【書評/要約】夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神(水野敬也 著)(★4) ~4作目のテーマは「死」!

面白楽しく読める自己啓発書「夢をかなえるゾウ」。

4作目のテーマは「死」。
特に若い人はあまり真剣に考えることのない「死」。かつてよりもウイルス・地震・災害などで「死」は身近で自分もいつ何時襲われるかわからないと思いつつも、やっぱと、どこか自分にとっては他人事。しかし、迫りくる死を直視すると、ことでこれまで見えなかった大事なものが見えてくる。

🐘:「自分、今の生き方やったら死ぬとき、めっちゃ後悔するで」

本書でも、関西弁をしゃべる神ガネーシャが、冗談のようでありながらもありがたい深い言葉が満載。そして、笑えて泣けます😢

今回は「夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神」のあらすじと、覚えてきたいよい言葉をまとめます。

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「夢をかなえるゾウ4」のあらすじ

突然、余命宣告を受けた主人公。妻と子供と30年ローンで購入したマンション暮らし。満員電車で仕事に向かう日が何十年と続くと、当たり前のように思っていた。

そんな主人公のもとに現れた関西弁をしゃべる神ガネーシャ。しかし、神とて、彼にできることは、命を伸ばすことも、病気を直すこともできない。できるのは、アドバイスのみ。

しかし、ガネーシャののアドバイスを通じて、死に直面した主人公は、健康・夢・愛、そして「生きる」とは何なのか、多くのことに気づかされる。

ガネーシャのありがたい言葉語録

人生100年と言われる時代。20代はもちろん、50才だって、あと半分弱、人生が残っていると思うと、「死」は他人事です。

そんな、時間がたくさんあると思っている私たちの生き様はどうだろうか?

真剣に悔いのない人生を送っているだろうか?
自分を大切にしているだろうか?
自分の夢を追いかけているだろうか?
大事な人に愛を示せているだろうか?
健康に気遣っているだろうか?

そんなことを考えさせられます。

以下、ガネーシャの言葉の中から、覚えておきたい言葉を、一部簡略化してまとめました。

すべてはつながっている

人間はこの世界にあるものを別々に認識してしまうが、本当は同じものが形を変え続けているだけで、すべてのものはつながっている。

夢はかなう

一人の人生だけを切り取って見れば、かなう夢も、かなわない夢もあるでしょう。でも、一人の生が終わったとしても、夢がたすきのように、人から人へ渡されていくものだとしたら── 夢が、ずっとつながっていくものだとしたら──。すべての夢は、かなうのです。

物事を断片で見てはいけない。断片だけとらえると腹が立つこと、残念なことも、まるっと丸めてみるとよかったと思えることもたくさんある。

なぜ健康に気遣う必要があるのか

健康に気を遣うんは、長生きするためだけではない。健康を大事にする習慣を身につけられれば、自分の行動を管理して目標を達成できるようになる。つまり──夢をかなえられるようになる。

お金抜きで考えろ

もし自分がこれまでの人生で、情熱を燃やせる分野を本気で探してきていないなら、いったんお金のことを脇に置いて自由に考えてみよ。

やる!

『やる』て決めたその瞬間から、やれることはなんぼでも生まれる。

書き出せ!

頭で考えて終わりにするのではなく、まずは書き出せ。ワクワクしながら気軽に書き出していけば忘れていた願望を思い出せ。気持ちが高まれば行動に移したくなり、実現にしやすい。

まずは、「死ぬまでにやりたいことリスト」を作りましょう。自分の考えをまとめるには、以下の本とノートもご活用を。

アリとキリギリス

将来の不安に備えて、『今』を使って貯えるアリに対し、キリギリスは楽しみばかりを追求するので「ダメ」とされる。しかし、キリギリスのように『今』を楽しむことも大事。自分の人生に後悔しないために大事なのは、どっちかの生き方に囚われるのではなく、自分が本当に望む方を選べるようになること。

「ただ真面目に働くのが正義」という労働観は、既に時代にマッチしていない。
キリギリスだってやり方次第で、今の時代なら生きられる。以下で紹介の本は、同じような考えの本。どちらも学び満載です。

体を酷使しすぎるな

体を酷使しすぎること。それは体という従業員をないがしろにするブラック企業の経営者と同じや。

働くとは

『働く』の語源は『 傍 を楽にする』。傍にいる人の苦労が分かって感謝できるようになれば、世の中の人の苦労を減らせる。

判断に迷うのは…

判断に迷うということは、自分の本心と、周囲からの期待が合ってない場合がほとんど。周囲の期待と違う方を選択する勇気も必要。その両方を経験して初めて、自分にとって大事なものが分かる。

判断力とは選択術でもあります。よりよい選択をするには、以下の本がおすすめです。

それは言い訳

『頑張りすぎても意味がない』。そう言って、多くの人は、頑張る前から諦める。しかし、この言葉は、これ以上プラスにはならないと言えるところまで真剣に頑張った人が使える(使ってもいい)言葉。ほとんどの人は、頑張らずに(ラクするための)言い訳をしているだけだ。

自分を卑下しすぎ

自分は未来に縛られすぎる。さらを上を目指してしまうため、これまで夢をかなえてきた自分を忘れてしまい、自分はできないと卑下してしまう。

もっと、自己肯定しよう。

完璧を求めるな

人を嫌ったり、人の行動にイライラしたりするのは、知らず知らずのうちに他人に完璧さを求めているということ。その気持ちと距離をおこう。

最後に

今回は、「夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神」から、覚えておきたいガネーシャのありがたい言葉を紹介しました。
物語を読めば、それぞれの言葉の意味が、深くあなたの心に入り込んでくると思います。

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