が違い過ぎて、嫉妬心は起こりません。純粋に「お金持ち、すごい!」という気分になれます。
本当の幸せは、自分ひとりでも感じられるもの
他人に自分の幸せを委ねてしまうと、幸せな状態を保つことが難しくなります。それよりも、自分が好きなこと、楽しいことに集中しましょう。
人の幸せや成功は自分の幸せになる
巷には人の成功や幸せを妬む人で溢れていますが、そんなことはやめましょう。幸せな人や成功した人を敬い、教えを請えば、それは、自分の幸せにつながっていきます。
最後に
今回は、ひろゆきさんの著書『人生が好転する100の言葉~頑張らずに楽しく生きる』から、大いに賛同したこと、また、今までの自分になかった視点などをまとめて紹介しました。
是非、本書を手に取り、心に引っかかった言葉をメモして読んでください。上記で紹介した内容は、あくまで、私の心に残った事柄。人それぞれ、心に残る言葉は異なります。その言葉を大切にすることで、あなたの生き方をラクになるはずです。