SBIソーシャルレンディング 「150億円損失」に対し「投資家へは全額補填」 さすがSBIグループ

SBIソーシャルレンディング(SBI-SL)の投資家貸金流用問題。

2021年2月5日に「第三者委員会設置に関するお知らせ」で投資家にオフィシャルにされた問題案件ですが、4月2日、同社から「未償還元本相当額の償還に向けた取り組みに関するお知らせ」が発表。

簡潔に結論を述べれば、以下のようになります。

投資家貸金流用問題の対処

・グループ連結決算への影響は最大で150億円
・債権の一部または全部が回収不能となることに備えて、
 2021年1-3月期において減損処理を実施
自社に責任があったとして投資家には全額を補填

SBI-SLからのアナウンス内容

アナウンスの内容は以下の通り。
※太字部分は、私が太字かしたものであり、SBI-SLの発表によるものではありません。

未償還元本相当額の償還に向けた取り組みに関するお知らせ

当社ウェブサイトにおいて2021年2月5日及び同月17日にお知らせいたしましたとおり、当社のソーシャルレンディング貸付先の事業運営に重大な懸案事項が生じている可能性が認められたことから、第三者委員会を設置し、その調査に誠実に協力するとともに、関係当局への報告等も行ってまいりました。第三者委員会による調査は継続しており、その最終調査結果につきましては4月中を目途に受領する予定であり、受領次第、速やかにお知らせいたします。

当社においては、第三者委員会による調査の途中ではございますが、投資家の皆様にご出資頂いたファンドの一部について、その取得勧誘にあたり結果的に金融商品取引法違反に該当する行為があった可能性が高いものと考えております。なお、第三者委員会へ照会したところ、当社の考えは現時点における調査結果に矛盾するものではないとの回答を得ております。

第三者委員会の最終調査結果を踏まえて当社において改めて判断いたしますが、当社といたしましては、当該違反行為によって生じたファンドの損失について投資家の皆様にご負担頂くことは適切でなく、ついては投資家の皆様への未償還元本相当額の償還に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。

投資家の皆様への損失の補塡は法律によって原則として禁止されておりますが、例外として、金融商品取引法第39条第3項に規定する事故(以下「事故」)による場合は、所要の要件のもと認められることとなっております。

未償還元本相当額の償還に係る手続については第三者委員会の最終調査結果を受領次第、当社において実施予定でございますが、その後速やかに手続を開始することができるよう、投資家の皆様に、手続に必要な、事故の概要と未償還元本相当額等のご確認のお願いをさせて頂く次第でございます。

つきましては、未償還元本相当額の償還の対象としようとするファンドにご出資頂いている投資家の皆様には、その未償還元本相当額等の確認につき、個別にご連絡させて頂きます。
なお、投資家の皆様への個別のご連絡につきましては、次週4月7日頃を予定しております。
投資家の皆様におかれましては、大変お手数ではございますが、別途ご案内させて頂く内容に沿ってご確認を頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。

本件につきまして、投資家の皆様には多大なご迷惑及びご心配をおかけしており、深くお詫び申し上げます。

以上

今回の対応に関する所感

まだ調査は続くようですが、同社は求められる善管注意義務を十分に果たしていなかった可能性があり、金融商品取引法違反に該当する行為があったと認識し、対象ファンドの投資家へは未償還の元本相当額を補填する予定だとアナウンスしています。

ソーシャルレンディングと言えば、2018年には大手ソーシャルレンディング業者のmaneoが10億円以上の不正利用があり、金融庁が行政処分を行い、いまだ、投資家にとっては大きな問題となっていますが、それに対し、SBIソーシャルレンディングの対応は、さすがSBIホールディング配下の大手の対応という感じですね。

「お金に余裕のある人が、お金に困っている企業にお金を貸しその対価として金利を得る、企業は事業目的を達成する」というソーシャルレンディングの仕組みそのものは、いい仕組みだと思っています(もちろん、投資家はリスクを負います)。

それが、目的のために使ったけれども事業がうまくいかなかったというわけでもなく、資金流用により投資家に損失が発生しては、ソーシャルレンディング自体が多くの人にリスクがある悪い仕組みと思われてしまいます。

今回の、SBI-SLが問題初声い&投資家保護の対応を取ったことで、業界関係者がファンド組成とその募集、さらには、その目的の遂行のための監視体制がより強固になってくれることを望みたいと思います。

私がクラウドファンディング投資をするにあって重視している点

安心した案件を探す方法として私は以下のような案件を重視して投資を行っています。

安心度の高い案件を見つける私の重視ポイント3つ

❶日本保証の保証付き案件
❷一部上場会社、又はそのグループ会社が運営する案件
❸クラファンサービス開始から間もない案件、新しい取り組みの案件

❸については安全性という観点から矛盾があるように思えます。しかし、企業にとってはその後の顧客獲得のために絶対に成功させたい案件であるはずです。特別優遇のプレミアがついているケースが大半で、その分利回りが上がります。

以下、一覧を見る際のご参考に。

邪道だけど、リスクなし!手堅くリターンを得る

以下で紹介するサービス一覧の中には、投資家登録をするだけでAmazonギフト券がもらえる案件(一覧表示内ピンク枠のある案件)が複数あります。
情報収集も兼ね、すべての案件に申し込むと、Amazonギフト券が数千円分もらえます。
申込に必要になる身分証明書などの書類は各社同じなので、一気に登録するのが最も「時短」になります。

クラウドファンディング サービス一覧:特徴・利回り・投資期間

 クラウドファンディング会社一覧
社名特徴利回り目安
運用期間目安
融資型(ソーシャルレンディング)
オススメ!
Crowd Bank
(クラウドバンク)

クラウドバンク
・融資型クラファン最大手 累計募集金額2480億円超
過去にデフォルトなし
・安定的な募集があり、申込しやすい
・証券会社(第一種金融証券取引業)が運営する安心感
・1円からの投資が可能

口座開設・投資で楽天ポイント

5.0~7.0%
2~36ヵ月
Funds(ファンズ)
Funds
貸付型ファンドであることに特徴
上場会社、監査法人が監査をしている会社に投資が可能
・VCなどから出資・投資を受ける成長期待のスタートアップ企業にも投資可能
 利回りは低いが、投資先に安心感
優待付き案件もあり
・1円から投資可能

【10/31まで】はじめての購入で

1.5~6.0%
Bankers(バンカーズ)
バンカーズ
・創業昭和44年3月、第二種金融商品取引業保有の企業
SBIソーシャルレンディングから事業を承継
・前身の泰平物産株式会社
 46年の営業実績がある貸金業の老舗企業
・資金提供先の企業名やモニタリングの詳細情報も提供
・1万円から投資可能
2.0~5.0%
6ヵ月~24ヵ月
LENDEX
(レンデックス)

案件の大部分に担保を設定。LTV80%以下
 貸倒れや返済遅延が発生なし
・国内不動産案件に特化
・東急リバブルと事業提携し、不動産担保の評価額に利用
・2万円から投資可能
・1年以内の短期投資が中心

6.0~10.0%
6~12ヵ月前後
クラウドクレジット
海外案件を扱う案件で最も信頼性が高い
・新興国を対象とする高利回り案件に投資可能
・公共性の高い案件から、ハイリスクハイリターン案件まで揃う
・1万円から投資可能
・SBI、三菱UFJ、LINE、伊藤忠などが株主

6.5%~9.3%
13~31ヵ月
AlternaBank(オルタナバンク)
SAMURAI FUND
日本保証の保証付きファンドあり
第一種金融商品取引業者のSAMURAI証券株式会社が運営
保証付きや上場企業の連帯保証付き案件が魅力
・元本償還実績100%
・1万円から投資可能

【1/11まで】初回投資で最大3万円還元
3.75~12.0%
3~24ヵ月
Funvest(ファンベスト)Funvest

2社の金融・不動産のプロが集結してチームを発足
 大和証券&クレディセゾン グループ

・「信用力の高い借手(上場企業 等)」や「財務が健全」であることを重視した案件に特徴
・国内外の投資が可能
ファンド募集に合わせたキャンペーンを開催
・10万円から投資可能

Amazonギフト券もらえる
2~3%
5ヵ月~
不動産投資型
COZUCHI(コズチ)
WARASHIBE
高収案件が多い!
需要の高い都内の不動産中心
 再開発物件、売却決定済み物件が多い

・物件仕入力を活かし年利10%超の高利回り案件を提供
・キャピタルゲインとインカムゲインで高収益
・投資対象も他のクラファンと比較し多種
中途解約可能
・運営会社は1999年創業の不動産会社 LAETOLI
・1万円、最短3ヶ月から投資可能

~20%
2ヵ月~2年
CREAL(クレアル)
CREAL
東証グロース上場会社が運営
不動産投資型では運用資産残高No.1
・運営元は東証グロース上場企業 クリアル
・大規模~小規模案件まで揃う。社会貢献度の高い案件も
・優先劣後方式で一定割合の下落はCREALが負担
 不動産価格の低下率が10%までであれば、CREALが損失負担
・賃料収入をもとに配当
・1万円から投資可能
4.0〜5.5%
6~24ヵ月
Jointoα(ジョイントアルファ)
Jointoα(ジョイントアルファ)
東証一部上場会社が運営
穴吹興産が運営
・運営期間が12ヵ月程度の案件が多い
・優先劣後方式で3割以下の下落はJointoαが負担
・10万円から投資可能で、他サービスより投資下限が高い

【12/31迄】新規会員登録でもれなく
Jointoα(ジョイントアルファ)
3.5~6.0%前後
12ヵ月
Rimple(リンプル)
Rimple(リンプル)
東証プライム上場会社が運営
・マンション投資会社プロパティエージェントが運営
・自社社企画・開発したマンション
 「クレイシア」シリーズ案件が中心
ポイント投資が可能
 (永久不滅ポイントハピタスモッピー
・優先劣後方式で3割以下の下落はRimpleが負担
・1万円から投資可能
5.0%前後
6ヵ月
大家.com
大家.com
日本保証の保証付きファンドあり
・「手軽にはじめられる大家さん」「家賃収入」をコンセプトとした収益不動産を提供
・家賃収入がベースとなるため、単なる不動産物件案件より安心
・将来の本格「大家」を目指した情報収集が可能
東証sスタンダード上場のJトラストが親会社
・1万円から投資可能

4.0~7.0.0%
7~12ヵ月
ちょこっと不動産
ちょこっと不動産

・株式会社良栄が運営
・用地取得から市場分析、企画、設計、施工、アフターサービスに至るまで自社一貫体制
・レジデンス、オフィスビル、テナントビル、店舗などの案件
・1万円から投資可能
3.9%前後
6~12ヵ月
ASSECLI(アセクリ)
アセクリ

8%という高い想定利回り設定!
・都心一等地、駅前周辺再開物件など、物件立地にこだわり
・優先劣後方式30%で投資家の元本安全性を最大化
・1万円から投資可能
4.0~8.0%
victory fund(ビクトリーファンド)
victory fund
東京エリアの不動産事業に特化するカチデベロップメントが運営
・地価が非常に安定している東京で一棟収益不動産の小口投資案件を提案・運用
・不動産のバリューアップ及び売却までを一気通貫で実施
・1万円から投資可能

~10.5%
株式投資型
FUNDINNO(ファンディーノ)
FUNDINNO(ファンディーノ)

IPOやバイアウトを目指す企業への投資が可能
・投資が成功すればリターンは10数倍以上
・エンジェル投資税制の適用案件が多い
・10万円前後から投資可能

Unicorn(ユニコーン)
ユニコーン
成長著しい分野の企業へ投資が可能
エンジェル税制認定業者
・IPOに至ればリターンは極めて大きくなる
・AI✕IT、Bio Tech、Ed Techなどのベンチャー投資案件
・5万円から投資可能

イークラウド
イークラウド
IPOやM&Aに至ればリターンは極めて大きくなる
・大和証券グループとの連携

待つだけ投資!クラウドファンディング・ソーシャルレンディング
クラウドファンディング・ソーシャルレンディングを始めよう

資産形成・老後資金確保のために投資の必要性は十分感じているけれど、リスクの高い投資は避けたいし、毎日、チャートチェックして投資タイミングを計るのは時間的にも難しい。
そんな方向きの一つの投資方法として、注目を集めるのが貸付型(融資型)のクラウドファンディング「ソーシャルレンディング(ソシャレン)」です。

投資の特徴を学ぶ
クラウドファンディング とは(種類、市場規模、拡大の理由、メリット、リスクなど)
クラウドファンディング比較一覧(特徴、利回り、運用期間)
ソシャレンで利回り6%で増やす資産形成(利回り計算シミュレーション)
デフォルト歴なし!クラウドバンクのソシャレン投資
ソシャレンの早期償還:メリットとリスク
クラファンの税金と確定申告

未来のお金とクラファンの理解を深めるために最適な良書(書評)
家入一真 著「なめらかなお金がめぐる社会。」
伊藤 慎佐仁 著「インパクト投資」

▼シェア&フォローをお願いします▼
🟥【まもなく終了】キャンペーン【Amazon】【楽天】
ブログ管理人:Chami(チャミ)
chami(チャミ)好奇心旺盛に楽しく生きるをモットーとする、長期投資家
積立投資を軸に、株/FX/CFD/仮想通貨なども売買
税・節約なども意識し、資産を増やす方法を探求中
【モットー】脳が喜ぶ生き方。毎日が自由で幸せ。生きていることに感謝!
【趣味】  読書ジムサウナ旅行
【フォロー】𝕏    

コメントを残す