【書評/要約】家賃滞納という貧困(太田垣 章子 著)(★3) ~家賃は月収の1/4に押さえよ
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突然、世界中を不安に陥れた新型コロナウイルス。

店舗商売をやっている小規模経営者、それら企業に従業員として雇われていた会社員・パート、アルバイトに従事する人など、今まで自分が築き上げてきた生活が、大きくぐらついた人も多い。特に賃貸暮らしの場合、彼らに重くのしかかるのが、家計割合の高い「家賃」です。

賃貸契約をする前に読んでほしいのが、「家賃滞納という貧困」という衝撃的なタイトルの一冊。

毎月の出費の中でも最大の支出「家賃」の支払いを一度でも滞らせたら何が起こるのか、18の家賃滞納者の実態と共に、何が人生のつまずきのきっかけになるのかを教えてくれる一冊です。

本問題は、生活費にあえぐ貧困者だけでなく、マンションオーナー、サラリー大家さんなど、不動産収入を得ている人たちも認識すべき大事な問題です。

今回は、著書「家賃滞納という貧困」の要点を解説します。

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身近にしのびよる貧困。家賃滞納は破滅への入り口

『家賃滞納』は『貧困』の入り口であり、そのシグナルでもある。

と語るのは、本書の著者で、2200件以上の家賃物件のトラブルに関わってきた経験を持つ司法書士・太田垣章子さん。

人生何があるかわからない。今大丈夫だと思っていても、病気、事故、災害、リストラ、離婚等、人生にはまさか自分にこんなことが起きるなんて!と半年前には想像していなかった事態が遅い、人生につまずくことだって十分にありうる時代と思っていながら、報道で不幸なニュース見ていても他人事に見えてしまうのが人間です。

しかし、生活の場である「家」は生活の基盤。但し、持ち家でローンが完済してない限りにおいて、「住居費、家賃」は毎月の支出で最も大きな支出。この支払いを一度でも滞らせたら、ガラガラと今までの生活が音を立てて崩れていくのです。

「家賃は月収の1/3」は既に時代遅れ。「1/4以下に押さえよ」

これまで毎月の生活費設計の中では「家賃は月の収入の1/3に押さえよう」と言われてきました。しかし、太田さん曰く、これは過去の話。現在は、家賃を月給の4分の1以下にまで抑えなければ、大きなリスクを負いかねないと指摘します。

理由は、昔に比べて、ライフスタイルの変化に伴い固定的に出ていく出費(スマホ代、コンビニ代)が増加。しかも、家賃は、スマホ、電気・ガスの支払いや借金の返済に比べると、優先順位が低くなりがちです。

それ故、最初の滞納先となりやすい。つまり、家賃滞納が貧困の引き金になってしまうのです。こうなったら、一度、道を踏み外せば貧困街道まっしぐらです。

「家賃は月収の1/3」は既に時代遅れ。「1/4以下に押さえよ」
身の丈に合わない暮らしは破綻する

突然、自宅に裁判所職員がやってきた…

本書では18の転落人生が紹介されています。

シングルマザーだから…といった誰もが想像するような人が家賃滞納に至っているわけではありません。たとえ大企業に働いていようが、一つの仕事の失敗が家賃滞納にまで発展してしまうこともありますし、両親や兄弟、親戚がそのような状況に陥る場合もあり、その影響があなたに及ぶことだってあり得るのです。

いきなり裁判所が自宅にやってきて、貧困の事態を知る家族など何が転落人世のきっかけになるのか、学ぶことは、あなたの人生にとって転ばぬ先の杖となるでしょう

不動産オーナーも十分認識すべき問題

この問題は、生活苦に陥った貧困者だけの問題ではありません。

ビルオーナー、マンションオーナー、サラリーマン大家さんなど、賃貸物件を貸す側にも大きな問題としてのしかかってくることを忘れてはいけません。入居者が家賃を払えなくなる事態も起こり得、そうなったときは、問題解決に大きな労力が必要になるからです。

どんな原因で、これまで普通に生活していた人が貧困者に転落するのか、様々なシーンを知っておくことが求められます。

住人が貧困状態に陥れば、オーナーも問題をしょい込むことに
住人が貧困状態に陥れば、不動産オーナーも問題をしょい込むことに

最後に

今回は、太田垣 章子さんの「家賃滞納という貧困」を紹介しました。人生、何が転落のきっかけになるかわからないと切に感じさせられる一冊です。

家計実態を押さえよう

まずは、自分の毎月の支出/年間支出を把握していない人は、今すぐ家計把握=家計簿作成を始めるべき。毎月分だけでなく、年間の支出を現状把握が大切です。例えば5月なら年一度「自動車税」など、年間でイレギュラーに出ていく大きな出費もあるからです。

自分が年間、いくらの収入があれば最低暮らしていくか知ることは、万一の時の不安を軽減し、単におろおろするだけでなく、具体的にどうアクションを起こすかという行動にもつながります(例えば、年末までに20万円不足するので、残り6ヵ月で●円パートし、●円節約するなど)。

以下の記事を、「家計簿管理」や「税金納付時期」の把握にお役立てください。

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