不幸は突然やってくる!万一に備えて蓄えはいくら必要か?リストラ・病気・事故・離婚・災害など

人生には幸せな時期もありますが、人生に躓き、窮地に陥ることもあります。

躓く理由には、リストラ・病気・事故・離婚・災害・家族の死など様々ですが、「人生で起こる悩みの9割にはお金が絡む」と言われるように、、不安を和らげてくれるのは「貯え=お金」です。

衣食住に必要なお金がないと、生存が脅かされるため、人は、生活が不安で生きた心地がしなくなります。そして、お金の不足でさまざまなことが連鎖崩壊しがちです。

もちろん、お金がすべてだとは思っていませんが、お金が不安な心を相当に和らげてくれるのは事実。私も、そのような経験があります

そうならないために、常時、いくらの備えをしてくべきか、本記事で確認していきましょう。

備えがないとどうなるか?

まず、再認識すべきは、十分な金銭的な蓄えがないとどうなるか?です。簡単に言えば、以下に集約されます。

金銭的な蓄えがないとどうなるか?

精神が窮地に陥り、正しい選択ができなくなります。
そして、正しく選択できないことが、更なる窮地を引き起こします。

お金がないことで、さまざまなことが悪い方向に向かいがちになるのは、まぎれもない事実です。
まず、影響が出やすいのが人間関係。家族の場合は、お金を原因にいさかいが生じがちで、それが、家族崩壊に砂がるケースもよく見られます。

また、知人関係・親子の場合も、窮地を助けてもらいたいとの思いから、「お金のこと」を相談したことがきっかけで人間関係が崩壊することも多々あります。日ごろから付き合いがある人でも、窮地の時ほど、その人の本質が見えてくるものです。手助けしてくれて人のありがたみを感じることがある一方、手のひらを返したように態度が変わる人もかなりの確率でいます。特に、ビジネスが絡んでいる場合は、その結果が顕著でしょう。

できるだけ、人に頼らなくてもいいように、
事前に対処しておきたい。
それが、日々の暮らしの安心にもつながります。
chami
chami

ちょっと脱線。だけど重要
【お金】と【愛】、どっちが大事?」と問われて【お金】と答えると、冷たい人だと人格を思われがちです。
 
確かに、生きていくうえで、「愛」は必要です。
 
しかし、海外文学最高傑 カフカの「変身」を読むと、「愛」は実にもろく、「家族ならどんなことがあっても支えてくれる」とは言えない厳しい現実を目の当たりにさせられます。
 
短い小説ながら、愛とは、家族とはについて深く考えさせられる不条理文学。絶対読むべき1冊です。

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物凄く「愛について考えさせられた一冊」。
超絶望的。読んだ後に唸ってしまいました。介護が必要な方が家族にいる場合はなおさら身に詰まるものがあるでしょう。
この一冊を読むだけでカフカの凄さが分かります。
chami
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万一の蓄えは、最低、給与の3ヶ月分は必要

では、万一の時に備えて、最低いくらの貯蓄を用意しておくべきでしょうか?

著書「レシートで人生を変える7つの手順」で、著者の平林 亮子 氏は、貯蓄の最低限の目安として「給料の3ヶ月分」を用意することを勧めています。

なぜ、最低でも給料3ヵ月分の蓄えが必要なのか?

「給料の3ヶ月分」が一つの蓄えの目安となる理由は、仕事でリストラにあった場合など、雇用保険の給付が始まるまでの準備期間の生活費を何とかするためです。

まず、雇用保険の給付を受ける場合は、勤務していた会社から離職後に受け取る「雇用保険被保険者離職票」を持って、ハローワークで求職の申し込みを行うことが必要です。ただ、申し込みを行ったからといってすぐに給付が始まるわけではありません。以下の待ち時間が必要になります。

雇用保険の給付が始まるまでには待ち時間がある

待機期間:
申し込みを行ってから通算7日間は「待機期間」と呼ばれ、失業保険を受け取れません。
 
待機期間終了後さらに3カ月間:
7日間の待機期間が終了しても、すべての人が、給付の対象となるわけではありません。
自分の都合で離職した場合、会社への重大な過失により解雇された場合などは、待機期間終了後さらに3カ月は給付が制限されます。

この間も、家族の生活費を含めて生活を維持する必要があります。そのため、一つの蓄えの目安が3ヵ月になります。

現実的には半年~1年の生活費がないと不安

ただ、リストラなどが原因の場合、次の仕事を3ヵ月で見つけられるかは非常に難しいところです。
3ヵ月はあくまでも最低ラインで合って、実際には、半年から1年分は必要と言えるでしょう。

まずは、月/年単位の支出を知ることが大事

さて、万一のために給料の1年ぐらいの蓄えは必要と書きましたが、実際に必要なのは、「真の毎月の生活費」。毎月、給料をもらっても蓄えができている人なら、1ヵ月の給与額×12ヵ月分を備えておく必要はありません。

そこで皆さんに問います。

1ヵ月の生活費、1年の生活費(1ヵ月の生活費+突発的、或いは年に数回だけ必要となる支出の合計)を把握していますか?

仮に30万円の手取り収入があったとしても、毎月ほぼ生活費に消えてしまう人と、10万円の貯蓄ができる家庭では年間の必要額が全く違ってきます。万一の時こそ、日ごろから、いかに無駄を省く努力をしているかが、問われるのです。

平時からの家計のスリム化が大事

まずは、家計のスリム化をすることが非常に大事です。
自分のご家庭でまだ着手できてない無駄を省くためにも、上記で紹介した本などを参考に家計を見直すといいでしょう。

これまで家計の見直しを行っていないなら、以下の本も読みやすくて、コツコツ実践できる内容が分かりやすくまとめられています。

私chamiの家計簿管理

さて、私、Chami(@poststand)がどのぐらい万一の蓄えを備えているかといえば、少なくとも1年以上は現金で確保をしています。(ただ、換金しやすい株式とかに変換した方が、資金効率の面ではいいのだけれど…という考えは常に持っています)

また、どのように家計スリム化&現法把握のための家計簿をつけているかというと、スマホアプリで家計簿をつけています。

ただし、家計簿の入力はほとんどしません。入力はめんどくさいですし、忘れもしますので、できるだけ、クレジットカードや電子マネー、キャッシュレス決済で支払いを済ませます。

事前にスマホ家計簿アプリとクレジットカード類の支出データをAPI連携させておけば、自動で集計されるので手間がありません。
私が1週間の家計簿付けに使っている時間は電車などの隙間時間。1週間で5分もかけていません。

以下の記事で、家計簿をつける大事な意味、あなたの家計の無駄遣い傾向の確認の仕方、家計見直しの順番、私の家計簿術などを紹介しています。参考になれば、幸いです。